第二新卒・20代の転職入門

第二新卒におすすめの資格は?資格なしでも転職できる?

2020年9月29日

資格アイキャッチ

この記事で解決できるお悩み

  • 第二新卒での転職に苦戦している
  • スキルがないので資格を取った方がいいのでは?でも時間がないと悩んでいる
  • スキルや経験がないことを心配している
  • 今後のことを踏まえて若いうちに取っておいた方がいい資格を知りたい

第二新卒での転職は、スキルや経験がないことから資格を取得した方がよいのではないかと迷う人が多いようです。

結論からいうと資格は必ずしも必要ではありません。

もちろん資格は保有しているスキルの証明になるので企業によっては有利に働きます。しかし、資格があるからといって転職活動がうまくいくとは限りません。そして資格がなくても第二新卒での転職を成功させることはできます。

本記事では「なぜスキルや経験がない第二新卒でも資格なしで転職を成功させることができるのか?」を、企業が第二新卒に求めていることから紐解いていきます。

第二新卒での転職活動に苦戦している方は最後まで読んでみてくださいね。

「第二新卒の転職で資格が必要ある/なし?」のその前に

この質問には「そもそも第二新卒とは?」「企業は第二新卒に対して何を求めているのか?」について理解しておくと良いでしょう。

なぜなら自分にとって資格が必要か?必要でないか?の判断がしやすいです。

よっくん先輩
「そんなこと全然分かってるよ!」という方は飛ばしてくださいね。

そもそも第二新卒とは?

企業によって異なる場合もありますが、第二新卒とは、学校(高校・専門学校・短大・高専・大学・大学院)を卒業してから、概ね3年以内の方とされています。(※)

卒業したときの年齢にもよるので3年以内という年数で制限がかかるケースが多いです。

出典:若年者雇用を取り巻く現状(厚生労働省)

企業が第二新卒に期待していること

上述のとおり、第二新卒は社会人経験が3年未満です。アピールできるスキルや経験がないと悩む方も多いのではないでしょうか?

もちろんスキルや経験、仕事での実績があるに越したことはないですが、企業は第二新卒に対しては新卒同様『ポテンシャル』への期待が高い傾向にあります。

第二新卒は新卒と比べると実務経験があるため育成コストが低いです。そのため第二新卒を積極的に採用したいと考えている企業もいます。

第二新卒の転職活動で資格があった方が有利?

資格取得の必要性を感じている方は、スキルや経験不足を懸念されていると思います。

しかし上述のような第二新卒を取り巻く環境を踏まえると第二新卒の転職活動において資格の有無が影響する可能性は低いといえます。(募集要項で資格を保有していることが条件である場合を除く)

また厚生労働省の調査の結果、採用選考で「資格を重視する」のは7.2%という結果も出ています。特に企業が重視しているのは「熱意・意欲」(約60%)や「コミュニケーション力」(約50%)なので、資格取得に邁進するよりも伝える方法を磨く方が良いでしょう。

出典:若年者雇用を取り巻く現状(厚生労働省)

資格

もちろん資格を取得することのメリットも!

資格がなくても転職は可能ですが、取得することによるメリットはあります。

メリット

  • 業務に活かすことができる
  • スキルの証明
  • やりたい仕事について知ることができる

具体的に解説していきます。

業務に活かすことができる

転職を決意し、見事その会社に入社できたとしても一から仕事を学んでいかなければいけません。そのためなかなか自身の力を発揮できなかったり給料をあげることが難しかったりといったこともあると思います。

しかし、その会社に必要なスキルにおいての資格を取得していれば業務内容と繋がり、仕事に活かせるでしょう。また、選考でも有利に働く傾向があるため、働きたいと思う会社への内定を取りやすくなります。

万が一、転職活動中に資格取得が間に合わなかったとしても並行して取得に励むことで面接官に意欲をアピールできるでしょう。

スキルの証明

事務職に就きたい、経理の仕事をしたいという人の中にはパソコンのスキルを既に持っているという人もいると思います。

しかし、「スキルがあります」と企業側に口頭で伝えたところでそれを実証する術はなく、「本当にスキルがあるって言えるの?」と疑われてしまったり信じてもらえず不採用になってしまったりすることも考えられます。

そのような際、パソコンのスキルに関する何らかの資格を取得していることで、自身の能力を示すことができるのです。

このようなことから、もし転職先で重視される能力に関する資格があれば選考の際、有利に働くと言えます。

やりたい仕事について知ることができる

異業種に転職したいという人の場合、資格の勉強をすることで実務のイメージが分かるケースがあります。

特に介護職や福祉職などは他の職種から転職してからとなると知らないことや学ばなければいけないことがたくさんあります。

確かに実務で必要な知識は資格試験の内容よりも、具体的だったり細かい内容だったりすることが多いです。しかし、資格試験のために学んでおくことでその仕事に対して大きくイメージを掴むことができます

大切なのは資格を取得する目的

これまで第二新卒の転職活動において資格が必ずしも必要でないこと、一方で資格取得によるメリットがある点をお伝えしてきました。

ただ一番大切なのは何のために資格を取るのか?という目的だと思います。

「スキルや経験がなくて不安だから」「資格を取っておいた方が安心だから」というのもあると思いますが、何のために資格を取るのか?資格を取って何をしたいのか?について意識してみてください。

分析

第二新卒は、自己分析と資格を並行させるべき

資格取得をする場合、やりたいことに必要、もしくは繋がる資格を取得することが理想的です。

そうすることで仕事に対する理解が深まります。また、資格試験を続けても興味やモチベーションが保たれたらならば、その職に適正あることが分かるでしょう。したがって資格取得のために勉強を続けることは意欲・適性を示す根拠にもなります

そして、資格取得には転職の前提となる自己分析をしっかりと行う必要があるのです。とは言ってもひとりで行うのは非常に難しく、失敗してしまうケースもあるので転職エージェントの利用がおすすめです。

女性

自己分析は、第二新卒専門のエージェントに相談

転職エージェント?
転職者さん
よっくん先輩
そう!企業と転職者の間に立ってサポートしてくれる人だよ

自己分析は非常に大切です。しかし上記で述べたようにひとりで自己分析を行うことで、転職に失敗をしてしまう可能性が高まってしまいます

その理由として、まずスキルや経験が足りないことが挙げられます。第二新卒の場合、3年以内に会社を退職してしまっています。そのため、社会人経験はあるものの、経験が短くまたスキルもあまりないのです。そのため自身の強みを見つけることが難しいとも言えます。

また、スキルや経験が足りないがゆえ自身に適した企業を選択することも難しいでしょう。

しかし、第二新卒専門の転職エージェントを利用することで、自己分析をサポートしてくれるだけでなく書類の添削や面接の練習などを一緒に行ってくれます。また、資格取得に対する相談にものってくれるでしょう。

おすすめ

第二新卒におすすめの資格

へえ。おすすめの資格なんてあるんだ!
転職者さん
よっくん先輩
そうだなんだよ!知っているものから意外なものまであるよ

第二新卒には取得しておいた方が良いおすすめの資格があります。よく聞く資格ではありますが、例を挙げると「日商簿記」や「TOEIC」「ITパスポート・基本情報技術者」などです。

ここで紹介する資格が全ての人に当てはまるという訳ではありません。しかし、どのような職種であっても活きてくる資格なので、下記の内容をぜひ参考にしてみてください。

MOS

MOSはマイクロソフトオフィススペシャリストの略語です。この資格は、マイクロソフトが公式で発表しているWordやExcelなどのスキルを証明できるものです。

オフィスでデスクワークがある事務職の場合、Excelの知識はほぼ必須です。そのため、必要な知識を得られるので取得しておいて損はないと言えます。

選考で「パソコンのスキルがあります」と伝えてもそれを証明することは難しいです。しかし、この資格を取得することで客観的にスキルを証明することができるのです。

MOSの試験には「スペシャリスト」と「エキスパート」があります。
難易度はそこまで高くなく、MOSスペシャリストは8割、MOSエキスパートで6割程度の合格率です。

また、試験は1科目10,000円程度で受けられます。

日商簿記検定

日商簿記検定とは、企業で行われている経営活動について記録や計算そして整理をし、経営成績だったり財政状態だったりを明らかにする技能です。

会計知識を得られたりコスト感覚を理解できたり、さらに財務諸表などが読めたりします。また、損益計算書や貸借対照表の繋がりなどを学べますが、その繋がりを理解することで事業をお金の面から理解できるようになるのでとても便利です。

経理や経営企画、新規事業などを検討している場合に役立つ資格とも言えます。

レベルごとに初級〜1級までに分かれていますが、合格率や勉強した方が良い期間はレベルごとに異なります。3級の場合の合格率は5割程度で1〜2ヶ月以上の勉強が必要です。1級になると合格率は10%弱と低く、勉強時間も半年以上の期間が必要です。

受講料は3,000円程度〜10,000円以下と安価な金額で受けられます。

TOEIC

TOEICはよく聞いたことがある資格だと思いますが、級ごとに分かれておらず、スコアで結果が表示される珍しい資格でもあります。この資格は外資企業だったり金融法人だったりといった英語を利用する可能性がある職種の人におすすめです。試験は6,500円程度で受けられます。

現在はグローバル社会でもあるので、いつ英語が必要になるか分かりません。そのため、勉強し少しずつでもスコアを伸ばしておくと良いでしょう。

勉強方法として問題集を購入し2〜3回繰り返した後に、過去問を2〜3回行う方法があります。このように勉強することでスコアを上げられると言われています。

実際転職パイセンのレイはこの勉強方法で非常に難易度が高い、英検1級レベルと言われているTOEIC900点を超えました

普通免許

運転免許を取得しておくこともおすすめします。事務職やオフィスでの仕事を行う場合、運転免許の必要はありません。しかし営業職などは車でクライアント先へ移動する可能性があるため、運転免許は必須です。

取得するためには基本的に自動車教習所に通い、運転適性検査からはじまります。その後、仮免許学科試験、卒業検定、などを受けたのち運転免許証が交付されます。

試験の内容として視力や聴力などの適性検査のほか、90点以上を合格ラインとする学科試験があります。

一般的に卒業までは2〜3ヶ月程度と時間がかかる上、金額も20〜30万円と費用も高額になるでしょう

ITパスポート・基本情報技術者

IT業界で働く際や業務の中でシステム開発に関わる際は、ITパスポートや基本情報技術者の資格取得がおすすめです。

ITパスポートは「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家資格で、情報処理技術者試験の中でも簡単な部類の資格だと言われています。ITを利用する側の資格と考えておくと分かりやすいでしょう。

また、IT知識を持っているということをアピールできるものであったりITに関しての基本的なことを学べたりします。

試験はパソコンを使用し四択式で行われます。試験会場などによって異なりますが、基本的に午前や午後など好きな時間帯を選べ、且つ毎月実施されているので受けやすいです。個人差はあるものの勉強時間は100時間程度で、合格率も50%程度と言われています。

一方、基本情報技術者はIT技術を提供する側の資格で情報処理技術者試験の一区分でもある国家試験です。

難しい試験ではあるものの、取得をしておくことで企業からの高評価を得られたり応用力や適用力が向上したりします。

試験はマークシート式で、ITパスポート資格とは異なり1日かけて行われます。また、例年4月と10月の年2回のみが試験実施日です。

勉強時間は、そもそもの知識によって異なりますが、おおよそ200時間程度必要です。また、合格率も20〜30%と低く、きちんと勉強をしていても不合格になってしまうこともあるでしょう。

数字などを見て分かるようにITパスポートのほうが難易度は低いため、まずは基礎知識を学ぶ意味でITパスポートを受験してみても良いかもしれません。

ちなみに転職パイセンのレイは応用情報技術者の資格を取得しており、ITコンサルとして実際に役立てていました。そのためマニアックな人にはおすすめです。

中小企業診断士

中小企業診断士は、中小企業が現在抱えている問題だったり悩みだったりを分析しながらサポートをする仕事です。簡単にまとめると、中小企業が経営で問題を抱えた際の相談窓口と言っても良いでしょう。そのため、経営や経営コンサルティングなどを仕事にしたい場合は取得することをおすすめします。

世の中にはさまざまな種類の経営コンサルトがありますが、中小企業診断士は唯一の国家資格でもあるのです。1次試験と2次試験に分かれていて、1次試験の合格者のみが2次試験に進めます。1次試験には経済学・経済制作、財務・会計などといったものがあります。別枠で応用情報技術者の資格を取得しておくことでITの試験が免除されるため、先に取得しておいても良いかもしれません。

勉強時間は1次、2次を合わせて1000時間程度が必要でさらに、受験料は1次が13000円、2次は17200円で他の資格と比較すると高額です。

大変な資格ではありますが、経営企画や経理などの勉強をしておくと仕事の全体像が掴めます。そのため時間のある20代のうちに取得しておくと良いでしょう。

パソコン

より強力なスキルを獲得したい場合

よっくん先輩
強力なスキルが欲しい人はぜひ読んでね!
よし!僕も読んでみるよ
転職者さん

近年は、エンジニアの需要が高まっていると言われています。そのため、より強力なスキルを獲得したい場合はログラミングスクールに通い、エンジニアスキルを獲得してみても良いかもしれません

前職、全く異なる職種についていたとしても経験に縛られずチャレンジすることで年収大幅アップも狙えるでしょう。

また、スクールにおいても第二新卒におすすめのプログラムもあります。周囲とコミュニケーションを取りながらできたり友達ができたりといった、スキルとは別の意味でのメリットもあるので非常におすすめです。

スクールにはさまざまな種類や金額のものが存在するので事前にしっかりと調べておくことが大切です。

受講料0円のプログラミングキャンプがおすすめ

学習するというだけでなく、学んだことを生かして転職することを最終的ゴールとしているGeek Jobは、社会人経験を活かし未経験からITエンジニアにキャリアチェンジをサポートしてくれるサービスです。

600名以上が異業種で実務未経験からエンジニアの転職に成功していてその数字は97.8%と驚異の数字を叩き出しています。

オンラインで受けられる無料の学習カリキュラムだったり講師が学習を手助けしてくれたりと充実したサポートをしてくれるのです。また、それだけでなくその技術などが転職に繋がるようなサポートも行ってくれるから安心です。

企業からの紹介報酬で成り立っているため体験、説明会、キャリア相談が全て無料です。そのため少しでも気になる方は、まずは気軽に申し込んでみることをおすすめします。

まとめ

まとめ

今回は第二新卒の転職の際における資格について解説しました。いがかでしたでしょうか?

資格を取得していなくても転職は可能です。とはいえこの記事で紹介したMSOや日商簿記検定、TOEICなどの幅広い業務に活きる資格を取得しておくことで、選考が有利になったり後に会社への貢献度も高くなったりするでしょう。

そのため、自己分析を行いながら資格を取得するための勉強をしても良いかもしれません。

不安などがあれば転職エージェントに相談してみてくださいね。

この記事のまとめ

第二新卒の転職は資格なしでもできる
資格取得の理由には「能力を示せる」「業務に活かせる」などといった理由がある
第二新卒におすすめの資格は6つ
より強力な資格を取得したい人は受講料0円のプログラミングキャンプがおすすめ

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ヨックン

ヨックン

文系大学卒のサラリーマン。会社ではいわゆる「偉い人」で、転職者を採用する側として、採用計画、面接、研修など採用するプロ。 スシマルやレイからはブレないキャラとして信頼されている一方で、よく相談にも乗ってくれる頼りになるメンバー。 →ヨックンのプロフィール

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