この記事で解決できるお悩み
- 第二新卒での転職がうまくいくか不安
- 第二新卒は何年目での転職がベスト?
- 転職しやすいタイミングはあるの?
この記事では、第二新卒は『いつ』『どのタイミング』で転職することで成功率を高めることができるのか?を転職の流れを踏まえて解説していきます。
更に転職する上で欠かせない転職サイトや転職エージェントについても紹介するので最後まで目を通してみてください。
目次はこちらです
第二新卒にとって最適な転職時期はいつ?
第二新卒の転職時期には、2種類の考え方があります。
1つ目は「何月がよいのか」という時期的な意味合い、2つ目は「何年目がよいのか」というキャリア的な意味合いです。
ここでは、この2つの観点から転職活動を行う上で気にするべきポイントをそれぞれ説明していきます。転職活動を成功させる上では、転職時期を事前に検討しておくことは非常に重要となるのできちんと内容を把握しておいてください。
4月入社、もしくは9月入社
理由としては下記2点があります。
- 欠員の補充
- 育成コストの削減
大手企業を中心に期の切り替わりタイミングは、異動、転勤や退職等といった理由から欠員が多くでる時期です。毎年一定割合で発生するため計画的に4月、9月入社の採用を増やしている傾向にあります。
また、4月入社の場合は新卒と同タイミングでの入社となります。企業側からすれば新卒と同カリキュラムで教育ができれば育成コストの削減に繋がります。
大体転職活動期間は1~3ヶ月なので、逆算すると1~3月、もしくは7~9月が転職活動タイミングと考えると良いでしょう。
💡ボーナス、有休、税金も考慮しよう
4月入社、もしくは9月入社は企業の採用スケジュールに合わせた転職時期です。私は「ボーナスを貰った上で有給をフル消化して転職したい」と思っていましたが、皆さんはいかがでしょうか?
これらは会社の規定によるので事前に確認しておくことを推奨します!
- ボーナス編
- ボーナスの支給日はいつ?
- 給料の支払いタイミングは?
- ボーナスの査定期間はいつ?
- 有給編
- 有給の付与条件は?
- まとまった取得の場合、何ヶ月前の申請が必要?
ボーナスは本人の評価だけでなく会社の業績に応じて支給されるため、退職を理由にした減額される可能性がないとは言い切れません。(明確な評価基準があるある場合は除く)個人的には査定後や支給後に退職の申し出をする方が確実だと思います。
また、「前職の退職」から「転職先への入社」まで一定期間が空いてしまう可能性がある方は年金や所得税・住民税に関する手続きが必要なので要注意です!
第二新卒での転職活動は何年目がベスト?
結論からいってしまうと「あまり考えなくてもいい」です。
というのも、何年目からがよいのかというのは、その人の能力や経験にもよります。
第二新卒であればある程度の経験を期待しての採用になるため、全く社会人の能力・経験の蓄積がない状態での転職は不利になるでしょう。
とはいえ、能力・経験のためと思って長くいればよいというものでもありません。もしもその企業がブラック企業であれば長くいるのは時間がもったいないでしょう。
ブラック企業ではないものの、自分の将来像とは違った会社であれば早く転職した方がよいこともあります。
自分の状態を見極めて転職年を決めましょう。
転職までのスケジュールを立てて計画的に進めよう
転職活動はとにかくやることが多いので「転職時期4月入社を目指そう」と思っていたのに全然計画どおりに進まないということはあるあるです。そうならないためにも入社日から逆算して転職までのスケジュールを立てることをおすすめします!
次の章で転職活動の流れを解説するので、下記の期間のスケジュールをざっくり立ててみてください。
- 退職準備期間
- 選考を受ける期間
- 退職準備期間
第二新卒における転職の流れ
第二新卒として転職活動のStepとしては、以下のとおりです。
- 転職活動の目的、受けたい会社の条件を決める
- 書類選考や面接の準備
- 応募、選考を受ける
- 退職
それぞれ具体的に解説していきます。
転職活動の目的、受けたい会社の条件を決める
最初のStepでは、転職活動の目的と受けたい会社の条件を決めていきます。就職活動の時に自己分析を行った人もいるかと思いますが、これを徹底的に行いましょう。
本当に自分がやりたいこと、そして自分ができることはなんなのか。また、なぜ転職をするのか、転職したいのかということをまとめておきます。
自分の軸をここでしっかり作っておくと、その後の面接がスムーズに進められるようになります。
大まかなスケジュールについても、ここで立てておきましょう。
書類選考や面接の準備
Step2は書類選考や面接準備をすることです。
志望動機や自己PRを整理し履歴書を書いてみましょう。履歴書の作成は非常に重要です。
ここできちんとPRできているかが、一次面接に辿り着けるかどうかを決めると言っても過言ではありません。
一次面接では履歴書の内容を元に質問されることが多くあるため、想定される質問に対する答えも用意しておきます。
また応募書類は企業ごとでPRの仕方が違うため、きちんと書き分けるようにしましょう。
企業側に自分の強みが届くような書き方を行います。
応募、選考を受ける
Step3では、実際に面接を受けていきます。これまで準備したことを全て出せるように、準備を万全にしておきましょう。
まずは、面接の流れを押さえておきます。
面接では自己紹介、経歴紹介、転職理由、志望動機、入社後どのように貢献できるか、質疑応答の順番で行われることが一般的です。
それぞれ答えられるように準備しておきます。また、質疑応答もこちらから質問を必ず考えておきます。質問をすることも、自己PRになります。
退職
人によっては実はここが一番の壁となり、予想よりも多くの時間や労力がかかってしまうことがあります。
円満退社できるように進めていきましょう。
退職を申し出るのは、遅くとも1か月前には上司に伝えましょう。
退職前には引継ぎなども想定し、事前に引継ぎ資料を作成し始めておくとよいでしょう。
退職日に返さなければいけない物は事前に確認しておき、お世話になった人への挨拶も忘れずに行っておきます。
第二新卒の転職でよくある失敗とは?
ここからは第二新卒の転職活動ではよくある失敗例を説明していきます。
1つ目は、転職したい意欲が先走ってしまい業界や会社選びを慎重に行わずに狭い視野しか持てないことが挙げられます。
2つ目は、「第二新卒」という点をマイナス評価されてしまうことがあります。
マイナス評価では、例えば能力が低く見られることや今後の成長性が見られないこと、またすぐに辞めてしまうのではないかという視点で見られることがあります。
焦りや自己流の転職活動で、業界・会社選びに失敗
まず1つ目の失敗例である「焦りや自己流の転職活動で、業界・会社選びに失敗してしまう」点を説明します。
第二新卒は社会人経験が乏しいことから、他の業界や会社のことを知る機会が少ない傾向があります。
転職を焦って始めてしまい、十分に業界・会社研究を怠ってしまうということもありがちです。
また、「転職活動のやり方」というのはある程度決まっています。
それを調べずに自己流の転職活動を行ったためによい業界・よい会社を知る機会を損失していることもあることに注意しましょう。
「第二新卒」をマイナス評価される
2つ目の失敗例は、「第二新卒」という立場をマイナス評価されることが挙げられます。第二新卒はある程度業務経験があるため、最低限の知識があることが前提での採用となります。
それにも関わらず、能力が低かったり成長のビジョンが見えなかったりさらにいうとすぐに辞めそうにみられたりすることがあります。
そのようなことがないように、準備を万全にしてから転職活動を始めましょう。
能力が低い
まず1つ目である、「能力が低い」という点を説明します。
今後のビジョンが形成されていないにも関わらず、「とりあえず仕事を辞めてしまいたい」ことから仕事を辞めてしまい転職活動を始めても、「無計画」と取られがちです。
このような場合、退職理由もネガティブなことしか出てきません。
前職のことを面接の場で悪く言うと、採用されても同じような理由で辞めるのではと思われてしまいます。
また、挨拶や連絡を入れるといった基本的なマナーができていないことがあります。
第二新卒は基本的なことはできていて当たり前、とみられるので社会人の基本的スキルは退職する前に習得しておくべきです。
成長しなさそう
2つ目は「成長しなさそう」という点です。第二新卒はキャリアとしてはまだこれからです。
そのため、本来はこれからまだまだ成長する余力はあるはずですが、どのように自分が成長したいかをあらかじめ考えていないと、面接で話すことができません。
「成長しなさそう」を越えて、忍耐力がなく仕事を投げ出してしまわないか、などといった不安を抱かせることにもつながります。
今まで仕事にどのように取り組んできたのか、それを今後どのように新しい会社で活かしていくのか、ということを説明できるようにしておきましょう。
すぐ辞めそう
3つ目は「すぐ辞めそう」とみられることです。
第二新卒は一度会社に勤めて、自分のやりたいことがはっきりとした人が応募してくることを期待します。
しかし、志望動機と応募職種の一貫性がなかったり、今後のキャリアが志望動機とあってなかったりすると、適当に会社を受けていてすぐに会社を辞めるのでは、とみられてしまいます。
加えて自己分析が足りておらず、自分の強みや弱み、今後なにをしたいかということが自分自身で分かっていないとみなされてしまいます。
第二新卒の転職活動のコツ
ここからは、「第二新卒の転職活動のコツ」を説明していきます。
まず1つ目は、「早めに転職活動を始めること」です。転職活動は意外と時間がかかるため、余裕を持って進めましょう。
2つ目は、「自己分析や業界調査を徹底して行う」ことです。第二新卒の需要は多くあるものの、ハードルは高いものです。
きちんと自分に合った会社を見つける必要があります。
3つ目は「転職エージェント」を使うことです。やはり転職のプロにサポートしてもらうことは、大きな助けになります。
早めに転職活動を始めよう
転職活動のコツの1つ目は、「早めに転職活動を始めよう」ということです。
転職活動は早くても平均3か月程度はかかります。
しかし、まだ勤めている先の仕事が忙しくなり中断したり転職活動がうまく進まないと思ったよりも時間がかかったりすることがあります。
そのため早めに転職活動を始めておくことがおすすめです。転職活動は始めてみると意外とやることが多いものです。
時間が足らなくなり焦ってしまい準備不足になることも考えられます。
自分が納得できる準備を行ったうえで面接に臨む必用があるため、早めに始めておきましょう。
自己分析や業界調査を徹底しよう
転職活動のコツの2つ目は、「自己分析や業界調査を徹底しよう」ということです。
転職に過剰に期待をしてしまい、受かる可能性が少ない会社ばかり受けてしまうということが良くあります。
これは自己分析・業界調査がきちんとできていないことが挙げられます。
自己分析を徹底して行わないと自分の武器や目指す方向がはっきりと見えません。
それでなくとも、第二新卒は社会経験が浅く、自分のスキルもまだまだ浅いものです。
自分のスキルをどのような業界・会社で活かせるのかを徹底的に洗い出し準備を行っておきましょう。
自己流に走らず、自分に合った転職エージェントの力を借りよう
転職活動の3つ目のコツは、「転職エージェントのサポートの力を借りよう」ということです。
転職エージェントは多くの企業や多くの応募者、またどのような人が採用されてきたのか全てをわかっている、転職のスペシャリストです。
そのような転職エージェントのサポートを借りないという選択肢はまずないのではないでしょうか。
もちろん、転職エージェントのサポートがなくても転職を行うことは可能です。しかし、職歴が浅い第二新卒では自分だけでわかる範囲が限られています。
遠回りを避けるためには、転職エージェントにサポートしてもらうのが賢い進め方です。
第二新卒におすすめの転職エージェント
転職エージェントは現在では多く存在しています。ここからはその中でも第二新卒におすすめの転職エージェントを紹介します。
転職サイトだけでなく、転職エージェントを併用していくことが、転職にはおすすめの方法です。
なぜなら、転職サイトから応募して落ちてしまう求人の中には、転職エージェントを通じて推薦してもらうと通過率が上がったりもします。
転職エージェントには、第二新卒に強いところであったり未経験でも応募できる求人が多くあったりとそれぞれで特色があります。
自分にあった転職エージェントを利用しましょう。
第二新卒エージェントneo
まず初めに紹介するのは「第二新卒エージェントneo」です。
その名の通り、若年層向けの就職・転職支援サービスであり、第二新卒をはじめとした20代限定となっています。
就職相談場所には東京・大阪・名古屋・福岡とあり、自分の住んでいるところから近い場所を選んで相談することができます。
一番の強みとしているところは、一人の利用者に対して平均8時間以上時間をかけて相談を行い応募書類の添削を行ったり、面接対策を行ったりすることで転職成功まで結び付けてくれる点です。
日本マーケティング機構による調査においても、「就職転職相談しやすさ」「面接対策満足度」で高い評価を得ています。
ハタラクティブ
2つ目に紹介するのは「ハタラクティブ」です。ハタラクティブも第二新卒を含んだ20代向けの転職エージェントサービスです。
ハタラクティブの一番の強みは求人の多さです。
もしも他社で「紹介できる案件がない」と言われたとしても、ハタラクティブなら紹介してくれるという意見が多数あります。
経歴に自信がない人であれば、ハタラクティブを最初に選んでも良いでしょう。
職務経歴書の添削や面接練習も丁寧に行ってくれ、書類審査の通過率、内定率も高いことも特徴の一つです。
紹介してくれる求人は、東京・大阪・名古屋・福岡の主要都市圏が中心となります。
第二の就活
最後に紹介するのが「第二の就活」です。こちらも第二新卒を中心とした転職エージェントサービスです。
人材ベンチャー企業であるUZUZが運営を行っており、紹介した他のサービス同様、東京・大阪・名古屋・福岡での求人があります。
求人のジャンルで特に強いのはIT系で、SEなどの応募を検討している方はこちらのサービスを使ってみてもよいのではないでしょうか。
求人は公式サイトを確認すると、「厳しい自社基準でブラック企業を徹底排除」「大手企業からベンチャー企業まで有料企業多数」と記載されていました。
優良な求人案件の紹介を強みとしています。
入社後の定着率は95%という高い数字を誇っている点からも、強みを感じることができます。
第二新卒におすすめの転職サイト
マイナビ20's
転職サイトでおすすめなのがマイナビジョブ20'sです。
マイナビジョブ20'sにて開催するセミナー案内の掲示や、自分の行動スタイルと照らし合わせながらテストに回答する適正診断、転職ノウハウなどが記載されています。
適正診断に回答することで、仕事に関連する特徴を客観的に測定してくれます。
このテストは毎年世界中で数千万人の求職者が受験しており、高い信頼性が認められており、自己分析をする際に役に立ちます。
転職ノウハウはSTEPが4つに分類され、転職の進め方から転職準備、面接対策、内定・入社までの知識を確認することが出来ます。
転職に対してのQAも掲載されており、これを知りたい!ということがあれば確認することが出来ます。
まとめ
第二新卒の転職活動について、転職時期や転職に対する一通りの流れ、転職でよくある失敗、転職活動のコツ、転職に役立つサービスを説明してきました。
第二新卒への企業の期待は年々大きくなってきています。
経験が浅いからといって、準備をせずに転職活動を行うとなかなかうまく進まないものです。
今回の記事で第二新卒の転職に関しては一通りの内容を説明しています。この記事をよく理解をして、効率よく転職活動を進めていきましょう。
転職は人生の大きな転機となり、その後の人生も大きく変わっていきます。転職を利用して人生をよりよい方向に向かうようにするべく、しっかりと転職活動に向き合っていきましょう。
この記事のまとめ
- 転職は第二新卒の採用が多い4月と10月が狙い目!
- 転職活動は2年目以降がおすすめ
- 4つのステップで転職活動をすすめていく
- 転職活動のコツは3つ
- 第二新卒向けのサイトやエージェントを利用しよう