この記事で解決できるお悩み
- 社会人2年目で会社を辞めたいと悩んでいる
- 2年目で転職するのは早い?甘い?
- アピールできるようなスキルや経験がないと転職は難しい?
- 在籍期間が短いと転職に不利になるのではないかと心配
- 第二新卒での転職を親に反対されてしまった
- 何年目なら転職可能なのか?
新卒2年目で転職を検討するに至るには様々な葛藤があったと思います。それに加えて「転職できるのか?」「転職活動に苦労するのではないか?」といった不安が追加されるのは大きなストレスですよね。
結論からいうと第二新卒での転職は可能です!
しかし『転職できること』と『転職に成功すること』は別物です。転職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することのないよう、この記事では2年目で転職を検討している方のあるあるの悩みとその解決策について解説しています。
もし転職を悩んでいるのであれば目を通してみてください。
目次はこちらです。気になったところから読んでいっても大丈夫です。
目次はこちらです
【2年目の転職の悩み】そもそも転職すべきなのか?
転職を考えていると「辞めたい」「でも辞めない方が良い」という考えが頭の中でループするという方も多いのではないでしょうか?
しかし、辞めたいと悩んでいる時間が勿体ないので、悩んでいるくらいなら積極的に転職した方が良いとも言えます。
早ければ早いほど対策に時間が取れる上、新しい会社でスキルや実績を身につけられるからです。
新卒2年目での転職って早い?
よく、「同じ会社で3年は働いた方が良い」という言葉を聞きませんか?これは定説だと思われていました。その理由として、仕事が身に付くまで3年かかるといった理由や転職時に有利であるから、福利厚生面で考えるとメリットが多いからといったことが挙げられます。
しかし、厚生労働省の調査結果を見てみると現状、新卒3年目以内の10人に一人が転職しているという驚きの結果が出ています。
こういった結果を見ても分かるように「終身雇用制度」や「年功序列」が崩壊しつつあるいま、必ずしも「同じ会社で3年働く」ことが正しい答えではないと言えるでしょう。
💡新卒就職者の3年目以内の離職率について
離職率は業界や事業規模によっても差があります。規模が小さい事業所や宿泊業・飲食サービス業、生活関連サービス業・娯楽業は離職率が高い傾向にあります。
新卒2年目は、大抵の失敗が許される貴重な時期
新卒2年目は20代でまだまだ若いです。そのため万が一キャリア形成を誤ったとしても、思っている以上にいくらでも修正がききます。30代、40代になってくるとその修正が難しくなってしまいます。
また、キャリア形成に限らず仕事で実績を残せていなかったとしても、新卒2年目であれば対して問題にならない場合も多いです。
こういったことから新卒2年目だからこそ、色々なキャリアやポジションに挑戦できる数少ない時期とも考えられます。
新卒2年目で最優先すべきは「成長」。「我慢」じゃない
上記で説明したように、新卒2年目は結果が残せなくても大きな問題になりません。それと同時に失敗が許される時期でもあります。
そのため新卒2年目の時期にたくさん失敗してどれだけ成長できたかという点が社会人人生に大きく響いてくるでしょう。
大きく成長できれば30代以降に転職で困るリスクを減らせます。
ただ現職の不満を耐えたところで我慢強さという観点から見れば多少成長できるかもしれませんが、対してスキルや経験が身についていなければ、後々の苦労にも繋がってきます。
特に転職をおすすめするケース
転職を検討している人の中には様々な理由があると思いますが、中でも下記のような場合はむしろ転職した方が良いと言えます。
- 残業代が支払われない場合
- 急な出勤や休日出勤が多い場合
- 雑用ばかりでスキルや実績が身につかない仕事ばかりの場合
- 転職のメリットが大きい場合
- パワハラやセクハラなど自身に危害が及ぶ場合
私自身経験があるのですが、第二新卒での転職は「逃げ」だと周りの人に転職を反対されることがあります。
転職は逃げではありません。
上記のようなケースの場合、心身に悪影響を与える可能性もあるため自分自身を守る行為でもあります。自分の置かれた環境や今後を見据えて意思決定できると良いでしょう。
【2年目の転職の悩み】スキルや経験がないと転職は難しい?
そもそも転職すべきなのかという問題が解決されると同時に、いざ転職するとなっても「自分の強みをどうアピールするか」という点で悩んでしまうと思います。
しかし、現職での経験が少ないにしても0ではありません。また、伝え方によって変わってきます。
自分自身のアピールについて悩んでいる方は目を通してみて下さい。
役立たない経験なんて無い
仕事というのは、結局のところ「目標達成」か「問題解決」のどちらかです。そのため、どのような仕事であっても大なり小なり目標を達成したり問題を解決したりすることがあったはずです。
面接の場で自分の経験が乏しいことはあまり気にする必要はありません。
自分の強みや頑張りをしっかりと分析してみましょう。
どんなに小さい工夫・成果にも自信を持ってアピールしよう
面接官が転職者に聞きたいのは、基本的に与えられた仕事の中でどのような工夫してこなしてきたか、また実績を出してきたかという点です。
仕事内容に対して不安があったとしても、その仕事を与えてくれたのはあなたではなく現会社なので、経験がパッとしなくてもそれに対してはあなたの責任ではありません。仕事を与えた人の責任でもあります。
従って、与えられた仕事の中で工夫したことや達成したことがあれば小さいことであっても堂々とアピールすべきです。
💡スキルや経験がないから転職できないと悩んでいる方は下記の記事を参考にしてみてください。
【2年目の転職の悩み】在籍期間が短いと企業からの印象が悪いのでは?
2年目での転職=在籍期間が短いため、企業から「また早期退職してしまうのでは?」と懸念を持たれる可能性があります。
企業からすれば早期退職するリスクが高い人を積極的に採用しようとは思わないので、転職理由を明確にして、企業側に納得させる必要があります。
年数だけで評価してくる会社や面接官のことは忘れよう
昔は「石の上にも3年」という言葉もありました。しかし本記事でも説明したように現在では短期で転職する人が増えています。また、新卒2年目で転職する人も多いです。
とは言え残念なことに新卒2年目というだけで評価を落とす企業もあります。しかしそういった企業は時代に適応できている会社と思えないので、「ご縁がなかったのだ」と軽く考えておけば良いのです。
大切なのは「いつなら転職していいか」ではなく「なぜ転職するのか」
新卒2年目でもそれ以上でも「いつなら転職して良い」という正解はありません。なぜなら、3年以上働いたからといって転職が必ずうまくいくという保証がないからです。また、たとえ転職できたとしても短期離職を繰り返すジョブホッパーになってしまう可能性もあります。
重要なのは「いつ転職するのか?」ではなく「なぜ転職するのか?」です。
現時点で転職したい明確な理由を挙げられない場合は、なぜ悩んでいるのかを棚卸しすることから始め、自分と対話してみて下さい。
💡自己分析する際に参考になる記事はこちら
解決策としての「転職」は妥当なのか?
上記で挙げた転職理由は、今あなたが抱えている問題です。この問題の解決策として転職を検討していると思いますが、それは果たして妥当なのでしょうか?
その問題は社内で解決可能か否かもう1度考えてみた方が良いです。人間関係や仕事内容などが問題なのであれば、部署異動ができる場合もあるからです。
転職は0からのスタートとなります。そのため新卒から1年間築いてきた信頼残高も0になります。知っている人がいない環境の仕事はそれなりの負荷がかかります。
また、「○○にチャレンジしたい」という内容が転職理由だった場合、面接でも「現職ではできないのか?それはなぜか」といった質問をされるケースがほとんどです。しっかりと答えるためにも、現職で解決できない理由や解決するために行動したことは整理しておく必要があります。
現在の市況を踏まえた上での第二新卒の転職について
社会人経験が浅い場合でも伝え方によっては自分をアピールできます。また、「なぜ転職するのか」という点を深掘りすることで、面接官や企業からの懸念を払拭でき、内定への近道となります。
しかし、新型コロナウイルスの影響で、2020年4月時点有効求人倍率(※)は1.32倍、2019年度の有効求人倍率は1.55倍だったのでやや低下しているため、必ずしも転職できるとは限りません。
第二新卒の場合ポテンシャルを期待して採用されることも多いです。しかし新型コロナウイルスの影響により自社の売上が厳しい企業では、育成するコストや余裕がないため、即戦力を求める企業も多いと言われています。
※ 有効求人倍率:1人あたり何件の求人があるのか
出典:一般職業紹介状況(令和2年4月分)について(厚生労働省)
新卒2年目の転職で必要な準備
新卒2年目の方が、ただガムシャラに転職活動したところでやはり内定を貰える確率は下がってしまいます。転職にあたって下記を準備すると良いでしょう。
- 市場を知る
- 自分を知る
- 自己流の転職活動は避ける
それぞれについて具体的に解説していきます。
市場を知る
2020年の1月頃からコロナウイルスにより日本だけでなく世界的に大きな影響を受けてます。それにより大きなダメージを受けている企業もあるのが事実です。
そのため自分が興味を持っている業界や、働いてみたいと思っている職種のコロナによる影響をきちんと調査した方が良いと言えます。業界によっては、なかなか利益が出ず新卒さえも応募していなかったり、なかには希望退職といって実質的なリストラをしていたりする企業もあるからです。
また、現状そのような状態になっていなくても売上が減少傾向である場合、採用されても最悪倒産やリストラの可能性も考えられます。
そういったことを避けるためにもまずは、市場を知るところから始めましょう。
自分を知る
新卒2年目の場合、ポテンシャルで採用される場合もありますが、コロナ禍によって即戦力を求めている企業も多いため、スキルや実績を身につけた上で転職活動に臨む人もいます。
そういった即戦力採用に切り替えている場合、自分自身の市場価値がどの程度なのか把握しておくことも非常に重要です。これを理解していないとそもそも自分という人間をアピールできないため、採用は夢のまた夢になってしまう可能性も考えられます。
また、「何とかなる」という気持ちでやたらと面接を受けて不採用になってしまう人もいますが、その後、同じ企業を受けられないことが考えられるため注意が必要です。
しかし、「自分を知る、理解する」ということは案外難しく、また時間がかかることです。そのため第三者でもある転職エージェントを活用してみても良いかもしれません。
自己流の転職活動は避ける
転職活動するとなってもまず何をすれば良いか分からないという方がほとんどだと思います。さらに理解できていても企業分析や、企業探し、履歴書・職務経歴書の作成、面接対策といったことを何社も行わなければいけないので非常に大変です。
現職で働いている方の場合、全てに取り組もうとしてもうまく時間がとれず時間がかかってしまったり、できたとしてもそれが正解なのか分からなかったりと苦労するでしょう。
しかし、もしそうなってしまっても大半の方がそういった状況に陥ってしまうため安心して下さい。
まずは自己流で転職活動することは避け、転職に詳しい方と繋がっておくことをおすすめします。
詳しくは下記の章で説明していくのでぜひ読み進めてみて下さいね。
新卒1年目の転職活動におすすめの転職エージェント
上記で説明したように、自己流の転職活動はあまり良いとは言えません。そのため転職に詳しい「転職エージェント」を活用することをおすすめします。
転職を検討しているのであれば一度はその名前を聞いたことがあるかもしれません。
転職エージェントは経験などの棚卸しから適切な企業紹介、さらにはひとりではなかなか難しい書類作成・添削、面接対策など転職に関するあらゆるサポートを行ってくれます。そのため「時間がない」という問題を感じることなく転職活動ができるのです。
しかし、エージェントならどれを利用しても同じという訳ではありません。なかには企業をあまり紹介してくれない、フェードアウトされてしまうといった事例もあるからです。
そこで本記事では実際の利用者から信頼を集めている転職エージェントを3つ紹介していきます。
第二新卒エージェントneo
株式会社ネオキャリアが運営している第二新卒エージェントneoは第二新卒や既卒、フリーターなど20代を限定とした若年層向けの就職・転職支援サービスです。
プロのアドバイザーが個別に就職相談を行ってくれるだけでなく、適した企業を紹介してくるほか、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策なども手厚くサポートしてくれます。
就職転職しやすさ、面接対策満足度、就職転職満足度No. 1を獲得しているため高い信頼性があると言えるでしょう。
ハタラクティブ
ハタラクティブはカウンセリング実績60,000人、内定率は80.4%の第二新卒、20代のフリーターなどに向けた就職転職サポートサービスです。
「20代の若手を採用して長期的に育てていきたい」「幅広い人材を採用したい」といった人柄を重要視する企業が多い点も魅力です。
また、求人の詳細はもちろんのこと実際に働く人たちの雰囲気なども踏まえ、企業を選定してくれます。
実際の利用者からは「親身になってサポートしてくれた」との声も多いです。
第二の就活
第二の就活は20代の第二新卒、既卒、フリーターの転職・就職支援を行っています。「就活=不安・やりたくない」という思いを変えるためさまざまなサポートを提供しています。
総カウンセリング時間が20時間を超える個別サポートやビジネスマナーやマインド研修といった豊富な講座が無料で受けられる集団サポートがあり自身に適した方法を選択できる点も魅力的です。
また、東京(本社)や横浜、大阪にオフィスを構えていますが、近くにオフィスがない場合でも遠方サポート対応も可能なので安心です。
転職Q&A
最後に転職初心者からよく聞かれることをまとめておきますね!
何年目での転職が多い?
マイナビ転職の調査によると「初めて入社した会社を辞めたのは、入社何年目の時でしたか?」という質問に対して最も辞めた人の割合が多かったのは3年目という結果でした。
出典:転職は「とりあえず3年」働いてから? 入社3年以内の転職は不利? アンケートで分かった意外な事実とは(マイナビ転職)
何年目での転職がベスト?
これまで説明したように大切なのは「年数」ではなく「なぜ転職するか?」「転職して何をしたいか?」です。
つまり「●年働けば転職しやすい」という解はありません。
転職後、何年働けばいいの?
確かに繰り返し短期離職をすると「すぐに辞めるのでは?」「何か問題があるのでは?」と思われる可能性が高いです。
ただし『何年目での転職がベスト?』と同様に転職において重要なのは転職理由です。キャリアプランを踏まえ、いつ次の転職をするのがベストか?を事前に設計しておくと良いでしょう。
まとめ
今回は新卒2年目の転職について、よくある悩みとともに解決法などを説明していきました。いかがでしたでしょうか?
かつては「入社したらとりあえず3年は働け」と言われていました。しかし、本記事でも解説したように現代は新卒3年目までに10人に1人が転職している時代です。
こういったことから、転職を考えている方は必要な準備した上で動いてみても良いかもしれません。しかしひとりで転職活動することで失敗してしまうケースもあります。
そのため本記事で紹介した転職エージェントの活用してみて下さいね。
この記事のまとめ
- コロナウイルスによって転職が厳しい場合もあるが現状新卒3年目以内の10人に一人が転職している
- 「市場を知る」「自分を知る」「自己流の転職活動を避ける」という3つの準備が必要
- 「第二新卒エージェントneo」「ハタラクティブ」「第二の就活」は新卒2年目の転職活動におすすめの転職エージェント