こんにちは!転職パイセンのレイです。
「人間関係が嫌で会社を辞めたいなんて逃げかもしれない」と悩んでしまう人もいるでしょう。しかし、実際は人間関係が理由で転職を検討している方は少なくありません。また、転職は人間関係をリセットするには絶好のチャンスと言っても過言ではありません。
しかし、闇雲に転職しても再び「人間関係がうまくいかない」「上司や職場の雰囲気が合わない」といったケースに陥ってしまうことも考えられます。
そこで本記事では人間関係が理由で転職するときに知っておきたいことについてまとめてみました。20代が転職活動で躓きやすいポイントや困った場合の対処法などについても詳しく解説しています。
悩んでいる方は参考にしてみて下さい。
こんな方におすすめ!
- 人間関係が理由で転職を検討している方
- 転職活動で躓くポイントを知りたい方
- 転職活動に困った場合の対処法を知りたい方
気になった部分だけ、目次から選んで読むこともできますよ。
目次はこちらです
転職で人間関係に悩んだ時のポイント
まずは転職で人間関係に悩んだ時の4つのポイントを知っておきましょう。
見出しや内容を読んで気になる部分がある方は、その章により詳しい内容が記載されているので、目を通してみて下さい。
転職での「人間関係の悩み」とは
転職における「人間関係の悩み」は、「現職」と「転職先=新しい職場」の2種類があります。実は20代の転職理由の上位に「現職の人間関係」が位置しており、珍しいことではありません。
「人間関係の悩み」は転職で一気に解決できることも
人間関係の悩みを解決するためには、相手との距離を置こと、例えば異動や休職などが挙げられますが、転職活動も有効な手段の一つです。転職=人間関係をリセットできるため、悩みの種とは離れることができます。
しかし、転職はこれまで現職で培ってきた信頼残高はゼロになるため、いちから信頼を構築していかなければいけないことは忘れないで下さい。
【これだけは!】人間関係が理由で転職するならやるべきこと
人間関係が理由で転職するならやるべきことは大きく分けて3つあります。
1つ目は「第三者の意見を聞くこと」、2つ目は「どのような環境を避けるべきなのかを言語化すること」、3つ目は「応募先の企業を徹底的に調査すること」です。
詳しくは、4章「「人間関係」が転職理由の場合にやるべきこと」をチェックしてみて下さい。
20代転職で失敗を避けるコツ
20代は初めての転職の方も多く、うまくいかずに悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
特に「転職先の見つけ方が分からない」「書類選考で落ちてしまう」「面接がうまくいかない」「志望動機が作成できない」といった悩みが挙げられます。初めての転職で進め方が分からない場合、これらを全てひとりで解決しようとすると時間もかかってしまう上、正解も分からず企業とのミスマッチを起こしやすいのです。
こういったことを避けるために、転職エージェントの力を借りることをおすすめします。
転職エージェントについては本記事の下部で詳しく説明していますが、公式HPをチェックしてみることをおすすめします。
転職での「人間関係の悩み」は2種類
「人間関係がうまくいかない」「人間関係で悩んでしまって仕事が手につかない」といった悩みを抱え、転職を検討している方は少なくありません。
しかし、いざ転職しても新しい職場でも人間関係に悩んでしまうのでは?といった不安を抱え、転職に踏み込めないという方もいるようです。
20代の転職理由は「現職の人間関係」が上位
「転職入職者が前職を辞めた理由」といった厚生労働省の調査結果によると、「労働時間、休日等の労働条件が悪かった(16%)」「職場の人間関係が好ましくなかった(14%)」「給料等収入が少なかった(10%)」といった3つの理由が20代転職理由の上位を占めています。※()内は20代平均
また、年齢階級なしでみると昨年対比で「職場の人間関係が好ましくなかった」の上昇幅が最も大きいという結果です。
職場でのストレスの内訳として「人間関係」を挙げている人が多いです。仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスを感じる労働者の割合が58%を超えています。特に悩んでいる内容としては「対人関係(セクハラ ・ パワハラを含む。)」が30.6%となっておりました。
新しい職場の人間関係に不安を感じる人も多い
転職後も活躍するには、転職先での人間関係を円滑にすることが重要です。
しかし、20代に限った話ではないものの転職希望者の多くが「転職後の人間関係」にも不安を感じていると言われています。
『エン転職』1万人アンケート(2020年1月)「転職先の人間関係」実態調査では、「直属の上司」や「先輩」などに対しての人間関係に不安を感じる人が半数を超えているといった数値が出ています。
参考:『エン転職』1万人アンケート(2020年1月) 「転職先の人間関係」実態調査
人間関係のリセットのために転職は有効な手段
人間関係に悩んだ時、当事者と物理的に距離を置くことは有効な手段と言えます。現職内で距離を置くためには異動、休職などの方法が挙げられますが、転職もその一つです。
特に現職でハラスメントを受けている場合には精神的な影響も大きいため転職が推奨されます。
ただし、リセットするということは、同時に信頼残高ゼロからのスタートであるのとイコールです。
現職ではあなたの仕事に対する評価・信頼が貯まっていますが、信頼残高ゼロの状態から新たに始めるのは負荷がかかります。こういった点については"リセット"の一側面として留意する必要があると言えるでしょう。
「人間関係」が転職理由の場合にやるべきこと
「人間関係」が転職理由の場合、何よりも大切なのは「同じことを繰り返さないこと」です。
実際に転職後の人間関係に不安を抱いている方もいます。SNSでは下記のような声を挙げている方がいました。
なんか、転職する前は新しい環境で頑張るぞ!私服買い足そう、心キラキラ🌟だったけど
転職後は人間関係苦労、社内SEでは発生しなかったスキル不足ミエミエ。。— 🐈🐈ナマケモノエンジニア🌟UU助🐈🐈 (@NoNamakemo) January 23, 2021
むっず。転職後の人間関係わたし下手くそ〜、、ニコニコしてられなくなってきた。うわん(泣)
— おそら。 (@siho_1204_) March 21, 2021
また、このほかにも「転職後の人間関係に馴染めないのでは?」「転職先でも人間関係で失敗してしまうのでは?」などといった恐怖心を吐露している方も少なくありませんでした。
正直なところ人間関係は働いてみないと分からないというのが実際のところです。しかし、可能な限り情報を集めることで解像度を上げることができます。
最低限、避けたいラインだけは回避できるようしっかりと調べてみましょう。
第三者の意見を聞く
自分の感覚も大事ですが、第三者=客観的・多角的に話を聞いてみると新たな発見を得られることもあります。
例えば、転職エージェントは企業から採用活動を任されているため企業が求めている人物像を理解しています。特に採用実績のあるエージェントの場合、実際に働いている方から話を聞くことができるケースも。
正直に転職理由をエージェントに話して同じことを繰り返さないように助言してもらうことがおすすめです。
ただし、エージェントのスタンスにもよるのでサービスの見極めは非常に大切です。複数登録して自分に合ったエージェントを見つけるとよいでしょう。
複数登録のメリットや注意点などは、下記参考記事に詳しく記載しているので、合わせて目を通してみて下さい。
参考記事:【20代向け】転職エージェントは複数登録が必須!その理由とは
どんな環境を避けるべきなのか言語化する
「ここの環境が合う」と感じる人もいれば反対に「合わない」と感じる人もいます。要するに、そういった合う・合わないは人それぞれなのです。悩んでしまう気持ちもよく分かりますが、転職は人生における大きな選択のひとつです。
冷静になって、客観的な視点から自分を見て「どのような人が苦手」「どのような人がストレスになるか」を分析してみましょう。
方法については自己分析のやり方が参考になるので、下記の記事を合わせて読んでみて下さい。
応募先の企業を徹底的に調査する
応募先の企業をしっかりと調査することも重要なポイントです。しかし、そもそも調べ方に悩んでしまう場合は下記2つのやり方をおすすめします。
公開されている情報はとにかくチェック
企業情報として公開されている情報を、隅から隅までチェックしてみましょう。
なかにはオウンドメディアを運営している企業もあり、社員のインタビュー記事などから様子を知ることができます。
例えばhey株式会社では社員の入社理由をまとめて発信していました。
公式サイト:https://hello.hey.jp/
企業情報を知る場合は、こういった点を参考にしてみても良さそうです。
また、転職会議やOpenworkといった口コミ・評判サイトの活用もおすすめです。登録して実際に働いたことのある人の声を拾ってみましょう。
転職会議:300万件以上の国内最大級の転職口コミ情報を掲載しているサイト。17万件以上の求人情報を確認できる。有料会員登録者や登録後に口コミを登録することで全ての投稿をチェックできる。
Openwork:クチコミ登録企業数が153,960件を超えている転職・就職のための情報プラットフォーム。8つの士気を元にして社員による会社評判を算出している。
カジュアル面談をお願いする
周囲の人にカジュアル面談をお願いしてみると良いでしょう。誰でも良いという訳ではありません。一緒に仕事をする可能性がある人、ロールモデルになりそうな人と実際に話してみるとイメージが付きやすいかもしれません。
もしそういった機会をもらえた場合、しっかりと質問を準備して臨んで下さい。
具体的な質問例は下記の通りです。
・入社理由(どのような点に期待して入社したのか?)、及びギャップ(それ通りだったのか、相違点はあるのか)
・入社から現在までの仕事内容、活躍している人の共通項
・今後やりたいこと、それに向けて今やっていること
私の場合は「過去、現在、未来」の順で深ぼっていく中で、どのような価値観が大切にされているのか掴むようにしています。
【20代向け】転職活動の躓きポイント
転職活動の流れは「応募する会社を探す」「書類・面接の準備」「選考を受ける」といった大きく3つのStepに分かれています。
しかし、そもそも行きたい企業はどのように探せば良いか分からない、働きながら転職活動を進めているため準備する時間が足りない、面接が上手く行かないということはよくある話です。
しかしこのような状況に陥ってしまうと残念ながら転職に失敗してしまう確率が高まってしまいます。
そこで本章では、転職活動の躓きポイントなどについて詳しく解説していきます。
転職先をどう見つければいいか分からない
転職活動は自分を知ること、いわゆる自己分析がすべてのStepにおいて必要です。
自己分析のための質問に答えたり、過去の経験を深掘ることも大切ですが、実際に「どんな企業に惹かれるのか?」という観点で見つけてみてもいいと思います。例えば転職サイトを活用して下記の流れを試してみてください。
①転職サイトの求人一覧を眺めて気になる求人をピックアップ
②似たような企業や条件をグルーピング(グループごとに分ける)
③「なぜその求人が気になるのか」を深掘る
「気になる」「惹かれる」には何かしらの理由があるはず。あまり考えすぎずにやってみると新たな発見が生まれるかもしれません。
上記方法を試す際におすすめの転職サイトも参考記事にまとめています。ぜひチェックしてみて下さい。
参考記事①:第二新卒の転職を成功させる「自己分析」方法とは?
参考記事②:【第二新卒】おすすめの転職サイト7選を求人数や特徴から徹底比較
書類選考で落ちてしまう
履歴書、職務経歴書はどちらも一貫性を持たせて記載することが重要なポイントです。また、「独自性」「一貫性」「メリット」といった3つのポイントを意識するようにしましょう。
特に職務経歴書は新卒時には必要のないため、内容やどんなことを意識して書けばいいか悩む方も多いようです。参考記事では履歴書、職務経歴書のテンプレートを付けているので書き方の参考にしてみて下さい。
参考記事①:第二新卒の職務経歴書【書き方のコツ・テンプレート付】
参考記事②:第二新卒の履歴書【書き方のコツ・テンプレート付】
参考記事③:【20代向け】履歴書の「職歴」の書き方。短くても問題ない?
参考記事④:学歴はどこから書くべき?転職時の履歴書の書き方!
参考記事⑤:【20代向け】未経験の求人に応募するとき職務経歴書の自己PRは何を書く?
参考記事⑥:【20代向け】自己PR例文集!アピールしたいこと別にまとめてみた
面接がうまくいかない
面接では様々な質問を通して「自社と応募者がマッチするのか」「長く働いてくれるのか」をみています。
上述の通り、自己PR(スキル・経験) → 退職理由 → 志望動機が一貫していることがポイントになります。
また20代はスキルや経験が浅い場合も多いため、基本的なビジネスマナーやポテンシャルに期待して採用する場合も多いです。志望している職種を経験していなくても、過去の経験を因数分解してポテンシャルをアピールできるように準備しておきましょう。
詳しくは下記の参考記事を読み、面接対策を行ってみて下さい。
参考記事①:第二新卒の面接は転職理由が重要!よくある質問と回答例
参考記事②:第二新卒の面接でウケる自己紹介【例文付】
20代ならではの志望動機を作れていない
あなたの転職理由が人間関係でも、企業が採用するのは自社に必要な人材だからということは念頭に入れておくようにして下さい。
企業は採用や育成にコストを払ため"長く""活躍"してくれる人材を雇いたいと考えます。そのため「特性、スキル・経験が自社にマッチしているか」「キャリアに一貫性があるか」をチェックしています。志望先の企業にとって自分がメリットのある人物であると伝えられるように準備する必要があります。
以下の記事を参考に、一貫した転職理由・自己PR・志望動機を作っていきましょう。
参考記事①:職務経歴書に退職理由は書かない方がいい?書き方のポイントは?
参考記事②:第二新卒の転職は志望動機で決まる!書き方と例文付
参考記事③:【例文付】第二新卒が自己PRするときの考え方・書き方
参考記事④:【20代向け】志望動機と自己PRがかぶる!転職活動に困ったら・・・
困ったら転職のプロに相談しよう
20代は転職活動が初めてという方も多いのではないでしょうか?そういった方は転職のプロ=転職エージェントに相談するのが安心です。転職エージェントとは企業と転職者の間に立ち転職をサポートしてくれる人を指します。
サービスを利用することで、業界に精通したキャリアアドバイザーが適切な企業を紹介してくれるだけでなく、書類添削や面接対応など選考対策についてもしっかりとサポートしてくれます。しかし、応募まで数日かかったりエージェントによって強みが異なったりといったデメリットがあることも忘れないで下さい。
メリットやデメリットを理解できても、どのように選択したら良いか分からないという方も少なくないでしょう。
実は、転職エージェントを選択する際、いくつかのポイントがあります。
前述でエージェントによって強みが異なると記載しましたが、転職エージェントには得意・不得意があります。そのため、自分が転職したい業界や職種に合ったエージェントに登録すべきなのです。
また、特徴の異なるエージェントを組み合わせて利用することも重要です。そうすることで、様々な企業を知ることができるだけでなく、担当者と相性が合わない場合にも、すぐに切り替えることが可能だからです。
下記記事では、20代におすすめの転職エージェントを紹介しています。目を通してみて下さい。
参考記事:第二新卒におすすめの転職エージェント!ランキング形式で比較
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、転職支援実績No.1と言われる転職・就職支援サービスです。さまざまな業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍していて、ひとりひとりの希望やスキルに適した求人を紹介してくれます。
また、求人サイトには掲載されていない非公開求人が10万件以上と言われています。(2020年8月時点)そのため選択のしやすさも魅力的です。
利用時は書類の添削や面接対策から、独自で分析した企業情報の提供なども行っているため、初めての転職でも安心して任せられるでしょう。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、「20代に信頼されている転職エージェントNo.1」を誇っているサービスです。
専任アドバイザーのほか、企業の人事担当者とやり取りするアドバイザーが在籍しています。そのため、職場の雰囲気なども含めサイトには掲載されていない情報を得ることも可能です。
また、面談できる箇所も全国各地に構えているため、住んでいる地域に関わらずサービスを利用できる点も嬉しいポイントと言えます。電話やメール等で遠隔サポートにも対応しています。
dodaエージェント
dodaエージェントは、業界最大級の求人数を持つ転職サポートサービスです。「キャリアアドバイザー」と「採用プロジェクト担当」がそれぞれ在籍しているため、個々に適した手厚いフォローを行ってくれます。
また、転職活動のペースや優先させたい条件などを確認した上で、キャリアプランニングを行ってくれるため「転職する時期に悩んでいる」「あまりトントン拍子で進めたくない」などといった方にもおすすめです。
さらに、選考対策はもちろんのこと、企業との交渉は全てキャリアアドバイザーが対応してくれるので、そういった点も魅力的です。
まとめ
今回は、人間関係が理由で転職するときに知っておきたいことを解説していきました。いかがでしたでしょうか?
人間関係の悩みをリセットするために、転職は有効の手段です。しかし「嫌だから」「辛いから」などといった理由ですぐに転職してしまうことで同じことを繰り返す可能性も否めません。
そういったことを避けるためにも、企業情報を徹底的に調べたり第三者の意見を聞いたりすることが非常に重要です。とは言え、転職活動はやらなければいけないことも多く、ひとりで全てをこなそうとすることで、ミスマッチを起こしてしまう可能性も考えられます。
そこでおすすめなのが、転職エージェントの活用です。本記事では20代におすすめの転職エージェントを紹介したので、ぜひ活用してみて下さいね。
この記事のまとめ
転職での「人間関係の悩み」は2種類ある
人間関係をリセットするために転職は有効な手段である
「人間関係」が転職理由の場合にやるべき3つのこと
転職活動の躓きポイントは3つ
困ったら転職エージェントを活用しよう