第二新卒・20代の転職入門

大学院卒が第二新卒で転職する時に苦労する2つの壁

2020年8月27日

この記事で解決できるお悩み

  • 院卒は第二新卒として転職ができるの?
  • なぜ院卒の第二新卒が苦労しやすいと言われているの?
  • 転職先選び方が分からない

僕は国立大学の理系院卒(工学修士)で、第二新卒での転職を含めこれまで5回の転職を経験しています。

初めて転職する際、「そもそも院卒は第二新卒として転職ができるの?」という疑問を持ったので、自分の転職経験を踏まえて『第二新卒として転職できるのか』『転職先を選ぶときに注意すべきこと』などについて詳しく解説していきます。

目次はこちらです。気になったところから読んでいっても大丈夫です。

院卒転職の要点

院卒も卒業から3年以内であれば第二新卒、しかし年齢による制限がある可能性も!

第二新卒枠と中途採用枠のどちらをおすすめするかは人によりますが、社会人としてのスキルや経験に不安がある場合は第二新卒枠での転職が有効である可能性があります。一方で、企業が求めている要件を十分に満たしているのであれば、あえて第二新卒にこだわる必要はないでしょう。

自分の市場価値は正しく把握して、それに沿った転職活動をすることが大切です。

レイ先輩
レイは異業種への転職のため、第二新卒枠で転職するようにしました

"院卒"に対する企業のイメージ

自分が院卒ということもあるかもしれませんが、僕は大学院までしっかり学んだ方は学部卒に比べて知識や研究推進力が桁違いと思っています。仕事に活かせることも多いと感じています。 その一方で、世の中では院卒のキャリアが必ずしもプラスでない、むしろマイナスと取られることも多いのです。

  1. 研究活動と仕事の内容が異なり、これまでの専門性が活かせないのでは
  2. 社会人経験は新卒と変わらないので、扱いやすい新卒を採用した方が良いのでは
レイ先輩
院卒はいまだに少数派です。得体の知れない不安感もあるのでしょう。

院卒が転職活動に成功するならどうすればいいのか

院卒が転職活動に成功する方法はズバリ、「早く始めること」「他人の力を使うこと」です。 院卒は、その専門性の高さゆえに、慎重に自分の強みを理解し、自己PRや志望動機などに繋げる必要があります。 社会人経験が乏しいと、自己流の転職活動に走り、刺さるアピールの仕方を間違えてしまう人がほとんどです。 悪いことは言わないので、転職のプロである転職エージェントの力を使うことを強くおすすめします。

レイ先輩
甘えることは悪くありません。上手に他力を使えることも大切な能力です。

院卒の方におすすめの転職エージェント

後でもご紹介しますが、院卒者におすすめの転職エージェントを挙げておきます。 時間がない方は、先に登録してから記事の続きを読んでくださいね。

20代限定の「転職エージェントneo」

案件を20代に絞っているエージェントを使うことで、無駄のない転職活動ができます。

第二新卒エージェントneo 公式へ ≫

LINEでビデオ相談もできる「ハタラクティブ」

転職に不安があるなら、気軽に相談できるエージェントも良いですね。

ハタラクティブ 公式へ ≫

20時間を超えるマンツーマンサポートがある「第二の就活」

転職サポートは重要です。特に初めての方は受けてみた方が良いでしょう。

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転職サイトもチェック「マイナビジョブ20's」

転職では相場感が重要です。登録しておいて、毎日少しずつチェックすることで、院卒で応募できるポジションを知っておくと転職で有利になるでしょう。

マイナビジョブ20’s 公式へ ≫

レイ先輩
ここからは、各ポイントについて詳しく解説していきます!

院卒も第二新卒として転職できるのか

一般に卒業から3年以内であれば院卒でも第二新卒として転職は可能です。
ただし、ヤフーでポテンシャル採用の年齢上限を30歳としているように"30歳"を超えてくると第二新卒として転職するメリットを享受できない可能性があります。したがって"卒業から3年以内かつ30歳未満"と考えておくと安心でしょう。

ここで確認です!

皆さんは第二新卒として転職するメリットは何だと思いますか?「第二新卒として転職できるのか?」「第二新卒はいつまでか?」と心配していてもそのメリットが必要なければ必ずしも第二新卒にこだわる必要はありません。

それは"ポテンシャル採用"である点。
一般的な中途採用は、入社後に即戦力として活躍することを期待し、企業が求める人物像、つまりその仕事に必要なスキル・経験の項目、及び水準を満たしているか否かを判断材料とします。一方で第二新卒採用の場合は現時点で必要水準を満たしていなくてもこれからその水準を満たすポテンシャルや将来性が評価されます。

ポテンシャルや将来性への期待が大きい点が第二新卒で未経験の仕事にチャレンジしやすい理由でもありますが、逆に言えば「未経験の仕事にチャレンジする訳ではなく、かつその仕事に必要なスキル・経験、実績を十分要している」ケースにおいては第二新卒として転職する必要性はないと思います。

ただし、"転職市場における自分の立ち位置"を確認することは重要です。

なぜなら自分は十分必要条件を満たしている」と思っていても、

  • 企業目線で見た時にどうなのか?
  • 転職市場と照らし合わせた時に高いのか?

といった点がズレていては評価されないからです。「転職市場と比較してどうなのか?」は自分の物差しでは測りづらい部分なので、その業界×職種を熟知している転職エージェントに相談することをおすすめします。

特に第二新卒におすすめの転職エージェントもまとめているので気になる方は『第二新卒専門の転職エージェント3選』をチェックしてみてください。

参考:ポテンシャル採用(ヤフー株式会社)

苦労

院卒の第二新卒が転職活動で苦労する2つのポイント

転職において重要なのは「あなたが何ができるのか?」ではあるのですが本章では企業の"院卒"に対する印象についてお話します。

なぜなら前章でもお伝えしたように「自分の市場価値を正しく把握することが重要」だからです。この企業からの印象が"院卒"だからこそ転職活動で苦労する部分に重なってくるため、理解して備えておくと良いでしょう。

企業から「院卒」への期待値が高すぎるケースがある

大学院では学卒と比較し、高度なテーマ・手法で研究を進めます。そのため、専門的な知識が豊富な人材と言えます。

しかし、文部科学省によると学士過程修了者の10%前後と、院卒はまだ少数派です。この数字からも分かるように院卒がまだ少ないというだけで万能選手のような期待を抱いてしまう人事担当者もいるのです。

参考資料:文部科学省 - 大学院教育の現状を示す基本的なデータ

要するに院卒というだけで期待値を高く持たれ、「面接で話してみたら思ってた人と違う」といった印象を持たれるケースがあるということです。

学卒よりも高い専門性があることが、マイナスと誤解されてしまうことも

専門性があるが故、専門以外のことは学べず柔軟性に欠けていたり、プライドが高いと思われていたりするケースもあります。そういったことから一般社員とはうまく行かないのではないかと思い込まれることもあるほどです。

このような場合、「学歴というより個人的な性格の問題だ」と感じる人もいるでしょう。確かに、企業によってはそういった判断をしないところもあります。

しかし、このような誤解を持たれることもあるので一定の理解をしておいたほうが良いでしょう。

⑥

院卒で転職を考えたなら、早めに行動した方が有利

レイ先輩
やっぱり早めに行動をしたほうがいいんだよ

これを読んでいる方は、院卒で転職を考えている人が多いと思います。

考えるだけでなく、早めに転職活動を行った方が有利になると言えます。その理由を解説していきます。

年齢が上がると、学卒の中途採用との戦いになる

転職活動は、選考という観点からは院卒、大卒など関係なく応募者同士の戦いでもあります。

大学卒で同じ年齢である場合、院卒と比較しより長い実務経験があります。企業側はやはり社会人経験が豊富でスキルがある人材を求めています。

そのため院卒が有利に転職を行いたいのであれば、同年齢の大学卒が実務経験を積む前に転職活動を行うべきなのです。

他社で活かせない仕事を無理に続けるのは無駄

院卒の弱点はやはり同年齢の大学卒と比較し実務経験が少ない点が挙げられます。経験が少ない=スキルが足りないのです。

実務経験を積んだり、スキルをつけるために現職を続けるという選択肢もあり得ます。しかし、現職の経験を他社でも活かせない場合、積んでいる経験自体に意味がありません。

また、年齢が上がってしまうと企業側からの期待値も上がるため、他者で活かせない仕事の場合は早急に辞めた方が得策と言えます。

女性

院卒の第二新卒が転職先を選ぶときに注意すべきこと

研究してきたことを活かしたいんだけどなあ
転職者さん
レイ先輩
そういった考えには注意が必要だよ

いざ転職活動を行っても、転職先選びで失敗してしまう可能性も考えられます。そういったケースを避けるためにも転職先選びの注意点を知っておく必要があるのです。

大学院での研究を100%活かせる職場は少ない

大学院で行っていた研究テーマを活かしたいと考えている人もいるでしょう。しかし、そうなると研究職などの専門職に限られてしまいます。

とは言え、研究で使用していた手法だったり考え方であったりすれば、経営企画やマーケティングなどの仕事で調査分析能力として活かせるかもしれません。

特に第二新卒であれば過去の実績よりも今後の伸び代が評価されるケースが多いです。そのため研究テーマを掘り下げ続けた姿など、研究活動の中で社会人にも共通する一部の能力を生かすつもりで転職した方が良いでしょう。

大学院での研究を100%活かせる職場は少ないですが、そこで学んだことを生かす職場を探すことをおすすめします。

院卒が少ない職場だと、転職後も再び苦労することも

大学院に行ったから、何でもできるスーパーマンではありません。しかし、院卒は企業側から過度に期待をされてしまうことも多く、その結果苦労をすることが多いと言われています。

また、職場に院卒が少ないと、より院卒の経験を評価されにくくフラストレーションが溜まってしまう可能性もあるでしょう。その結果、再度転職活動を行うといったことも考えられます。

一方で大学院で学んだこと自体は実務経験とは異なるけれど、ーマに向かう姿勢や多角的な視点のような形で評価をされることもあるといった意見もあります。

履歴書を書く男性

院卒の第二新卒が転職先選びで成功する方法

レイ先輩
成功する方法もちゃんとあるからしっかり読んでね!

院卒や院卒の第二新卒だからと言って、転職先選びに失敗してしまうという訳ではありません。

成功する方法はきちんとあります。以下を方法を参考にしてみると良いでしょう。

興味を持った職場で働いている人と話してみると良い

院卒の場合、高卒や大卒などと比較しより多くのそしてさまざまな知識を持っています。例えば自身の研究テーマに対する知見や研究方法に対する知識、そのほか議論の組み立て方などもそうでしょう。また勉学に取り組む姿勢やスタンスも挙げられます。

そのようなキャリアを実務でどう活かすのかを知るためには、実際の現場で働いている人に聞いてみると参考になります

現場の人は多くの経験をしています。そのような役割や責任を追っていて、目標達成をするためどのように活動をしているかを知れるチャンスです。

話を聞くだけでも院卒というキャリアをどう活かせるかが見えてくるでしょう。

選択肢を広げるために、転職エージェントの活用が不可欠

上記で説明した「興味を持つ職場で働いている人に話を聞く」ことは選択肢を絞っていく際、役に立ちます。

しかしその前に自分にあった職場を見つけなければいけません。ここで大切なことは選択肢を広げる努力をするということです。

とは言っても自分の力だけでゼロから候補を見つけていく作業はとても大変ですし、自分の力だけでは限界があります。さらには上手くいかない可能性もあるのです。

そこで選択肢を広げるためには転職エージェントの力を借りることが不可欠になります。

下記では転職エージェントについて詳しく説明していきます。

転職エージェントとは

転職エージェントとは、転職者と企業の間に立ち転職のサポートをする人です。

まずエージェントは企業から求人案件を集めます。その後、転職者とカウンセリングなどを行い、それに当てはまる候補者を企業に紹介をしてくれるのです。

そのほかにも、履歴書や職務経歴書などの添削だったり面接の対策だったりといったことも行ってくれます。

ここで大事なポイントは、求職者側(転職者)には利用料が発生しないという点です。そのため、無料で求人を紹介してもらえるなどサービスが利用できるのです。

転職エージェントには得意・不得意がある

では、転職エージェントであればどのようなサービスでも良いのか疑問に感じる人もいるでしょう。でも実は、そういう訳ではありません。

基本的には特定の業種に特化したエージェントだったり、アルバイト・パート採用に特化していたり、ジャンルごとに分けられています。

そのため、院卒・院卒の第二新卒の場合は、そういった人を多く転職させてきた転職エージェントを探すべきなのです。

下記ではそのような第二新卒に特化したサービスを紹介していきます。

握手

第二新卒専門の転職エージェント3選

第二新卒専門のエージェントがいるんだね
転職者さん
レイ先輩
そうだよ。

さまざまな転職エージェントがいますが、第二新卒専門のエージェントに相談することをおすすめします。

では一体、どのような企業が良いのでしょうか?3つ厳選して紹介していきます。

第二新卒エージェントneo

第二新卒エージェントneoは若年層向けの就職・転職支援サービスで、既卒やフリーターなど20代が限定です。

キャリアアドバイザーが在籍していて、ひとりひとりへ就職の相談だったり履歴書や職務経歴書の添削だったりと手厚いサポートを行っています。

実際の利用者からは「質問などに素早く返事をしてくれた」「担当者の熱意に背中を押された」といった満足する声も非常に多いです。

また、ホームページでは就職・転職で年収診断が簡単に受けられるなどといったサービスもあり、初めての転職活動でも安心です。

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ハタラクティブ

ハタラクティブはカウンセリング実績が60,000人の第二新卒や20代のフリーター向け、未経験からの正社員就職支援サービスです。内定率は80パーセントを超えています。

20代の若手を採用し長期的に育てるために人柄を重視する企業が多いです。また、求人の詳細情報だったり職場の雰囲気だったりを取材していることもあり、その人に適した企業を提案してくれます。

就活アドバイザーがしっかりと話しを聞いてくれるのですが、LINEビデオ面談でも行っているので安心です。

また、内定後もしっかりとフォローしてくれるといった声もあがっています。

ハタラクティブ 公式へ ≫

第二の就活

第二の就活は株式会社UZUZが運営する転職サイトで、20代の第二新卒や既卒、フリーター向けです。「就活=不安・やりたくない」を変えるため、就活においての基礎知識や応用知識などさまざまなコンテンツを発信しています。

また、完全無料のサポートなのに20時間を超えるキャリアカウンセラーのマンツーマンサポートだったり、ビジネスマナーやマインド研修などの集団サポートだったりと、適したものを選択できる店も魅力的です。

東京や大阪のみならず全国どこでも面談が可能なので地方に住んでいる方の利用でも問題ありません。

第二の就活 公式へ ≫

第二新卒と新卒の違い③

第二新卒向けの転職サイトも要チェック

レイ先輩
エージェントだけではなくてサイトもあるよ

転職初心者の方には転職サイトを使って自力で転職活動をするよりもエージェントを活用することをおすすめします!

ですが、下記の状況の方は転職サイトも併用するとイメージを膨らませることが出来るので一度覗いてみてはいかがでしょうか?

  • 自分の興味のあること(業界、職種、会社など)が分からない
  • 自分の転職の軸が分からない

特に第二新卒の方におすすめの転職サイトは『マイナビジョブ20's』です。

マイナビジョブ20’sは第二新卒、既卒向けで20代専門の転職支援サイトです。年間約45,000人の20代が登録していると言われています。また、年間数千人が受検していると評判の適正診断で自分を客観的に分析できたり、専任のキャリアアドバイザーが在籍していてカウンセリングや履歴書、職務経歴書などの添削、面接対策などを行ってくれたりします。

ひとりひとりの適正を見ながら最適な求人を紹介してくれるので、合わない企業を選択してしまう不安はありません。その中で一般の求人サイトに掲載されていない非公開求人の情報もあります。

どのようなサービスも全て無料で利用できる点も嬉しいポイントです。

マイナビジョブ20’s 公式へ ≫

女性

転職サービスに登録したら自分の経験を棚卸ししよう

棚卸し?
転職者さん
レイ先輩
そう!アピールポイント等をまとめてみよう

第二新卒は3年未満で退職ということもあり、それだけで企業側からはマイナスの評価をされてしまう可能性もあります。また、中途採用などと比較し社会人経験も少ないため、アピールできるスキルをまとめるのも非常に難しいです。

しかし、きちんと工夫をして挑むことで転職活動が成功するのも確かです。

転職理由だったり志望動機だったりをしっかりとまとめ、また、ちぐはぐにならないよう明確にしていきましょう。

下記では大事なポイントをまとめているほか、参考記事などもあるのでぜひ読んでみてください。

第二新卒での転職理由(退職理由)を明確に

第二新卒の転職では、高確率で退職理由を聞かれます。そのため、きちんと明確にしておく必要があるのです。また、退職理由から次の職場を探したり、実際の企業から自社とマッチしているか判断されたりするため非常に重要です。

実際に退職理由の中には、「待遇や条件の不満」「人間関係や組織への不満」「キャリアへの不満」などが上がることがあります。

しかし、退職理由で”不満”をそのまま伝えてはいけません。そのため不満をポジティブに変換しまとめることを意識してみましょう

また、転職理由のランキングもまとめているのでこちらも参考にしてみてください。

参考:第二新卒の面接は転職理由が重要!よくある質問と回答例

社会人経験・スキルをアピール

退職理由をうまくまとめられたら、第二新卒で評価される社会人経験等のスキルをアピールポイントをまとめる必要があります。

第二新卒は、新卒とは異なり3年以内ではありますが、社会人経験があります。そのため、一般的な挨拶だったり名刺の渡し方だったりといったビジネスマナーはきちんと持っている人がほとんどです。また、社内においての基本的なメールの対応などができるといった部分もあります。

そういった点でのスキルをアピールするために経験等をまとめておくことも非常に大切です。

アピールポイントをまとめるためには自己分析が必須です。自己分析をまだ着手できていない方は下記の記事を参考にやってみてください。

参考:
第二新卒の転職は「自己分析」が鍵!転職成功に導くやり方とは?
転職を悩んでいる20代におすすめの本10選【手遅れになる前に】

院卒の専門性・スキルをアピール

何度も説明をしていますが、院卒の人は目的を持って、そしてより深く研究し学んでいます。そのため大学院での専攻内容のほか、研究で使用していた手法や考え方などを企業にアピールすることも可能なのです。

これは大学卒や高卒では難しく、より深く学ぶため大学院へ入学した人にしか生かせないポイントでもあるのです。

また、それがどのように仕事に役立つのかという点も合わせてうまく企業側に伝えることができればより高評価に繋がっていくでしょう。

理系の大学院卒の場合

理系院卒の場合、特に分析能力をアピールポイントにできるでしょう。
さまざまな実験を行い、その結果や資料データをもとに分析を行います。そのため、きちんと論理的に筋道を立てて物事を考えられるといったスキルが身についている人がほとんどです。

また、研究職へ応募をする場合、大学院で学んだ研究分野と共通していることで即戦力になれる可能性もあるでしょう。そのため、そのような内容で研究の成果を残しているのであれば、企業側にしっかりとアピールする必要があります。

研究の成果や論文なども合わせて用意しておくことをおすすめします。

文系の大学院卒の場合

文系の場合、特に語学力をアピールポイントにできるでしょう。自身の研究テーマの文献を読む際、英語力は必須です。人によっては国際学会などで発表を行うこともあります。

このような点からも外資系企業への転職などできちんと伝えることができれば内定も夢ではありません。

また、ゼミや学会発表を行った経験からプレゼンテーション能力などもアピールできるでしょう。

⑥

まとめ

今回は院卒での第二新卒について詳しく解説していきました。いかがでしたでしょうか?

院卒の場合、大学卒の第二新卒と比較し年齢的な部分で不利になってしまうのではないかと思う人もいるでしょう。しかしポテンシャルといった部分においては企業側から高評価をもらえることも事実です。

とは言ってもやはり自分の力のみで転職先を選択したり、転職活動を行ったりすると失敗してしまったりする可能性も大いにあります。そういったことを避けるためにも、第二新卒向けの転職エージェントや転職サイトを利用してみてください。

ひとりでは難しい求人選びのほか、書類の添削、まとめることが難しい自己分析などのサポートも行ってくれるでしょう。ぜひ、本記事を参考にして頂けると嬉しいです。

この記事のまとめ

  1. 院卒も第二新卒として転職が可能
  2. 院卒は企業側からの期待値が高すぎるケースがある
  3. 院卒の転職は中途採用との戦いになる
  4. 研究を100%活かせる職場は少ない
  5. 第二新卒が転職選びで成功する方法は2つ
  6. 院卒の第二新卒に特化した転職エージェントの利用がおすすめ
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カズ

スシマル

最終学歴は「専門学校卒」。3回の転職を経て、年収が700万円アップ。転職の理由は「非エリートな僕は、転職で待遇を少しずつ改善していくしかなかった」。座右の銘は「まずは行動することが大切」。 現在は2社の代表取締役を務める。 →スシマルのプロフィール

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