この記事で解決できるお悩み
- 業界の選び方が分からない
- 第二新卒におすすめの業界が知りたい
- チャレンジしたい業界があるが良し悪しが分からない
- 第二新卒での転職に悩んでいる
この記事では『どうやって業界を選べばいいのか?』に加えて、5回の転職経験がある僕がおすすめの業界を紹介していきます。
また、『第二新卒の方が転職を成功させるために必要なこと』についても解説しました。
特に転職初心者は転職することに対して不安や焦りを感じやすいです。しかしそのネガティブな感情が転職を失敗させる可能性もあるので、気になる部分から読んで、悩みを解消しましょう。
目次はこちらです
おすすめの業界は人それぞれ。自分に合った業界・企業選びを!
時間のない方向けにこの記事の要点をまとめました。
- 第二新卒である長所を理解すべき
- 業界を選ぶための4つの切り口を知るべき
- 業界選びは難しいので転職のプロのサポートを受けるべき
第二新卒である長所を理解すべき
第二新卒の転職は難しいというイメージを持っている方もいるかも知れませんが、第二新卒はポテンシャル採用、かつ仮に失敗しても再チャレンジしやすいです。
つまり、未経験の仕事へのキャリアチェンジに有利です。
詳しくは『第二新卒が業界選びの前に知っておくべきこと』で解説していきます。
業界を選ぶための4つの切り口を知るべき
第二新卒が業界を選ぶときに知っておくべき切り口は下記の4つです。
- 給与水準が高い業界を選ぶ
- 労働時間などがやさしいホワイトな業界を選ぶ
- 生涯年収を上げるため、成長産業を選ぶ
- 人気の高い業界・流行りの業界を選ぶ
「自分に合う」というのは一見簡単なようで難しいです。「どの切り口が自分にとって相性が良さそうか?」という観点で考えてみるのがおすすめです。
詳しくは『第二新卒におすすめしたい業界の選び方』で解説します。
業界選びは難しいので転職のプロのサポートを受けるべき
自分に合った業界が分かったとしても、その業界・企業に将来性がなければ意味がありません。
転職初心者である第二新卒にとって業界・企業選びなどの転職活動は容易ではないでしょう。
そこで僕が第二新卒の転職でおすすめしているのは「転職エージェントを利用すること」です。なぜなら、転職エージェントを利用することで効率的に転職活動を進められる上、選考通過率がアップするからです。第二新卒のように転職活動に慣れていない方は、うまくいかないことにフラストレーションを抱えて、それがまたうまくかない理由になるので必ず利用することををおすすめします!
💡 第二新卒の方におすすめの転職エージェント
『第二新卒転職エージェント neo』は、第二新卒の転職に特化したエージェントです!手厚くサポートしてもらえるので転職初心者の方におすすめしています。
第二新卒が業界選びの前に知っておくべきこと
第二新卒の方は、3年未満の社会人経験しかありません。
そのためどうしても経験値の浅さをマイナスに考えてしまいがちで、業界を変えることも難しいのではないかと悩んでしまうのです。しかし、その考えは「間違い」とも言えます。
本章ではその理由について解説していくので、まずはネガティブな感情を払拭していきましょう。
第二新卒はキャリアチェンジに有利
第二新卒がキャリアチェンジしやすい理由は下記の2つです。
- 第二新卒はポテンシャル採用で伸びしろが評価されやすい
- 仮に第二新卒での転職に失敗しても再チャレンジしやすい
それぞれ具体的に解説していきます。
第二新卒はポテンシャル採用で伸びしろが評価されやすい
「経験が浅いから」「スキルや実績が少ないから」といった理由からキャリアチェンジに対して後ろ向きになっている方もいるでしょう。しかし、第二新卒は基本的にポテンシャル採用(潜在能力を重要視した採用)なので、スキルや過去の実績より今後の伸び代を評価されるケースがほとんどなのです。
実際2017年5月26日〜28日、全国20~27歳の直近1年以内に転職した人100名を対象にした調査では、6割以上の方が「職種・業界をともに変えた」2割の方が「業界のみ・職種のみを変えた」といった結果になっています。この結果から約8割の方が未経験の業界へ転職していることが分かるでしょう。
仮に第二新卒での転職に失敗しても再チャレンジしやすい
30代以降になると家族が出来るなどといった変化により、転職に失敗すると次の転職が難しくなるケースがあります。しかし、第二新卒や20代であれば、再度転職することになっても大きな問題にはなりにくいとでしょう。
ただし、短期で転職してしまうと次の転職が難しくなるため実績が残せるまで一定期間は在籍したほうが良いです。とはいえ転職先でのパワハラや何らかの深刻な状況が起きている状況であれば無理をせず短期で離職しても問題はありません。
第二新卒で転職しても待遇改善は可能
一般的には年齢が低いと給与も低くなるため、転職後に給与を大きく上げることは難しい場合も多いです。
また、組織内の下働きのようなポジションとなるため、勤務時間を自由にコントロールすることも難しいでしょう。そのため第二新卒で転職すると、待遇面であまりうまくいかないと考える方も少なくないのです。
しかし「給与が低い業界から高い業界に転職する」「住宅手当などの福利厚生が小さい企業から、大きい企業に転職する」「リモートワークを導入しており、比較的拘束が緩い企業に転職する」といったケースであれば待遇改善も可能だと言えます。
結論、転職先次第です。自分にあった転職先を選べるように転職の軸をしっかり持つことが大切です。
第二新卒におすすめしたい業界の選び方
全ての人の希望を満たせる会社は、残念ながら存在しません。そのため自分の希望を掘り下げ、優先順位が高く希望が満たせる業界を選択することをおすすめします。
その際、切り口を持っておくと選びやすくなります。第二新卒におすすめしたいのは下記の4つの切り口で考えることです。
- 給与水準が高い業界
- 働きやすいホワイトな業界
- 生涯年収を上げられる成長産業
- 人気の高い・流行りの業界
給与水準が高い業界
下記の年収別求人数によると、年収800万円以上の求人数が多い業界は「IT業界」です。IT業界は発展途上であり、必要な技術を身につけている人材が求められる傾向にあるのです。
一方で、「サービス業」「メーカー業」は年収が300未満の求人が多いです。
同じ職種でも業界によって給与水準が異なります。『年収』という観点を重視している場合、給与水準が高い業界を選ぶことが大切です。
働きやすいホワイトな業界
特にブラック企業に勤めている方は、ホワイトな働き方を求めている方も多いのではないでしょうか?
ホワイトの定義も人それぞれですが、大手企業は下記の点を抑えられている可能性があります。
- 適切な労働時間
- 福利厚生が手厚い
一例ですが、製造業は民間企業でもお盆休みなどをしっかりととれる傾向が強いと言われています。また、非営利の公的団体などでも、比較的休みが取りやすいと言えます。ただし、一部の役所では労働時間が非常に長い場合もあります。
こういったことを知っておくためにもしっかり情報を集める必要があるのです。
生涯年収を上げられる成長産業
今後の成長が見込まれている業界に入社することで生涯年収を増やせる可能性があります。
スタートアップに入社する場合、一時的に年収が下がるリスクはありますが、ストックオプションや経験を積むことによって結果的に生涯年収が大きく伸びるといったケースも考えられます。
💡 2018年6月にIPOしたメルカリでは35名が6億円以上の資産を得ています
人気の高い・流行りの業界
転職後に、友人や家族など周囲の人からどのように思われるのか気になる方もいます。そのため、きっかけはどうあれそれが頑張る理由に繋がるのであれば、そういった周囲からの目線もしっかりと考えた方が良いでしょう。
新卒者の「就職したい会社ランキング」に登場する企業や、そういった企業が属する業界に転職するとハッピーに働けるのかもしれません。
第二新卒が業界を選ぶときの注意点
業界選びは4つの切り口で考えた上で、下記の点にも注意が必要です。
- 募集職種や会社の規模という観点も重要
- 第二新卒に一律でおすすめできる業界はない
- 企業選びにも同じことが言える
募集職種や会社の規模という観点も重要
現状、特に関心・興味が持てる業界が見つからないという場合であれば"職種"という軸で考えても良いでしょう。営業が好きであれば営業職にこだわった転職、接客が好きなのであれば接客業やサービス業などにこだわった転職など、そういった方法でも間違いではありません。
また、会社の規模が小さいと必然的に業務全体に触れる機会が増えます。そのため30代以降になったときの引き出しが増やせ、収入が安定したり失業の心配がなかったりといったメリットがあります。
第二新卒に一律でおすすめできる業界はない
合う企業や合わない企業はひとりひとり異なります。そのため、残念ながら一律でおすすめできる業界はありません。
第二新卒で転職を考えている場合、まずは何のための転職でどのような要素を重視したいのか考えていきましょう。しかし、ただ考えるだけではうまくまとまっていかないため、過去の経験などから「自己分析」をし、そこから転職先を選択する際に重要視する条件でもある「選定軸」を考え定めていくべきだと言えます。
💡 自己分析のやり方が分からない方は?
企業選びにも同じことが言える
業界×職種の掛け合わせで企業を選定していくことになりますが、結局やることは同じです。
同じ業界×職種でも企業によってカルチャーや人は違います。
自己分析で『選定軸』を明確にしておかないと、それぞれの違いや自分に合う/合わないの判断がつかないので、業界選定の段階でしっかり準備しておくと良いでしょう。
ケーススタディ:第二新卒にIT業界はおすすめ?
前述の調査結果でも高年収として出てきたIT業界は、第二新卒におすすめだという意見を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
IT業界とまとめても範囲はとても広いですが、「年収観点」や「成長観点」といった2つを重視する方にはおすすめしやすい業界です。
本記事ではIT業界の特徴や、IT業界がおすすめな人をまとめています。気になる方は参考にしてみて下さい。
IT業界の特徴
IT業界といっても業務内容は幅広く、大きく分けると「インターネット・Web業界」「通信業界」「ソフトウェア業界」「ハードウェア業界」「情報処理サービス業界」の5つになります。
どの業界もレバレッジが効く仕組みが多いため利益が出やすいことが特徴として挙げられます。また、実力主義の傾向があり、若手のうちから裁量が大きいケースが多く、さらには汎用的なのでスキルが尽きやすいのです。
そのほか市場の変化が早いことも忘れてはいけません。
IT業界がおすすめな人
第二新卒の中でも、特にIT業界がおすすめな方は以下のような方が当てはまります。
・早くから年収を上げていきたい
・早くから裁量を大きくしていきたい
・個の能力をつけていきたい
・変化に柔軟である
また、IT業界は日々進歩し続けているためコツコツと継続的に学べる方にもおすすめです。
第二新卒の業界選びは難しい
第二新卒で転職を希望し「まずは業界から選んでみよう」と意気込んでも、上手くいかず焦ってしまう方も少なくありません。なぜなら、第二新卒はまだまだ社会人経験が浅いため知らないことも多いだけでなく、何から調べたら良いのか分からないからです。
本章では、業界選びの前にやらなければいけないことなどについて、解説していきます。
業界選びの前に、しっかりとした自己分析が必要
イメージや何らかの情報から「ここの業界はダメ」「この業界は良い」と決めてしまう方もいますが、実際にはどの業界にも長所と短所があります。そのため、自身の好みや適した業界を選択するためには、まず自分が何を求めているのかを掘り下げていく必要があるのです。要するに「自己分析」が重要になってきます。
とはいえ、自分を理解することは簡単なようで難しく、苦労する方も多いのが現実です。
業界の将来性を見極めるのはかなり難しい
業界選びは「働きやすさ」や「福利厚生」などばかりに目を向けてはいけません。しっかりと業界の将来性を見極めなければ、入社後数年で経営がうまくいかず会社都合での退職に繋がる可能性も考えられるからです。
しかし、社会人経験の浅い第二新卒が業界の将来性を見極めることは、難易度が非常に高いと言えます。そのため、以下の内容を把握することが大切です。
業界の構造を把握する
業界構造として、その業界がどういった利益の出し方をしているのか把握するようにしておきましょう。
これは後述する「働き方」や「報酬」にも関わってくる内容でもあるため、重要なポイントです。
業界構造の変化も把握する
業界構造の"変化"の把握も大切です。
マクロトレンド(長い目で見て将来的に市場や業界がどのように推移していくか)を加味し、それらが今後どうなっていくのか把握(予想)していきましょう。
例えば、IT業界はこれからよりスマートフォンなどが普及すると予想できるため、それに伴う仕事も増えるはずだろうといった予想もできます。
とはいえ、予想し切ることは難しいため想定し得るパターンをそれぞれ考えておくことが大切です。
業界の働き方を把握する
これは職種にもよりますが、業界の働き方を把握することも大切です。残業が多いなどハードワークではないか、大勢で価値を出す仕事なのかひとりひとりが動いて価値を出す仕事なのかなど、働き方を把握しなければ転職しても「うまくいかなかった」という状況になりかねません。
また、活かせるスキルのほか将来のために得られるスキル等についても知っておくと良いでしょう。
業界の給与水準を把握する
前述してきた構造や、キャリアとして人気の業界か否かなどにより給与が決まってくると言えます。業界よって給与の差が生まれるため、しっかりと把握しておくことが重要です。
とはいえどのように把握すれば良いか分からないという方も少なくないでしょう。この場合、転職サイトなどに記載されているモデル賃金や初任給を確認してみて下さい。特に平均と上限を抑えておくと良いと言えます。
しかし、全ての業界をひとりで調べると時間がかかってしまうため、転職のプロに相談してみることをおすすめします。それについて下記章で詳しく解説していきます。
第二新卒が転職を成功させるためには
業界選びや転職成功のために適切なプロセスを理解していても、業界・企業のことを客観的に把握することは非常に難しいです。これは第二新卒でなくても苦戦する問題ですが、社会人経験が薄い第二新卒にとってはより難しいことと言えます。
また、3年以内の退職=早期退職は、その理由にもよりますが企業側からネガティブに捉えられがちです。そのため、選考も簡単ではありません。だからこそ、継続的に自身の転職活動に寄り添ってくれるサポーターのような存在が居るか否かで、転職に大きな差がつくと言えます。
第二新卒専門の転職エージェントがおすすめ
上記で解説した「サポーター」を、友人や家族、現職の同僚と勘違いする方もいます。しかし、それはあまりおすすめできません。なぜなら転職経験が豊富ではなく、あまり適切な意見をもらえない可能性が高いからです。
ここで言うサポーターとは「転職エージェント」を指します。転職エージェントとは、企業と転職者の間に立ち転職をサポートしてくれる人です。様々な業界の情報を知っているほか、第二新卒の転職を数多くサポートした経験を持っています。
転職エージェントと言っても色々な人がいるほか、特徴も異なるため何人か会ってみて、自己分析からサポートしてくれるエージェントを探すのがおすすめです。
第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneoは「就職/転職満足度」「おすすめしたいエージェント」「就職/転職相談しやすさ」でNo.1を獲得しているエージェントサービスです。(日本マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要:2020年12月期「ブランドのイメージ調査」より)
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実際の利用者からは「素早く返事をもらえた」「背中を押してもらえた」といった高評価も多いです。
第二の就活(ウズキャリ第二新卒)
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サポート内容は、個別と集団を選択でき、キャリアカウンセラーのマンツーマンサポートを受けられたりビジネスマナーやマインド研修を受けられたりします。
また、全国どこでも面談可能なので近く(東京・大阪・横浜)にオフィスがない場合でも対応してもらえる点も魅力的です。
マイナビジョブ20's アドバンス
マイナビジョブ20's アドバンスは、株式会社マイナビワークスが提供している就職支援サービスです。既卒未就業の方や就職未内定者を対象としています。(対象者についてはHPをご確認ください)
世界で数千万人の求職者たちが受けると言われている適性診断を受検でき、その結果をもとにキャリアカウンセリングが受けられるので信頼性も高いと言えるでしょう。
また、最短約2週間で内定を貰える場合もあるため「早く内定がほしい」という方にもおすすめです。
まとめ
今回は第二新卒におすすめの業界、業界の選び方などについて詳しく解説していきました。いかがでしたでしょうか?
記事内で解説してきたように、第二新卒の転職で悩んでいる方は、業界選びの切り口を知っておくことで選びやすくなります。しかし、業界選びを行う前にまずは自己分析に時間をかけなければ自身に適した企業か否かの見極めが非常に難しいです。
とはいえ自己分析は容易ではありません。ひとりで行うと、結果的に転職失敗に陥るケースも考えられるからです。そのため、転職のプロと呼ばれる転職エージェントからのサポートを受けてみることをおすすめします。
この記事のまとめ
- 第二新卒はキャリアチェンジに有利であり、転職に失敗しても再度転職しやすい
- 第二新卒の転職におけるおすすめの業界の選び方4つを知っておこう
- 第二新卒に一律でおすすめできる企業は無く個々によって異なる
- 第二新卒は業界選びを行う前に自己分析が必要
- 第二新卒が業界選び・転職活動に成功するには「転職エージェント」からのサポートを受けると良い