この記事で解決できるお悩み
- なんで第二新卒が「やばい」「使えない」と言われるのか分からない
- スキルや経験がないと第二新卒の転職は厳しいのか?
- 第二新卒で転職すると「すぐに辞める」と思われそうで心配
- どうしたら第二新卒での転職を成功させることができるのか?
結論からいうと、第二新卒の転職は可能であり、むしろチャンスです。
しかし何も考えずに活動しても転職に失敗する可能性が大きいです。この記事では第二新卒での転職を含めた5回の転職経験から第二新卒が転職に成功する秘訣を紹介していきます。
目次はこちらです。気になったところから読んでも大丈夫です。
目次はこちらです
「第二新卒はやばい」の正体
僕が第二新卒で転職するといった時の家族や上司の反応は下記のとおりでした。
- 在籍期間が短い=スキルや経験がないのに転職なんてうまくいかないよ
- せっかく入社したのにすぐに辞めるなんて信じられない
- すぐに辞めるなんて嫌なことがあったから逃げてるだけなんじゃない?仕事への熱意がないんじゃない?
- 一度逃げる癖がつくと同じことを繰り返す(転職を繰り返す)ことになるよ
このことから第二新卒での転職は「スキルや経験が身につかない」「嫌なことから逃げているだけ」と思われやすいんだなと感じました。
しかし、冒頭でもお伝えしたように「第二新卒での転職は厳しいのか?」というとそんなことはありません。僕の経験だけだと説得力がないと思うので、実際のデータをお見せしながら、理由とセットで解説していきますね!
第二新卒の現実
まずはこの結果を見てください。
厚生労働省が発表した平成28年3月に卒業した新規学卒就職者の就職後3年以内の離職状況によると、大学卒で32%、つまり3人に1人以上が離職しているという結果がでています。ちなみに平成7年以降、平成21年を除いてずっと30%を超えています。
そもそも第二新卒での転職は珍しいことではないと言えるでしょう。
また、特に2014年以降はいわゆる売り手市場と言われ、新卒が採れないことから第二新卒への期待が高まっているようです。
なぜ第二新卒での転職はチャンスなのか?
なぜなら、第二新卒は『ポテンシャル採用』への比重が高いので未経験の仕事にチャレンジしやすいからです。
実際に働いてみたからこそ見えてきたキャリアプラン、自分にとっての『良い』は、必ずしも今の会社で叶えられるとは限らないです。しかし、30代以上になる即戦力として期待値が高くなるのでキャリアチェンジが難しくなります。
だから第二新卒というタイミングはチャンスだと思っています。
💡未経験の仕事にチャレンジしたいなら『第二新卒エージェントneo』がおすすめ
第二新卒の転職に特化した『第二新卒エージェント neo』では、未経験歓迎の求人を数多く保有しています。まずは登録して、チャレンジ可能か確認してみてください。
「やばい」と言われないために第二新卒がすべきこと
いくら第二新卒での転職が可能であっても注意すべき点があるのは事実です。
なぜなら、面接官が第二新卒に対して『「第二新卒はやばい」の正体』で挙げたようなネガティブなイメージを持っている可能性もあるからです!
第二新卒での転職は「スキルや経験が身につかない」や『嫌なことから逃げているだけ」と思われないようにするために、下記の3つを実践してみてください。
- キャリアの棚卸し
- 転職理由の明確化
- 客観的視点を取り入れる
それぞれについて説明します。
「やばい」と言われないために『キャリアの棚卸し』をしよう
第二新卒がポテンシャル採用だからといってスキルや経験が全くない、つまりこれまでの経験から何も身につけていないとなると転職は難しいです。
でも安心してください。
なぜなら「スキルや経験がない」と思っている方も、大半はスキルや経験がないと思い込んでいるだけだからです。やり方さえ覚えれば大丈夫です!
必要なスキルや経験(募集要項の『求める人物像』『応募条件』から確認可能)とこれまでやってきたことを因数分解して共通項を見つける
たったこれだけです。キャリアの棚卸し方法を詳しく知りたい方は『「第二新卒はやめとけ」の理由と僕を転職成功に導いた対策』を参考にしてみてください。
💡 キャリアの棚卸しでの注意点
よく「MVP受賞」や「売上レコード達成」みたいな賞をとったことがないからアピールできることがないと思っている方がいます。もちろんあれば素晴らしいことですが、採用する側としては「何ができる人なのか?」のイメージが湧かないんです。
だからこのような実績は『どうやって実現したのか?(達成戦略と戦術)』をセットで伝えるようにしましょう!
「やばい」と言われないために『転職理由を明確化』をしよう
企業側もすぐ辞めるかもしれない人は採用したくありません。下記の点をチェックしています。
- なぜ現職を辞めるのか?
- なぜ自社を志望するのか?
- 退職理由と志望同期は一貫しているか?
- その理由(退職理由、志望動機)は現職ではできないのか?自社でないとならないのか?
書類や面接では、ネガティブなことは言わないが鉄則ですが、まずは選考を意識せず自分の気持ちとしっかり向き合ってみてください。なぜなら「ポジティブに変換しないと!」と思っていると、中々期8持ちの整理ができず言語化できないからです。
💡 転職理由がうまく作れないときは『マイナビジョブ20's アドバンス』に相談しよう
20代、第二新卒、既卒向けの転職エージェントのため転職初心者にとって頼りになる存在です。書類添削や選考企業別の面説対策はもちろん、志望動機や自己PRを一緒に考えてくれるので、転職できるかどうか不安と悩んでいる方も安心して転職活動を進めることができます。
客観的視点を取り入れる
『キャリアの棚卸し』も『転職理由の明確化』も、必ず第三者の客観的な視点を取り入れるようにしましょう。
なぜなら選考も第三者に評価されるからです。特に第二新卒のような転職初心者が自己流で転職活動をしてもろくなことはありません。
おすすめが転職のプロである転職エージェントの利用です。ただし、いくつか注意点もあるので『2分で解決!使えない転職エージェントの特徴と対処法』を参考に選んでください。
💡 僕が転職活動をする際に必ず利用するのは『リクルートエージェント』
リクルートが運営している転職エージェントで圧倒的に求人数が多いところがおすすめポイントです。条件に合った求人を数多く紹介してくれたので、リクルートエージェントは登録必須です。
第二新卒転職成功の秘訣!
『客観的に取り入れる』についてもう少しお話させてください。
転職初心者である第二新卒が自己流で転職活動を進めても自分の本来の力を引き出せず、失敗に終わってしまう可能性があります。
そんな第二新卒が転職活動を乗り切るコツは、プロの力を活用するということです。
転職エージェントには第二新卒に強いと呼ばれるエージェントがあります。「エージェントだったら誰でもいいんだろう」とむやみやたらに相談してしまうと、自分が求める会社とマッチしない恐れもあります。そのため第二新卒に強い転職エージェントに相談するようにしましょう。
転職のことを会社の同期や親・兄弟に相談する方もいますが、転職の素人だったり経験が古かったりとほとんど参考になりません。餅は餅屋・転職のことは転職エージェントに相談することがおすすめです。
第二新卒におすすめの転職エージェント
ひとくちに"転職エージェント"と言っても、20代30代といった年代別やITなど業界別のエージェントが異なります。
ここでは第二新卒におすすめのエージェントを紹介しますね!
第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneoは第二新卒や既卒などが対象、20代限定の若年層向け転職サービスです。
プロのキャリアアドバイザーが個別で相談に乗ってくれるのはもちろんのこと、1人ではなかなか難しい履歴書の作成・職務経歴書の添削も行ってくれます。
また、ヒアリングの時間もしっかりととってくれるので、「今後どういうところで働きたいか」「どうなっていきたいか」など余すところなく伝えられる環境が整っていると言えるでしょう。
また、紹介数も多く他のエージェントと比較すると紹介数に対しても満足度が非常に高いと言われています。だからと言って質が悪いという訳ではないというところも安心です。
ひとりひとりの転職目的に合わせた求人を紹介してくれるなど手厚いサポートが期待できるでしょう。
ハタラクティブ
未経験からの正社員就職内定率80%以上のハタラクティブは第二新卒や既卒向けのエージェントです。
ハタラクティブを利用している3人に2人が未経験で内定していることから「次の企業は新しい仕事がしたい!」「今までとは違う職種に就いてみたい!」と考えている人にもおすすめです。また、企業においても中小企業だけでなく成長中の企業、幅広い職種・業界などさまざまです。
ここで紹介している企業は、経歴<人柄としている企業が多いのでそのような点でも人気を集めています。
また、カウンセリング実績も60,000人を超えていて、それぞれに合わせてしっかりと話を聞いてくれるといった声もあり、そこから得た細かな情報から適した求人を紹介してくれるのです。
第二の就活
第二の就活は、UZUZが運営する20代の第二新卒や既卒、フリーター向けの転職サイトです。さまざまなサービスを運営していますが、「オーダーメイド型就活サポート」と呼ばれる平均20時間に及ぶひとりひとりへの就活サポートを行っていたり、「研修型就活サポート」と呼ばれる基礎研修やスキル研修などを行う就活サポートが注目を集めています。
完全無料、簡単30秒登録で転職の相談ができるので、まず何から始めたら良いか分からない人におすすめです。
また、サイト内では自分に適した仕事が分からないという方に向けて「適職診断」を行えたり、さまざまな会社のWEB説明会についての動画を観れたりとサービスの数も豊富です。
テレビ通話だったり電話でのキャリア相談も行っているので直接行くのは気が引けてしまうといった方にもおすすめできます。
「やばい」と言われるから転職しない・・・はむしろリスク?!
30代以降の転職は難易度がぐっと上がる
今の会社での仕事内容などに納得していないのにそのまま仕方なく続けていることで成長がないだけでなく将来的に後悔するかもしれません。
30代での転職は「即戦力」として期待されます。20代での経験や実績が物を言う世界です。今の会社で成長が見込めない場合、市場価値が上がらず給料もあがらない、転職で苦戦する可能性があります。
将来の自分が後悔しないためにも「色々な経験ができる」「向上心を持って働ける」会社に転職することをおすすめします。
給与水準が低い業界だと昇進・昇格しても同じ職種でも低いまま
今の給料に満足していないことが原因で転職を考える人も多いです。その場合、年齢を重ねるごとに給料があがったり管理職に就くことで納得のいく給料をもらえたりするかもしれません。しかし、給料が上がったとしても実は、周囲と比較してみた時に全然貰えていなかったりする場合があります。
実際は同じ仕事内容なのに、今働いているところより転職した方が貰えるというケースもあります。
お金は一生つきまとう問題です。自分が納得のいく生活をするためにも給料で悩んでいる方は転職を考えてみた方が良いかもしれません。
💡 第二新卒で年収を上げたい時はどうすればいい?
「給料水準の高い業界・企業への転職」「スキルアップ」「実力主義の会社への転職」が有効です。詳しくは『第二新卒の転職で年収を上げる方法は?』で確認してください。
一度体調を崩してしまうとなかなか回復できないことも
ブラック企業と呼ばれる会社で働いていると、超過残業や休日出勤など休む暇がありません。また、上司からのパワハラが酷い場合もあるでしょう。そのような場合、体力的に無理をしてしまったり精神的に追い込まれてしまったりと体調を崩してしまう可能性があります。
風邪などで体調を崩してしまった場合一般的に2〜3日で治りますが、このような場合は治癒するまでに何年もかかってしまったり最悪の場合一生働けなくなってしまったりするケースもあるのです。実際、これらが原因で働けなくなっている人も多いと言われています。
このようなことで大事な20代・30代を棒に振らないよう迷わず転職活動を行うことが得策です。
💡 第二新卒で大手に転職は無理?
体調を崩してしまったことをきっかけにワークライフバランスが取りやすい大手企業に転職したいと思う方もいるかも知れません。結論から言うと、第二新卒で大手企業への転職は可能です。
『第二新卒で超大手企業に転職するためにすべき3つのこと』では、大手企業の採用動向も紹介しているので参考にしてみてください。
第二新卒 転職Q&A
第二新卒って何ヶ月から?何歳まで?
一般に、第二新卒は新卒で入社後に3年以内に転職活動をしている人を指します。
新卒で入社した会社を数ヶ月で退職した場合も第二新卒に分類されます。また入社から3年以内なので何歳という定義はありませんが、30歳未満(大学卒で25歳、院卒で27歳くらい)イメージです。
第二新卒は学歴はどこから書く?
職歴が少ないので学歴を詳しく書いた方がいいのか?と悩む人もいるようですが、学歴は『高校から最終学歴まで』で問題ありません。
参考:学歴はどこから書くべき?
いつ転職するのがベスト?
第二新卒と定義される期間の内、「いつ転職するのがベストか?」と悩む方が多いようです。
結論、何年目という年数に正解はありません。大切なのは『転職理由』です!
ただし、転職時期は『4月入社』もしくは『10月入社』がおすすめです。有給消化やボーナスも考慮して、一番都合が良いタイミングで転職しましょう。
第二新卒は「やばい」「使えない」と言われる理由と対策のまとめ
この記事で解説した『「やばい」と言われないために第二新卒がすべきこと』を実践することで、転職活動を円滑に進めることができます。
最後にもう一度内容を確認しましょう!
- 第二新卒での転職は可能!むしろチャンス!
- 「第二新卒で転職はやばい」と言われないためには『キャリアの棚卸し』『転職理由の明確化』『客観的視点を取り入れる』ことが大切
- 転職しないのもリスク
- 第二新卒の転職成功の秘訣は転職エージェントを利用すること
初めての転職活動で不安も大きいと思いますが、この記事で紹介したことを実践することから始めてみてください。