第二新卒・20代の転職入門

第二新卒の自己PRの書き方を分かりやすく解説【例文付】

2020年12月2日

この記事で解決できるお悩み

  • スキルや経験がない第二新卒が何を自己PRすればいいのか分からない
  • 自己PRに自信がない
  • 書類や面接が全然通らない、原因が分からない
  • 第二新卒での転職に不安を感じている

学生時代とは異なり、社会人経験が少ない第二新卒にとって自己PRに何を書いたらいいか悩みますよね?だからといって適切にアピールできなければ面接どころか書類選考も通らないことがあります。

この記事では、5回の転職経験があるレイが自身の転職経験を踏まえて、第二新卒の自己PRの作り方を徹底解説していきます。

レイ先輩
職種別に例文も用意したのでイメージが付きやすいと思うよ!

目次はこちらです。気になったところから読んでも大丈夫です。

企業は自己PRで何を見ているのか?

企業は書類や面接を通して「自社が求めている人物に合致しているか否か?」をチェックしています。

したがって、自己PRでは単に自分のスキルや経験をアピールすれば良いわけではなく、企業が求めている人物像を理解した上で、自分がそれに見合った人物であると売り込む必要があります。

第二新卒であってもこの原則は変わりません。

だから「社会人経験が乏しいからアピールできることが少ない」と悩んでしまう第二新卒もいますが、数が多ければいいというわけではないので問題ありません。自分ができることの中から企業が求めていることとの紐付けが重要になるからです。

💡企業が第二新卒を採用する理由

もしスキルや経験がないからと転職を踏みとどまっている場合、「なぜ企業が第二新卒を採用するのか?」を知ることをおすすめします。

理由としては大きく2つが挙げられます。

  • ポテンシャルへの期待
  • 新卒と比べて即戦力となる(基本的なビジネスマナーを備えているため)

新卒採用で目標枠を満たせなかった等の理由から第二新卒で補っている企業も一定数あります。「第二新卒」ということが必ずしも転職にマイナスに働くわけではないことを理解すると良いでしょう。

自己PRのポイント

自己PRのポイントは、企業が求めている人物像を意識した上で『あなたが何ができる人なのか』そして『その再現性』を分かりやすく伝えることです。

上述の通り、企業は書類や面接を通して自社にマッチしているか否かをチェックしているので、それに合わせた『できること』をアピールする必要があるのは理解できるでしょう。

しかし『再現性があること』を伝える理由は何でしょうか?

なぜなら自分にできることやその背景を言語化していれば、会社が変わったとしても同じように成果が出せると判断されるからです。

レイ先輩
「●●ができます」といってもそれを証明できないと意味ないからね!

それでは具体的に自己PRのつくり方を解説していきます。

第二新卒のための自己PRのつくり方

自己PRは下記の3つのステップで作成します。

STEP

  1. 仕事での経験・実績の洗い出し
  2. 背景の深堀り
  3. 企業と自分を結びつける
レイ先輩
順を追って説明していくよ!

仕事での経験・実績の洗い出し

まずはこれまでの仕事の棚卸しです。

1年単位だと抜け漏れが起きる可能性があるので入社月から四半期毎程度のスパンで「やったこと」「成果」を箇条書きで書き出していきましょう。ポイントはどんな些細なことでも洗い出すことです。

仮に1ヶ月しか担当していない仕事でもその仕事から何かしらを学んでいて、次の仕事で活かせる可能性があるからです。下記のような粒度で問題ないのでやってみてください。

  • 売上目標xx万円に対してxx%で達成
  • 達成にあたり徹底的に企業研究をした
  • 時間確保のために業務効率化を図った
  • 自身のナレッジをチームに横展開したら生産性がアップした
  • 営業と自社のマーケティング業務を兼務することになった

背景の深堀り

仕事での経験や実績を洗い出せたら、今度はどうやってそれを実現できたのかを深掘っていきます

例えば、下記のように自分に問いかけてみてください。

  • 目標達成のためにどのような戦略を立てて、アクションしたのか?
  • より良いアクションをするために何をしたのか?
  • またアクションを継続するためのコツは?

どうやってできるようになったかを理解していれば、初めての仕事に対しても同様のアプローチを取ることができます。

採用担当者は、培った経験や実績を自社でも再現してくれるのかを見ているため、このように「なぜそれができたのか」「なぜできるのか」を言語化されていると自社での活躍イメージを持つことができます。

企業と自分を結びつける

最後は、ステップ1~2で分かった「自分のできること」を企業に紐付ける作業です。

それにはまず企業が求めている人物像を理解する必要があります。第一に募集要項を確認すると良いでしょう。また、積極的に採用をしている企業だと採用のためのサイトを用意している場合もあるので、一通り目を通すことをおすすめします。

企業が求めていることを理解したら、その求めていることに合致している自分の強みをステップ1の中から探してみましょう。

仮に何もなかった場合、企業が求めていることに合致している仕事はなかったか振り返ってみることもおすすめです。

いずれにせよ独りよがりにならないことが大切です。

職種別自己PRの例文

自己PRのつくり方は分かっても、いざ履歴書に書こうとするとうまくまとまらないということもあるかもしれません。

そこで、下記の職種毎に自己PRの例文を紹介します。

  • エンジニア
  • 事務
  • 営業
  • 未経験職種

今回紹介する自己PR例はあくまでも例であることをお忘れなく!これまで説明したように企業の求める人物像を意識した上でつくるようにしましょう。

エンジニア職に応募するときの自己PR例

例文

複雑なことを分かりやすく説明することが強みです。

顧客のニーズを正しく読み取った上で開発チームに伝達することはもちろん、複雑な仕様を相手の状況やリテラシーに合わせて説明することができるので、双方の認識の齟齬を生むことなく開発を前に進めることができます。

貴社のBtoB SaaSのプロダクトは高性能である一方で、だからこそプロダクトの価値を十分に発揮できないことがあると思います。私の分かりやすく説明する力をもってより多くの顧客によりよく使ってもらえるようにしていきたいです。

ポイント

言語やスキルは別に伝えるところがあるので、プラスアルファとなる部分をアピールするのもおすすめです。

事務職に応募するときの自己PR例

例文

前職ではアパレル業において、接客や販売業務はもちろんのこと店舗全般の業務に携わりました。

POP作成のほか売上管理、報告書の作成、シフト表の作成などを分かりやすく作成するなどといったことも行なっていました。その中で事務職として転職したいと考えるようになったのです。

現在では休日を利用しパソコンスクールに通い基本的なスキルを身につけているほか給与計算など社会保険知識など、事務職に役立つ知識も習得しています。

ポイント

「前職の退職理由」をネガティブな理由に設定せず、きちんとこなした上での転職を検討しているということをアピールしましょう。
また、実務経験が短いためアピールポイントが無いと考えずに、応募する職種に生かせる知識などを記載しましょう。

営業職に応募するときの自己PR例

例文

課題解決力が強みです。単に自社サービスを売るのではなく、クライアントが抱えている課題を徹底的にヒアリングした上で、どうしたらその課題を解消できるか否かをクライアント目線で考えるように意識しています。

状況によっては自社サービス以外を提案することもありますが、結果として顧客の信頼を獲得することができ、対目標xx%以上の達成を3年間継続してきました。

ポイント

特に営業職を応募する際は、今までの実績など数字を踏まえて説明するようにしましょう。具体的なエピソードを盛り込むとより信頼できる自己PRになります。

未経験(異業種)に応募するときの自己PR例

例文

現職では商品企画として新商品の企画や発売までのスケジュール管理を担っております。同時並行で様々な部署とやり取りしながら進行管理を行ってきたのでプロジェクトマネジメント力に自信があります。2年間で5商品を発売させ、内3製品は現職の主力商品となっております。マーケティング職は初めてですが、関係各所と協力しながら円滑に業務を遂行できると考えています。

ポイント

これまでの経験と志望している会社(職種)との共通項を見つけてアピールするようにしましょう。

自己PRのNG集

学生時代やプライベートのエピソードはNG

第二新卒は中途などと比較し、経験や実績が少ないため話す内容に迷いやすいです。そのためプライベートや学生時代の出来事を伝えたくなってしまいますが、それはよくありません

第二新卒も転職者であることは変わりないので、採用担当者は「入社後に活躍してくれるのか」「どのようなメリットがあるのか」を見ています。そのため、社会人としての成果を伝えられないと成果が何も無い印象を与えてしまい、選考が不利になってしまうことも考えられます

これまで解説したように業務の中からアピールポイントを見つけるようにしましょう。

独りよがりにならない

いくら自己PRといえど、単に自分のことをアピールすれば良いわけではありません。

企業のことを意識せずに独りよがりなアピールをすると「自社のことを理解していない」「自社にマッチしていない」と減点になる恐れが高いです。

自己PRを添削してもらう方法

これまで自己PRのポイントやつくり方、例文を解説してきましたが、「これでいいのだろうか?」「うまく書けているか自信がない」と不安に感じてしまう人もいると思います。

特に初めて転職する場合だと正解が分からず、選考に臨んではうまくいかずといったことを繰り返し投げ出してしまう人もいることが事実です。

しかし、落ち込む必要はありせん。自身が記載した自己PRを添削してもらう方法があるからです。下記では2種類の方法を解説していきます。それぞれ特徴があるので、参考にしてみて下さいね。

職務経歴書・履歴書添削サービスを利用する

職務経歴書・履歴書の添削サービスがあります。転職成功実績を持ったプロフェッショナルたちが、転職者を輝かせるために、企業が欲しがるような書類に添削してくれます。

依頼してから納品までの期間にもよりますが、基本的には1万円前後で利用可能です。

「何件応募しても書類選考で不合格になってしまう」「資料の作り方に自信がない」という方は利用してみても良いかもしれません。

後述の転職エージェントの場合、無料で利用できるため金額を気にする方は、エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントに添削してもらう

転職エージェントを利用すると担当のエージェントが職務経歴書や履歴書の添削を行なってくれるケースがほとんどです。

ひとりひとりとカウンセリングした上で、その人の強みや今までの経験などといったまとめ方も合わせて教えてくれるため「書類関係においてそもそもの書き方が分からない」という方にもおすすめです。

またエージェントの場合は、企業から報酬を貰っているため無料で利用できたり登録も30秒〜1分程度で終わりすぐに利用できたりといったところも魅力的と言えます。

第二新卒の選考対策はエージェントに相談すべき

レイ先輩
でもどのエージェントがいいか分からないよ。
特におすすめの3つを紹介するね。
転職者さん

第二新卒の転職はやることが多く、その中で選考対策を行うことは非常に大変です。そのため転職エージェントに相談することをおすすめします。

下記では第二新卒を専門とする転職エージェントを3つ紹介します。ぜひ活用してみて下さいね。

DYM就職

DYM就職は第二新卒、既卒、フリーターを安定・大手企業の正社員に導いてくれる転職、就職支援サポートサービスです。

有料企業求人が2,000社以上だったりエージェントは二人三脚で転職を行なってくれたりといったことからサービス満足度90%といった高数値を叩き出しています。

また、自分のやりたいことや希望、これまでの経験など自身でまとめると時間がかかってしまうこともカウンセリングを通して寄り添いながら考えてくれ、そこから適した職種、企業を提案してくれるのです。

さらに、入社条件や入社日などの細かい条件の調整をエージェントが行なってくれるので安心して任せられる環境が整っています。

DYM就職 公式へ ≫

ウズキャリ第二新卒

株式会社UZUZが運営するウズキャリ第二新卒は、その名の通り第二新卒を専門とする転職、就職サービスです。

アピール力のある推薦状なので難しい書類選考の通過率も87%を超えていたり、求人別にカスタマイズされた面接対策を行なっていたりといった点がポイントと言えます。

また、個別サポート形式、集団サポート形式など自身に適した形式を選択できる点も魅力的です。

離職率や労働時間、雇用形態などで厳しい基準を設けているほかウズキャリ経由で入社した方からのフィードバックによりブラック企業を判定し除外しています。そのため定着率は93%以上を誇っています。

さらにキャリアカウンセラーは全員、元既卒・元第二新卒なので気持ちを理解してくれていたり進め方を分かっていたりといったことも安心です。

第二新卒エージェントneo 公式へ ≫

第二の就活

こちらも上記同様、第二新卒・フリーター・既卒を中心に就職/転職サポートしている人材紹介会社である株式会社UZUZが運営している、20代の第二新卒や既卒向けの転職・就職サイトです。「就活=不安・やりたくない」と感じている人を変えるため「”はたらく”をもっと身近に。」をコンセプトに運営しています。

個別サポートでは、キャリアカウンセラーの総カウンセリング時間が20時間を超えるマンツーマンサポートを行なってくれます。集団サポートでは就活だけでなくビジネスマナーだったりマインド研修だったり豊富な講座を無料で受けられます。どちらももちろん完全無料の就活サポートで自身に適したものを選択できるのです。

また、東京(本社)をはじめとし横浜、大阪にオフィスを構えていますが全国どこでも面談が可能です。そのため近くにオフィスがない場合はテレビ電話で対応してくれる点も嬉しいポイントと言えます。

第二の就活 公式へ ≫

パソコン

まとめ

今回は第二新卒の自己PRについて詳しく解説していきました。いかがでしたでしょうか?

自己PRと言っても企業によって意味するものは異なります。そのためそれらをしっかりと理解し作成しなければいけません。

とは言え、ひとりで対策するのは非常に難しい上時間がかかってしまいます。だからこそより良い自己PRを完成させるためには第二新卒を専門とするエージェントに相談することをおすすめします。

ぜひこの記事で紹介したエージェントを利用してみて下さい。

この章のまとめ

  1. 自己PRで自分を理解してもらい採用する魅力を感じてもらう
  2. 第二新卒が自己PRをまとめるには3つのポイントが大切
  3. 「添削サービス」「エージェント」の利用で自己PRを添削してもらえる
  4. おすすめの転職エージェントは3つ

 

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レイ

6社目のレイ

第二新卒で初めて転職し、某上場企業で働く30代。気がつけば6社目。毎回転職を成功させてきた、と言うと聞こえはいいが、本人は「失敗が自分を育てた」と考えている。 →レイのプロフィール

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