この記事で解決できるお悩み
- 面接が通らない理由が分からない
- 第二新卒の面接でされやすい質問が知りたい
- 第二新卒が面接で見られているポイントが分からない
- 第二新卒が面接で注意した方がいいことって?
- 逆質問で何を聞けばいいか分からない
この記事では、中途採用の面接を担当しているヨックンが「第二新卒が面接で受かるコツ」について解説します。
面接官が面接で何をチェックしているのか?を理解した上で面接の準備をすることで面接通過率は格段にアップします。
面接に対して苦手意識がある方、面接に通らないことに悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にして面接の精度を高めてください。
気になった部分だけ、目次から選んで読むこともできますよ。
目次はこちらです
なぜあなたは面接に通らないのか?
面接に落ちてしまう理由として考えられる理由は下記の2つが考えられます。
- ミスマッチ
- 準備不足
いずれにおいても「自分、そして企業をちゃんと知る」という部分が大切です。この部分が抑えられていないと面接通過は難しいので、詳しく解説していきます。
面接に通らない理由:ミスマッチ
そもそも書類選考や面接の目的は「ミスマッチを防ぐこと」にあります。
なぜなら、ミスマッチがあると企業ー転職者双方にとって不幸だからです。採用しても活躍できない、すぐに退職してしまっては意味がありません。
そこで書類や面接を通して下記を確認しているのです。
- 今、必要としている人物に合致しているか?
- 会社のカルチャーや文化、思想に合っているか?
- 転職者の志望動機(転職理由)を自社で叶えることができるか?
つまり面接に通らないのであればミスマッチがあると判断された状態です。
面接に通らない理由:準備不足
ミスマッチが起こってしまう理由もここに繋がってきますが、面接に通らない方の特徴として準備不足があります。
「あなたはどんな人物なのか?」、そして「企業が何を求めているのか?」この理解が圧倒的に乏しいです。特に何度も面接に落ちている方は、面接の練習よりも、自己分析やキャリアの棚卸しに時間を使うことをおすすめします。
面接対策本などを参考にしたようなどこでも誰でも言えるような表層的な回答をする方がいますが、最低でも下記は自分の言葉で語れるように何度も何度も自分に問いかけるべきです。
- なぜ転職するのか?
- 譲れないポイントは何か?(転職の軸)
- 何ができるのか?(スキル・経験)
- 何がしたいのか?(理想状態の定義)
💡 準備の方法が分からない方は?
企業は第二新卒のここを見ている!
面接は自分を最大限にアピールする場です。短い時間で自分を知ってもらいそして「ここで働いてほしい」と思わせることが大切なのです。
なかには「新卒時に面接して余裕だったから大丈夫」と考えている人もいるでしょう。しかし、新卒時と第二新卒時ではアピールポイントが異なります。新卒は学生時代にした経験、第二新卒は社会人になってからの経験がアピールポイントです。第二新卒なのにもかかわらず学生時代の頃ばかりアピールしていると「社会人になって何も学んでいない人」と思われてしまいます。
新卒 | 第二新卒 |
学生時代に頑張ったこと(例:アルバイトなど) | 社会人として学んだこと |
学生時代に取り組んできたこと(例:サークルなど) | 前職で身につけたスキル(例:資格など) |
仕事に繋がる趣味や経験(例:インターン活動など) | 前職での経験の活かし方 |
企業が第二新卒に求めているものとして、「基礎的なビジネススキル」があることが挙げられます。また、第二新卒の場合は「ポテンシャル採用できる」という点もメリットとして挙げられます。
基礎的なビジネスマナーが身についているか
第二新卒は社会人経験が浅いです。しかし挨拶の仕方や身だしなみ、言葉遣いなど社会人としての基本的なビジネスマナーが問われています。
短期間であっても社会人としての経験があれば、基礎スキルは身についていて当然だと判断する企業もあるので、立ち振る舞いなども含めこの部分はきちんとできるようにしておきましょう。
ポテンシャルや仕事に活かせるスキルはあるか
第二新卒の場合、社会人経験が浅いということもあり実績やスキル・知識を持っている人は稀です。そのため採用担当者が第二新卒を前にする際、実績やスキルは横一線というイメージを持っています。
とは言えチームメンバーとして活躍できるスキルを持っていることで他の応募者と差をつけられるでしょう。特に仕事をする上でのITスキル、コミュニケーションスキルをアピールできると良いです。具体的には、エクセルやワードといったOfficeツールの基本機能を使いこなすスキルや、質問の意図を理解し、自分の伝えたいメッセージを簡潔に説明するコミュニケーションスキルは身に付けておくべきです。また、業界固有のスキル、成果を定量的に説明できることでプラスに高評価に繋がります。
熱意や前向きさ
転職はネガティブなものと捉えてしまう人が多いです。しかし、面接では「これから会社でどのように活躍していきたいか」といった前向きな気持ちや熱意をしっかりとアピールすることが大切です。
第二新卒以降の転職だと熱意や前向きさがあったとしても、年齢や今までの経験からなかなか受け入れてもらえないことが多いです。
しかし第二新卒はまだまだフレッシュです。そのため、前職の経験を関連させながら次はどうしていきたいのかをしっかりと伝えることができれば面接官から好印象を抱いてもらえるでしょう。
服装・身だしなみも要チェック
第二新卒の場合、中途採用よりも身だしなみを重要視されると考えておくと良いでしょう。
3年以内に早期退職していて、実績やスキルに大きな差異が生まれにくいといった背景から適切な振る舞いかどうかを見極められます。
ワイシャツのボタンが外れていたりシワだらけのスーツだったりといった場合「清潔感」が無いように見られてしまうこともあるので注意が必要です。また、全体のバランスが取れていることが重要なので面接前は鏡でチェックしましょう。
髪の毛に関しては、男女ともに目にかかる前髪は避けましょう。女性の場合はサイドの髪の毛が顔にかかるようであれば耳にかけるなどといったことで顔全体が見え明るい印象になります。
第二新卒の面接でよくある質問と回答例
「自己紹介をしてください」
自己紹介=キャリアサマリを指します。
自己PRと混同する人もいますが、自己紹介では自身の強みや実績をアピールすることを求めている訳ではないので注意しましょう。(いきなりアピールされたらびっくりしますよね!)
面接官は事前に履歴書・職務経歴書を確認しているので、あなたのキャリアについては把握しています。その上で自己紹介を促しているので、話の構成や喋り方などをチェックしていると考えましょう。
回答例
(名前)と申します。本日はよろしくお願いいたします。
新卒で(社名)に入社して(仕事内容)を経験した後、●年目で転職。現職は(社名)で(仕事内容)を担当しております。
「志望動機を教えてください」
採用担当者は志望動機と退職理由に一貫性があるかどうかを確認していて、なぜ自社に転職したいのかという点を最も重要視しています。
回答例
前職では営業職を希望し入社しましたが、配属されたのは人事部でした。人事部で経験を積み営業部へ異動願いの声を挙げましたが異動は難しく叶いませんでした。しかし、やはり業職で社外の方と関わる仕事がしたいという希望は捨てられず退職を決意しました。
また、以前の会社は年功序列だったこともあり若いうちはなかなか自身の成果を実感できずにいました。
そういった経緯を踏まえ、営業職で社外の方と関わる仕事をしたい、成果を正当に評価する実力主義の会社で働きたいと考え貴社を志望しました。
「仕事をする上で大切にしていることは何ですか?」
この質問は、仕事に対する価値観を伝えることが重要なポイントと言えます。自分自身の価値観と、その価値観が生まれた背景として実際のエピソードなどを交えた回答をおすすめします。
回答例
仕事をする上で大切な事は「責任感」だと考えております。
私は前職で営業職をつとめて参りました。その際、お客様の要望に応えるため勤務中はもちろん勤務外でも「クライアントが求めている商品」を徹底的に調べ、家電量販店に足を運び実際に商品を見て学ぶなどと行動に移していました。その結果、お客様に満足してもらうだけでなく信頼を得ることもできたのです。
"任されている"という責任感を持つことこそが、仕事において大切なことだと気付けました。
「前職でつらかったこと、挫折を乗り越えた経験を教えてください」
採用担当者はこの質問から、目標に向けて努力した経験があるかどうか、挫折からの立ち直り方に人間性などを確認します。
そのためどのような挫折であっても決して他責せず自分が挫折にどう立ち向かい、どのような学びを得たのかを語る回答をおすすめします。
回答例
前職では営業職をつとめていました。その際、新卒で入社し約半年間、営業受注が全く取れずに挫折しました。
行動数が足りなかったことや営業について甘く考えていたことが原因でした。
このままではいけないと思い、訪問数を記録や1日の目標を自分の中で立てることにしました。また、提案内容についてもお客様に要望とズレが生じていたため、資料作成についても再度学びなおしプレゼンの練習も行いました。
その結果、そこから1ヶ月後に初めての受注をとることに成功したのです。その後は継続的に受注が取れるだけでなくどんどん増えていき、社内MVPを獲得できました。
この挫折経験を通じて、行動することの大切さや日々目標を持つことの重要さを学びました。
「退職理由を教えてください」
前職に何らかの不満を抱え、転職活動する方がほとんどだと思います。採用担当もそれを理解しています。そのため前職での不満を自社で解決できるのかどうかを見極めたいと考えているのです。
退職理由はネガティブに伝えないこと、志望動機とリンクさせることを意識しながら回答することをおすすめします。
【回答例】
新卒入社時は、営業職への配属を希望して入社しましたが配属されたのは、人事部でした。
もちろん希望の部署とは違っても学ぶことは多く、コミュニケーション能力や対話力などといったノウハウを身に付けることは出来ました。
しかし一度配属された部署から異動することは難しく、年功序列の風土が強く若手が成果をあげても認められないことも多かったのです。また、営業職で社外の方と関わる仕事をしたいという希望は難しく、退職しました。
「弊社の他に選考を受けている企業や業界を教えてください」
転職活動において複数の会社に応募し選考を受けている転職者がほとんどです。採用担当者もそれを理解しています。
そのため採用担当者はこの質問から「自社への志望度の高さを知りたい」「転職活動の軸を知りたい」「内定を出すかどうか判断したい」と考えています。
この企業を受けた理由と齟齬が生じない他企業の選考状況を答える回答をおすすめします。
回答例
自分の頑張りが数字となって表れ、会社に貢献できる点に魅力を感じています。
そのため営業職を探しています。
現在○○社、◯◯社ともに営業職で選考に進んでいます。
「あなたにとって"仕事"とは何ですか?」
これも非常によくある質問です。しかし「突き詰めて考えたことがない」「面接でこの考えを言って良いのか分からない」と戸惑う人もいます。
採用担当者はこの質問から、仕事に対してどのような価値観を持っているのかまた、その価値観が企業理念や社風にマッチするかを見極めたいと考えています。
そのため、自分のキャリアと応募企業の理念とを紐づけた回答をおすすめします。
回答例
私にとって仕事は「自己成長」と「社会貢献」が両立できるものだと考えています。
貴社のように急成長している会社で、さまざまな経験やスキルを持つ社員の方々に揉まれながら自分も成長できます。そして、私が成長すればするほど会社や社会に貢献ができるようになり、さらに重要な責任を与えていただけるようになると思います。
大変なこともあるとは思いますが、仕事を通じて感じられる自己成長と社会貢献が、生きがいに感じられると思っています。
もし貴社に入社させていただいた際は、努力を惜しまず常に自己成長をし続け、会社や社会に貢献できるように頑張ります。
「最近関心のあるニュースや出来事はありますか?」
採用担当者はこの質問から興味や価値観・仕事への意欲などといったことを確認します。ニュースや出来事に関心を持っていない=仕事に関心がなく受け身の体勢でいると判断される場合もあるほどです。
社会人として時事や業界のニュースに触れる姿勢が日常的にできていると伝わるような回答をおすすめします。
回答例
◯社が開発した新製品のニュースに関心があります。
この開発には貴社の技術やノウハウが導入されているという話も聞いています。
私の見解ですが、今後さらにこの製品の改良が進んでいくことにより、業界の構造を変えるようなイノベーションが生まれるのではないかと考えています。
第二新卒の面接での逆質問
面接の回数に関わらず、終了時に「何か質問はありますか?」「聞きたいことはありますか?」と言われるいわゆる逆質問を受けることがほとんどです。
この受け答えによって面接官に与える印象は変わる場合があるため注意しましょう。しっかりと対策を練っておくことが極めて重要です。
逆質問のポイントとは
逆質問と言っても何を質問すると良いのか分からないという方も多いと思います。基本的には「応募する会社で活躍したいが故の質問」と思ってもらえるような形で質問すると良いでしょう。
しかし企業側は質問に対して一般的に言える範囲のことしか言わないことがほとんどです。そのため質問の回答自体はあまり重要しなくても良いかもしれません。とは言え、複数の会社から内定を貰った場合、選択肢の基準となるものです。
どのような質問であっても「回答しようとする姿勢」や感覚的・直感的に気になる点がないかを見ておくと良いです。
効果的な逆質問の例
逆質問にはさまざまな質問があります。なかでも面接官に良いイメージを持たれるような質問もあるため以下ではどのような逆質問が良いか解説していきます。
悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
基本パターンは、チームのミッションと達成方法の確認
面接官や募集職種のメンバーが、現状何を問題としていてその問題をどのように達成しようとしているかを確認してみましょう。そうすることで企業の基本的な情報は掴めると言えます。
今チームが抱えているミッション(到達すべき目標)に関しては、オブラートに包む必要性もなく「どのような問題を抱えていますか?」「問題を解決するためにどのような努力していますか?」などと聞いてみると良いです。
そのなかでそれらを達成するための、ヒト・モノ・カネの動きを確認することが大切です。このようにどのような体制で、何をどうやろうとしているのかを確認すると、働くイメージが掴めるでしょう。
その上で、「休日日数」や「残業時間」などワークライフバランスの気になる点を確認することも大切です。
前職での経験を絡めた質問は、実績を匂わせられるので良い
質問は前職での経験を絡めたものにすると良いでしょう。そうすることであなたがどのように活躍していたのか、実績なども合わせて伝えられるため一石二鳥です。
「営業利益を伸ばすために前職では〇〇などの取り組みを行っておりました。貴社ではどのような取り組みをされていますか?」「前職で〇〇の経験がありますが、入社までに勉強しておくと良いことがあれば教えてください。」といった内容がベストです。
実務経験や仕事内容への関心が高いことをアピールできる質問と言えます。
新卒面接の大学生にではできない、具体的な質問をするのも良い
また、上記と合わせて新卒の面接で聞くことがないような業務内容やマネジメント体制などといった具体的な質問をしても良いでしょう。
「ライバル企業である◯◯社と差別化を図るため、どのような取り組みをしていますか?」「貴社のビジネスモデルの特徴は◯◯にあるのではないかと理解しています。このモデルに至った経緯を教えて下さい」「クライアントに対してはどのような姿勢で接していますか?」といった内容がベストです。
踏み込んでいる質問は職種や仕事を理解していないと聞けない内容でもあるためより自分をアピールできるでしょう。
第二新卒の面接が受かるために必要なこと
徹底的な準備
自分を知ること、そして企業を知ること。これが何よりも一番大切なことです。
- 自己分析
- キャリアの棚卸し
- 企業分析
この3つを入念に行いましょう。
伝え方の工夫
しかし、いくら準備しても相手に伝わらなければ水の泡です。
面接対策のしすぎで型にはまった回答になるのも良くないですが、面接練習したほうが良いでしょう。そしてその相手役としておすすめなのが転職のプロ、転職エージェントです。
僕はエージェントにその企業の面接で実際にされた質問などを事前に聞けたことで緊張することなく答えることができました。特に第二新卒の方におすすめのエージェントを下記に紹介するので、不安な方は登録してみてください!
第二新卒におすすめの転職エージェント
DYM就職
第二新卒・既卒・フリーターなどを正社員就職サポートしてくれるDYM就職は転職のプロが在籍しています。そのため一部上場企業やトップベンチャー企業など約2,000社から適した企業を提案してくれます。
また、第二新卒や既卒などが安心して転職できるように研修が充実した求人なども多数保有しているため安心です。
面接の対策も積極的に行なっていてよく聞かれる質問や傾向なども教えてくれるので「面接に自信がない」という方にもおすすめのエージェントと言えます。
ウズキャリ第二新卒
ウズキャリ第二新卒は、株式会社UZUZが運営している第二新卒を専門とする就職・転職支援サポートサービスです。内定率は86%以上といったことからも信頼を集めていることが分かります。
個別サポート形式や集団サポート形式とサポート方法もさまざまで自身に適したものを選択できるところが魅力です。また、ウズキャリ経由で入社した方がフィードバックしているためブラック企業を除外しているため、定着率も90%を超えています。
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20代の転職相談所
20代の転職相談所は5,000件を超える正社員限定求人数を持つ20代を中心として転職活動サポートサービスです。
専門アドバイザーが在籍してい自己分析はもちろんのこと面接などの選考から、転職先の紹介や入社後までしっかりとサポートしてくれます。
エンジニアやマーケティングなどのほか上場企業やベンチャー企業まで幅広い求人があるため適した会社を選択しやすいです。
東京や大阪のほか横が間や名古屋にも相談所を構えています。
「初めての転職活動で不安だ」という方におすすめです。
まとめ
今回は第二新卒の面接について詳しく説明していきました。いかがでしたでしょうか?
職務経歴書や書類作成は事前用意ができますが、面接は実際に面接官を前にして自分を伝えなければいけません。そのため、事前の準備がかなり重要です。
しかし、企業によって質問される内容も異なるため自身の力だけでは準備不足になってしまう可能性もあります。そのため本記事で紹介した転職エージェントの利用をおすすめします。
きっと力になってくれるでしょう。