こんにちは!転職パイセンのスシマルです。
いざ、転職活動をしようと行動に移してみても「履歴書が新卒時と違って何を書けば良いか分からない」と感じる方もいるでしょう。それもそのはずです。20代の場合、履歴書に「職歴」を書かなければいけないからです。
自分がどういった企業で働いてきたのか、1社の人もいれば数社ある人もいるかもしれません。
そこで今回は20代向けに、履歴書の職歴の書き方について詳しく解説していきます。書き方はもちろんのこと「履歴書・職務経歴書の作成に困った場合の対処法」などについても触れています。
悩んでいる方は、ぜひ本記事に目を通してみて下さい。
こんな方におすすめ!
履歴書の「職歴欄」のゴールを知りたい方
基本的な職歴欄の書き方を知りたい方
20代の職歴のアピールポイントに困っている方
履歴書・職務経歴書の作成に困った場合の対処法を知りたい方
20代におすすめの転職エージェントを知りたい方
詳しく知っておいて欲しい内容が多くて、長い記事になってしまいました。先に大事なポイントを記載しておきますね。記事内ではポイントについて詳しく解説しているので、ぜひ目を通してみてくださいね。
先どり!この記事のポイント
1.第二新卒はスキルや経験を表現するため「履歴書」「職務経歴書」をセットに提出する
2.基本的な職歴欄の書き方には5つの流れがある
3.職歴が短かったり転職歴が多かったりと職歴のアピールに困る人も多い
4.履歴書・職務経歴書の作成に困ったら「添削サービス」「転職エージェント」を活用しよう
5.20代におすすめの転職エージェントは3つ
目次はこちらです。気になったところから読んでいっても大丈夫です。
目次はこちらです
履歴書の「職歴欄」のゴールとは?
第二新卒は社会人経験があるため、新卒と比較し"実務経験"のあることが差別化のポイントとなります。要するに、第二新卒の場合、実務経験で得た経験やスキルをしっかり表現する必要があるのです。
そのため提出しなければいけない書類が「履歴書」と「職務経歴書」です。新卒時の就職活動と大きく異なる点と言えるかもしれません。
履歴書は「学歴・職歴」や「資格」などを短くまとめたものです。自分自身の全体像は表現できますが、詳しい説明はできません。一方、職務経歴書は、経験してきた業務について詳しく説明していきます。履歴書とは異なり「キャリアサマリ(職務要約)」や「職務内容」「実績・スキル」の説明も必要になってきます。
したがって、履歴書は職務経歴書のフックとなるような書き方が望ましいと言えます。
なお、第二新卒は職歴が短いことにより、職務経歴書の実績や自己PRに苦労しやすいので注意が必要です。そのため、職務経歴書の書き方のポイントとして自身の経験をしっかりと棚卸しすることが重要となってきます。その点については下記参考記事に目を通してみて下さい。
また、履歴書や職務経歴書は手書きで作成したほうが良いのか、PCで作成したほうが良いのか悩む方もいますが、手書きでなくて大丈夫です。転職パイセンではフォーマットを用意しているのでそれを活用して作成してみることをおすすめします。
参考記事:第二新卒の職務経歴書【書き方のコツ・テンプレート付】
参考記事:【例文付】第二新卒が自己PRするときの考え方・書き方
基本的な職歴欄の書き方
履歴書の職歴欄において「書き方が分からない」と感じている人は少なくありません。なかには、いくつかの企業で働いていることや退職理由の伝え方で悩んでしまう方もいます。
そこで本章では、基本的な職歴欄の書き方を解説していきます。
一行目は「職歴」
最終学歴を記載後、一行開けて中央に「職歴」と記載しましょう。
この記載は、「ここからが職歴になる」という合図になります。
職歴はすべて記載
職歴をどこまで書けば良いか悩む方もいます。しかし、時系列で短期間しか働いていない場合でもしっかりと記載して下さい。
異動に関しては、必ずしも記載しなくて大丈夫です。
また、「アピールしたい」「書くことが少ない」といった理由で学生時代のパート・アルバイト経験を記載する方もいます。しかし、学生時代については記載しないようにしましょう。
退職理由は「一身上の都合で退職」もしくは「会社都合で退職」のいずれか
見出しでも記載したように、退職理由は「一身上の都合で退職」「会社都合で退職」のいずれかになります。
自己都合の場合は「一身上の都合で退職」と記載しましょう。自己都合とは具体的に、転職先が決まった場合や結婚、引っ越しなどが挙げられます。
会社都合の場合は「会社都合で退職」で大丈夫です。会社都合とは具体的に、リストラや倒産などが挙げられます。
どうしても記載したい場合は記述しても問題はありません。しかし「なぜ退職(転職)するのか?」は面接で必ずと言っていいほど聞かれる項目なので端的にまとめておきましょう。
在職中の場合は「現在に至る」
職歴の最後は「現在に至る」と記載するのが一般的です。
退職予定日が決定している場合、どのように記載するか悩む方もいると思います。こういったケースにおいても「現在に至る」と記載して問題はありません。
最終行は「以上」
職歴を書き終えたら、最後に右詰めで「以上」と記載します。
これは「職歴が終わります」という終了の合図になります。
その他、履歴書に書くこと
アルバイトや新卒時に記載したという理由から、履歴書を見たことが無いという方はほとんどいないかもしれません。
履歴書の項目は、職歴以外に「日付」「写真」「氏名」「年齢」「電話番号/メールアドレス」「住所」「学歴」「資格」「志望動機」「その他特記事項(本人希望記入欄)」があります。
日付は、履歴書を提出する日に設定するのが一般的です。また、写真は3ヶ月以内に撮影したものにしましょう。
また、学歴は幼稚園や小学校などは割愛し、高校入学から記載するようにして下さい。資格や趣味に関しては企業側へのアピールポイントにもなるため、重要です。
このようにさまざまな注意点がありますが、特に企業が見ているポイントは志望動機です。「自社で実現可能なことなのか?」「自社で求めている役割にマッチしているのか?」を見ています。
履歴書の志望動機、そして職務経歴書の退職理由は一貫性があるように記載しましょう。
詳しい書き方や内容については、下記参考記事に目を通してみて下さい。
参考記事:第二新卒の履歴書【書き方のコツ・テンプレート付】
参考記事:第二新卒の転職は志望動機で決まる!書き方と例文付
20代(第二新卒)は、職歴のアピールポイントに困ることも
職歴のアピールポイントに困る20代(第二新卒)もいます。そこで本章では、困ってしまうポイントについてまとめてみました。
ぜひ、目を通してみて下さい。
「職歴が短いのは大丈夫?」と心配になる方も多い
経験やスキルについては職務経歴書で判断されます。そのため、履歴書の職歴は短いスパンで転職を繰り返していないのか=自社で長く働いてくれるのかどうか、をチェックしていると考えて下さい。
特に第二新卒は入社から3年以内に退職しているため、職歴が短くなるのは当たり前です。企業側も第二新卒はポテンシャル人材と考えているので「職歴が短い」と心配しすぎる必要はありません。
20代で転職を繰り返している場合は要注意
20代で転職を繰り返している場合「なぜ転職を繰り返しているのか」という点について、企業に必ず確認される内容でもあるため、対策をしっかりとしておくことが重要です。
また、企業は採用コストを払っています。そのため、短期間で離職した経験のある20代や第二新卒の求職者に対しては、同じようなことが自社で起こらないか警戒する傾向があるのです。
しかし、現に前職を退職しているため自身で「短期離職をしない」と証明するのはなかなか難しいことでもあります。これについては転職のプロであるエージェントへの相談が必須と言えるでしょう。
参考記事:第二新卒のメリットとデメリット!転職者と採用側の両方の視点で解説
履歴書・職務経歴書の作成に困ったら
ここまで詳しく説明していきましたが、やはり履歴書や職務経歴書を書く場合、経験の棚卸しや自己アピールできる点などをまとめなければいけないので、難しいと感じてしまうかもしれません。
しかし、困ってしまった場合「添削サービスの利用」や「転職エージェントの活用」することで、スムーズに記載できる可能性も高まるでしょう。
そこで本章ではその2つについて詳しくまとめてみました。
添削サービスを利用する
添削サービスというものがあるのを知っていましたか?書き方指導や添削を迅速に対応にしてくれるサービスです。採用担当者に会いたいと思わせたり、転職者の魅力を最大限に引き出したりする内容で仕上げてくれます。
利用料金は、添削までの日数や添削するものによって変化するシステムです。
具体的には、3営業日以内・履歴書のみの場合、8,000円、2営業日以内・履歴書のみの場合、10,000円、1営業日以内・履歴書のみの場合、15,000円といったような推移です。
そのほかにも、スキルを売り買いできるサービス「ココナラ」で添削をしている人もいます。レビューもあるので応募する業界に強い人などに依頼しても良いかもしれません。
Web上でやりとりできる点はメリットとしてあげられますが、料金が高かったり想像しているような内容でなかったりする場合もあり、そういった点がデメリットとも言えます。
HR LINK JAPAN.:http://www.hr-link.jp/tensaku.html
ココナラ:https://coconala.com/
転職エージェントを利用する
転職エージェントにもよりますが、添削サービスと異なり履歴書や職務経歴書の添削を無料で行ってくれるケースが多いです。企業と結びつきの強いエージェントの場合、企業が求めている人材を熟知しているため履歴書・職務経歴書を念入りにしてくれることもあります。
転職エージェントのサービス内容については、下記の章で詳しく説明しているため、合わせてチェックされることをおすすめします。
また、転職パイセンがおすすめしている転職エージェント6社の対応状況を示した表を記載しているので、確認してみて下さい。
エージェント名 | 対応可否 | 料金 |
リクルートエージェント | 可 | 無料 |
マイナビエージェント | 可 | 無料 |
dodaエージェントサービス | 可 | 無料 |
UZUZ(ウズキャリ) | 可 | 無料 |
ハタラクティブ | 可 | 無料 |
第二新卒エージェントneo | 可 | 無料 |
参考記事:第二新卒におすすめの転職エージェント!ランキング形式で比較
20代におすすめの転職エージェント
転職パイセンでは20代の転職は、転職サイトと並行し、転職者と企業の間に立ち転職や就職をサポートしてくれる転職エージェントの活用を推奨しています。
転職サイトは多くの求人情報を見られるサイトです。これを利用し気になる求人をピックアップ、そして似たような企業や求人をグループごとに分けていきましょう。気になる理由を深掘った後に転職エージェントに適した企業を紹介してもらう流れがおすすめです。
この転職エージェントのサービスでは、無料で履歴書や職務経歴書を添削してくれるほか、面接対策、そして求人紹介などを行ってくれます。また、ひとりひとり時間をかけてカウンセリングをしてくれるので、転職に対する不安も払拭できるでしょう。
しかし、企業側は求人情報をサイトに掲載すれば良いものを、なぜ転職エージェントを活用するのでしょうか?
これには理由があります。企業が転職サイトに求人を登録することで、人気の求人であると応募が殺到してしまうケースがあるからです。それにより採用活動に手間と時間がかかってしまうことも考えられるので、転職エージェントに紹介してもらう方法をとっています。サイトでは非公開求人としていて、企業情報はチェックできないようになっています。こういったケースの場合、「学歴」や「転職回数」などで足切りされてしまうケースもあるため、覚えておくと良いかもしれません。
非公開となった求人については、転職エージェントを利用することで紹介してもらえます。
参考記事:第二新卒におすすめの転職エージェント!ランキング形式で比較
参考記事:【第二新卒】おすすめの転職サイト7選を求人数や特徴から徹底比較
第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneoは、第二新卒などの若年層に特化した、就職・転職支援サービスです。相談のしやすさや面接対策満足度、などでNo.1を獲得しています。また、支援実績は22,500人です。そういった数値からも利用者から信頼されていることが分かるかもしれません。
登録後は、専任の就活アドバイザーが相談に乗ってくれ、経験の棚卸しから、履歴書・職務経歴書などの書類作成、面接対策といったあらゆる面で手厚いサポートを行ってくれます。
また、厳選した求人のみを紹介してもらえるので、自身に適した企業探しができるでしょう。
ハタラクティブ
カウンセリング110,000人、内定率は80.4%のハタラクティブは、20代のフリーターや第二新卒、既卒などに対して就職・転職サポートを行っています。利用者の3人に2人が正社員経験がなく未経験で就職をしています。その理由として、紹介される求人のほとんどが「若手を長期的に育てたい」「幅広い人材を採用したい」といった人柄を重視する求人だからです。
また、ひとりひとりのペースに合わせて就活を進めてくれるため、焦らずに就職活動ができる点や気軽に相談できる点が魅力と言えます。
さらに、面接の日程調節や内定後のフォローもしっかりと行ってくれると定評があり、そのような点もおすすめです。
第二の就活
第二の就活は、「働く=不安」「就活=嫌」という思いを抱える第二新卒や既卒、フリーターなどを中心に、就職・転職支援を行っています。株式会社UZUZが運営していて「20代の若者のキャリアをもっと魅力的に変えたい」という思いを持ちながらサポートしてくれるのです。
また、就活サポートにおいても「個別サポート」「集団サポート」と選択できるため、しっかりと学びながら就職や転職活動ができます。
TwitterやYoutubeでも情報を発信しているほか、サイトにおいても分かりやすい記事がたくさん掲載されているため、目を通してみると良いでしょう。
まとめ
今回は、20代の方に向けて履歴書にある「職歴」の書き方などについて解説していきました。いかがでしたでしょうか?
職歴が短く困ってしまったり、転職を繰り返しているため心配になってしまったりする方もいると思います。
しかし、本記事で解説した基本的な職歴欄の書き方を参考にすると、書きやすくなるはずです。
それでも「難しい」と感じる方は転職エージェントの活用をおすすめします。履歴書や職務経歴書の添削を行ってくれるほか面接対策なども対応してくれるからです。
ぜひ、「第二新卒エージェントneo」「ハタラクティブ」「第二の就活」を利用してみて下さいね。
この記事のまとめ
- 第二新卒は実務経験があるため、それをしっかりと表現する必要がある
- 基本的な職歴欄の書き方を確認しよう
- 20代(第二新卒)は、職歴のアピールポイントに困ることもある
- 履歴書・職務経歴書の作成に困ったら「添削サービス」「転職エージェント」の利用がおすすめ
- 20代におすすめの転職エージェント3つ