こんにちは!転職パイセンのレイです。
今、この記事を読んでいる方は「第二新卒で転職を考えている方」「第二新卒でなかなか就職できずに悩んでいる方」ではないでしょうか?
多くの方は、第二新卒は社会人としての経験も浅いため「転職/就職は難しいのではないか?」「経験が浅いから、内定を貰えないのではないか?」と考えてしまうかもしれません。「第二新卒はやめとけ」という声もあるくらいです。
確かに第二新卒の就職は簡単ではないです。しかし、やり方を間違えずに転職活動を進めることで行きたい企業から内定を貰える可能性も高まります。
そこで本記事では第二新卒が就職できないと言われる3つの理由から、第二新卒の就職対策のコツなどについて詳しく解説していきます。悩んでいる方はぜひ参考にしてみて下さいね。
こんな方におすすめ!
- 第二新卒の就職事情を知りたい方
- 第二新卒がうまく就職する方法を知りたい方
- 転職エージェントについて知りたい方
気になった部分だけ、目次から選んで読むこともできますよ。
目次はこちらです
第二新卒は就職できない?
本章では、本章以降で説明する内容を要約しています。
気になる章の内容については、下記でより詳しく説明しているため合わせてチェックしてみることをおすすめします。
第二新卒の特徴とは●●
第二新卒は、学校を卒業後3年以内に退職し、転職活動をしている方を指します。大学を卒業する場合は25歳まで、大学院を卒業する場合は27歳までが第二新卒と言えます。
一方で第二新卒と混同されやすい既卒は、学校卒業後、正社員として働いた経験がない方のことを指します。要するに、第二新卒は3年未満と短期間ではあるけれど、社会人経験がある点が特徴と言えます。
第二新卒でも就職は可能
第二新卒は社会人経験が浅く未熟なため、就職は厳しいのではないかという声もあります。しかし、厚生労働省が公表しているデータを見ると、半数は離職期間無しでの転職ができているのです。
これら詳しい内容については3章で解説していきます。
第二新卒が就職できない3つの理由とは?
上述したように、第二新卒でも就職は可能です。しかし「自己分析の問題」「企業選びの問題」「面接対策の問題」の3つがしっかりとできていない場合、就職できない、内定が貰えないといった状況が起こってしまいます。
これらの詳しい内容については4章で解説していきます。
第二新卒で就職できない場合の対処法は●●をしよう!
転職活動は自己分析や企業選び、面接対策などやらなければいけないことは多いです。しかし自己流で対応していると思うように転職活動がうまくいかなかったり、内定がもらえなかったりするケースがあります。
このような事態を避けるために、第三者に相談することをおすすめします。第三者と言っても親や友人は、一般的な価値観で相談に乗っていることが多く転職に反対されてしまうことも考えられます。そのため転職経験が豊富な方や、企業と転職者間に立ち転職をサポートしてくれる転職エージェントに相談すると良いでしょう。
第二新卒とは?
第二新卒とは、一般的に大学や大学院を卒業後に就職し、3年以内に離職をして転職活動を行う方を指します。年齢的には25歳前後になります。
第二新卒の定義を間違えている方や企業によって考え方が異なるケースがあるため、正しく理解をしておくようにしましょう。
第二新卒と既卒は違う
第二新卒と既卒が混同してしまう方もいますが、この2つは異なります。なぜなら既卒とは大学や大学院を卒業後、正社員として働いた経験が1度もない方を指すからです。第二新卒は「社会人経験がある」既卒は「社会人経験がない」という点が大きな違いになります。
下記表では、第二新卒や既卒のほか、新卒や中途についてもまとめています。自身がどの状況に当てはまるか確認してみて下さい。
また第二新卒は「転職」と言うことの方が多いですが、「就職」と言っても広い意味で職に就くことなので意味的に間違いではありません。
第二新卒 | 既卒 | 新卒 | 中途 | |
最終学歴 | 特に決まりはない | 特に決まりはない | 特に決まりはない | 特に決まりはない |
学校の在籍状況 | 卒業済み | 卒業済み | 卒業予定 | 卒業済み |
卒業からの年数 | 概ね3年以内 | 1日以上概ね3年以内 | ゼロ | 概ね3年超 |
正社員の勤務経験 | あり | なし | なし | あり |
第二新卒は就職できない?というのは嘘
第二新卒は就職できないと言われていますが、それは本当なのでしょうか?
本章ではそういった内容について詳しく解説していきます。
20代前半で離職した多くの人は、すぐに転職できている
「第二新卒は就職できない」「受からない」という情報を見かけることも多いですが、実はそれは真っ赤な嘘とも言えます。それでも不安や疑問に感じている方もいると思うので、客観的なデータを一緒に見ていきましょう。
下記表は、厚生労働省が公表している「直前の勤め先を離職してから現在の勤め先に就職するまでの期間」の数値です。20-24歳を見ると分かるように、半数は離職期間なしで転職をしている、または1ヶ月未満のブランクで就職できていることが分かります。25-29歳においても、20-24歳と大きな差はなく同じようなことが言えます。
要するに、20代で離職した多くの人は、すぐに転職できていると判断できるのです。
年齢 | 離職期間なし | 1ヶ月未満 | 1-2ヶ月 | 2-6ヶ月 | 6ヶ月以上 | 不明 |
15-19歳 | 6.6 | 25.6 | 20.9 | 18.2 | 15.3 | 13.5 |
20-24歳 | 23.4 | 29.8 | 10.7 | 20.5 | 9.0 | 6.7 |
25-29歳 | 22.4 | 31.9 | 15.0 | 14.2 | 13.7 | 2.9 |
(単位:%)平成27年度
参考:既卒の就職は更に厳しい?
既卒(学校を卒業後正社員経験が1度もない)での就職をする場合、既卒となった適切な理由をしっかりと持つようにして下さい。一概には言えませんが、企業側が不信感を抱きマイナスな評価を受けやすい可能性があるからです。
「なぜ、正社員として働かなかったのか」「なぜ就職しなかったのか」その点について言い訳ではなく反省点を伝えポジティブな姿勢を見せるようにしましょう。
こういった点は、第二新卒にも似たようなことが言えます。「なぜ3年未満で早期退職をするのか」明確な理由を伝えられるようにしましょう。
【これが問題】第二新卒が就職できない3つの理由
上述したように「第二新卒だから就職できない」と心配しすぎる必要はありません。とはいえ、なかなか就職できないという方もいるでしょう。その理由は人それぞれですが、就職できない人は3つの理由に当てはまっている可能性が考えられます。
本章ではよくある理由「自己分析の問題」「企業選びの問題」「面接対策の問題」を挙げて、詳しく解説していきます。
自己分析の問題:自分のことを掘り下げられてない
まず、就職できない3つの理由の1つとして、就職活動の基盤にもなる自己分析の問題が考えられます。
自分自身のことを掘り下げられておらず、「転職・退職した理由を明確にできていない」などといったことが起こっているかもしれません。
転職・退職した理由が明確でない
「転職しようと思った理由は何ですか?」「退職理由を聞かせて下さい」といった質問は転職活動の面接で必ずと言って良いほど聞かれる内容になります。この質問は、採用されるかどうかの重要な要素にもなってくるのです。
基本的に面接で話す退職理由を選ぶ際、「退職しないと解決できない理由(自分の力では解決できない理由)」を選ぶことが大切です。しかし「転職・退職の理由」があやふやで明確になっていないと転職活動自体にブレが生じてしまうことも考えられます。
こういったことを避けるためには、やはり自己分析は欠かせません。自己分析の方法については後述していきます。
また、参考記事ではよくある第二新卒の転職理由を、ランキングで解説しているのでチェックしてみて下さい。
参考記事:第二新卒の転職理由(退職理由)ランキング【例文つき】
前向きになれない、成長意欲を持ててない
第二新卒は、スキルや実績が少ないことやまだ若いこともあり今後に期待されることが多いです。そのためポテンシャル採用となる場合がほとんどだと言えます。
しかし、なかには「この会社で成長していきたい」「スキルアップをしたい」といった成長意欲を企業側に伝えきれず、「今後に期待できなさそう」と判断されてしまうケースも考えられます。
そのため、その会社で成長していけるイメージを十分に湧かせられる意欲的な部分や、素直さを見せることが大切です。
企業選びの問題:自分に合った企業を選んでない
次に、就職できない3つの理由の1つとして、企業選びの問題が考えられます。
何らかの理由があり早期退職をしている場合、次の企業選びは重要です。自己分析や業界分析、企業分析を踏まえて2社目でより良いキャリアを築かなければ転職の意味がなくなってしまうからです。
また、それができていないと企業側からも「学ばない人だ」「またすぐ辞めるのではないか」と思われてしまうでしょう。
面接対策:採用視点を理解していない
最後に、就職できない3つの理由の1つとして、面接対策の問題が考えられます。
第二新卒は社会人経験があるとはいえ、ほとんど新卒と変わりはありません。優位なのは、社会人の基礎的な研修や経験があることくらいだと言えます。もちろん就業期間や人にも寄りますが、スキルは過信し過ぎない方が良いです。
逆に、早期退職が懸念事項となってしまうなど不利な点もあります。
このようなことから、新卒時と同じ気持ちで就職に挑んでいると上手くいきづらいと言えるのです。
第二新卒の就職対策のコツは?
就職対策をする際、最初に良さそうな企業を選び、その後、選考で自分をよく見せるよう準備をしていくことは、残念ながら間違っていると言えます。こういったやり方で進めてしまうことで思わぬところで躓いてしまったり受けている企業に矛盾が生じてきてしまったりする可能性があります。
一方で、適切な自己分析を行い進めていくと、転職理由や行くべき企業が明確になり選考もスムーズに通過できるのです。
本章では、こういった内容を踏まえ就職対策のコツについて詳しく解説していきます。
最も大事なのが「自己分析」
自己分析とは、多角的に深く自分の考えを整理することです。自分を理解した上で、ゴールを明確に設定するために行います。
転職活動は「応募する会社を探す」「書類や面接の準備をする」「選考を受ける」といった流れで行いますが、自己分析はこれら全てに関わってくるのです。しかし「自分を客観視するのが難しい」「企業の立場になって考えるのが難しい」といったことから、自己分析を正しく行えていない方もいるでしょう。
まずは、「経験した業務の棚卸し」次に「各業務で良かったこと、悪かったことを整理していく」最後に「業務経験をまとめる」流れて進めてみて下さい。
この時、人からどう思われるか等を考える(他人軸で考える)ことはしないように注意しましょう。
自己分析については、下記参考記事で詳しく説明しているので、合わせて目を通してみることをおすすめします。
参考記事:第二新卒の転職は「自己分析」が重要!転職成功に導くやり方とは?
自己分析は他人にも協力してもらう
自己分析は、自身のキャリアの中心となるものです。きちんと分析できていると、転職理由も自分自身の強み・弱みも全てここから見出せるのです。
但し、ネガティブな理由で早期退職してしまう場合は「自己分析」がうまく出来ていない人が多いと言えます。若いうちはどうしても客観的な視点や時間軸を踏まえた視点欠けるため、「信頼できる人」もしくは「転職エージェント」に相談してみると良いでしょう。
自ずと見えてくる「企業選び」
上述してきたように、自己分析は転職活動において非常に重要であり難しいことでもあります。
とはいえ、良い自己分析がしっかりとできていると、自ずと自分が行くべき企業像見えてくるのです。
自己分析が出来たら、今度はその分析結果に合う企業を探していく作業になります。
イメージで決めない
自己分析から見えてきた企業像から、本当に今行きたい企業が該当しているのか確かめていくことが必要です。
「雰囲気良さそうだから」「大手だし給料も良さそう」などとイメージで就職してしまうと、早期退職を繰り返してしまう恐れもあります。
また、自らを良く見せようとしてくる企業もあるため注意が必要です。
しっかりと企業について知るためには、その企業で働いている知人と話すことや、実際に働いている人の口コミサイトをチェック、そのほか転職エージェントに相談することが良いと言えます。
内定が出ないなら、転職活動のやり方を変えるべき
第二新卒の就職は難しいと言えます。なぜなら前述したように、社会人としてまだまだ未熟で経験不足や知識不足で自己分析や企業選びをしようと思っても、なかなかうまく進められないケースも少なくないからです。
そのような中で無理に進めてしまっても、また同じような理由で早期退職してしまう可能性も考えられます。
そのため様々な視点を踏まえた自己分析や企業選びを進めるためには、キャリアに精通したサポーターが必要だと言えます。
「就職できない」時の相談相手の選び方
なかなか就職先が決まらない場合、第三者に相談することをおすすめします。しかし、誰でも良いという訳ではありません。
自己分析に寄り添ってくれる人であること、キャリアに精通している人であることの2点が非常に重要です。
親や友人に相談してしまう方もいますが、一般的な軸で転職を語られてしまい思わぬ失敗に陥ってしまう可能性もあるためあまりおすすめしません。
また、上記2点を満たしている人に相談したからといってストレートなフィードバックが貰えないことも考えられます。
そのため併行して転職エージェントなどを含めた複数人に相談することをおすすめします。
おすすめの転職エージェント
エージェントごとに利用するメリットや特徴が異なるため、一概に「おすすめのエージェント」と評価するのは難しいです。
しかし、少なくとも第二新卒に特化している転職エージェントの利用は推奨できます。第二新卒に特化しているエージェントであれば、若年層のサポートに慣れているほか、そういった方に適した企業も多く紹介してもらえるからです。
とはいえやはり相性はあるため、まずは多くのエージェントと話をし、信頼できる人に絞っていく方法が上手な進め方と言えます。
第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneoは「就職/転職満足度」「おすすめしたいエージェント」「就職/転職相談しやすさ」でNo.1を獲得している転職・就職サービスです。(日本マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要:2020年12月期「ブランドイメージ調査」)
サポート対象は20代の若年層に特化している点や、1名あたりのサポート時間が平均8時間といった点が特徴として挙げられます。
実際の利用者からは「質問などに素早く答えてもらえて良かった」「カウンセラーさんの熱意に背中を押してもらえた」といった高評価も多いです。
第二の就活(ウズキャリ第二新卒)
第二新卒や既卒、フリーター向けに就職・転職サポートを行なっている第二の就活は、株式会社UZUZが運営しています。「就活=不安・やりたくない」「はたらくってなんだか怖い」といった思いを払拭するため正しい情報を分かりやすく伝えてくれるのです。
また、実際の就活サポートでは「個別サポート」と「集団サポート」から自身に適したものを選択できます。キャリアカウンセラーのマンツーマンサポートやビジネスマナーやマインド研修を受けられるなど非常に充実しています。
さらに、全国遠方サポートも行なっているため首都圏などに関わらずどこでも面談可能な点も魅力的です。
マイナビジョブ20's アドバンス
マイナビジョブ20's アドバンスは株式会社マイナビワークスが提供している、既卒や2ヶ月以内に内定を目指している方を対象にした就職支援サービスです。
世界で数千万人の求職者が受ける信頼性の高い適性診断を用いて、キャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれます。面接の受け答えがスムーズにできるようになるほか、今まで気付くことはできなかった自身の強みについても見つけ出すことができるのです。
また、大きな特徴として最短約2週間で内定を貰える点が挙げられるため「なるべく早めに転職したい」と考えている方にもおすすめのサービスと言えるでしょう。
まとめ
今回は、第二新卒の就職事情について詳しく解説していきました。いかがでしたでしょうか?
30代、40代に繋げるスキルや実績を身に付けるためにも、20代のキャリアは非常に重要です。しかし、自己分析がうまくできていなかったり採用視点を理解できていなかったりといった点で、第二新卒での就職(転職)がうまくいかない可能性も考えられます。
そういった状況を避けるためにも、複数の転職エージェントと会い相性の合う人を見つけ、本質的な対策をしていくことが大切です。
「どのエージェントが良いの?」と悩んでいる方はぜひ、本記事で紹介した転職エージェントを活用してみて下さいね。
この記事のまとめ
第二新卒でも就職できる
第二新卒は就職できないと言われる理由は3つある
第二新卒の就職対策のコツを知っておこう
内定が貰えない場合は転職活動のやり方を変えるべき