こんにちは!転職パイセンのスシマルです。
「第二新卒の転職は難しい」「内定をもらえない」といった情報を目にすることも多いです。しかし、実際は転職成功のパターンやコツがあるのです。
本記事では実際に転職成功した人の例を紹介するほか、「転職失敗」についても触れながら詳しく解説していきます。
現在、転職を検討している方や転職活動しているけれどうまくいかないという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
こんな方におすすめ!
- 第二新卒の定義を知りたい方
- 本当の「転職成功」について知りたい方
- 第二新卒の転職成功例を知りたい方
- 第二新卒の転職成功のコツを知りたい方
詳しく知っておいて欲しい内容が多くて、長い記事になってしまいました。先に大事なポイントを記載しておきますね。記事内ではポイントについて詳しく解説しているので、ぜひ目を通してみてくださいね。
先どり!この記事のポイント
1.第二新卒の転職は最終学歴から3年以内の人を指す
2.本当の転職成功は様々な観点から見て判断できる
3.挑戦しないことは転職失敗と言える
4.第二新卒の転職成功のコツは3つ
目次はこちらです。気になったところから読んでいっても大丈夫です。
第二新卒とは
第二新卒 | 既卒 | 新卒 | 中途 | |
最終学歴 | 特に決まりはない | 特に決まりはない | 特に決まりはない | 特に決まりはない |
学校の在籍状況 | 卒業済み | 卒業済み | 卒業予定 | 卒業済み |
卒業からの年数 | 概ね3年以内 | 1日以上 概ね3年以内 |
ゼロ | 概ね3年超 |
正社員の勤務経験 | あり | なし | なし | あり |
第二新卒の定義は企業によって異なります。一般的に学校を卒業し就職したものの、3年以内に転職活動や離職している人のことを指します。年齢の決まりは特になく、4年制大学を卒業している場合25歳前後、大学院を卒業している場合27歳前後の人と言えます。
また既卒と間違える人も多いですが既卒の場合は学校卒業後、正社員として働いた経験がありません。そのため社会人経験があるか否かで考えると良いでしょう。
上記の表や下記の記事を参考にしてみてください。
本当の「転職成功」とは
一般的に転職成功とは志望企業の選考に通ることだったり年収が上がることだったりするかもしれません。もちろんそれらも非常に重要なことであることに間違いはないし大事な要素です。
しかし、価値観の相性や長期視点での能力向上なども全て考慮すべきでもあります。
「人間関係」や「仕事内容」「スキルアップ」など人それぞれですが転職を考えるには何かしらの理由があるはずです。
あなたのキャリアや人生の中で、転職がどういった目的で行われるのかを言語化し、成功を定義してみましょう。
転職失敗とは
自己分析や企業分析、選考対策ができていないとなかなか選考通過ができず、結果的に転職失敗してしまう可能性が考えられます。
とは言え、有名企業に転職ができたり年収が上がったりしても転職失敗となってしまう人もいます。その理由として転職の目的が達成されていないことが挙げられます。
例えば、仕事内容を充実させたいという願望を持って転職活動したとします。しかし実際に入社した会社が、年収は上がるものの以前までの職場と全く変わらない仕事内容だとしたらどうでしょうか?自身の目的が達成できていないと言えます。
要するに、転職は失敗していると考えられるのです。
最大の失敗は「挑戦しないこと」
5年後、10年後のキャリアを考えてみて下さい。1つの職場だとやることや身に付く知識なども限界があるため努力を続けていても成長には限界があるものです。
そのため、「今の職場でもそこそこやれる」「今の自分に満足している」などと考え職場を変えなければ5年後に大した経験が詰めておらず愕然とするケースも考えられます。
このようなことから分かるように最大の失敗は「挑戦しないこと」と言えます。
具体的なイメージが持てなければ消去法で考えてもいい
見出しにもあるように、具体的なイメージが持てなければ消去法で考えてみても良いです。
仕事探しをする際やりたいことが見つからないという人は多いです。しかしやりたくないことは案外見つかるものでもあります。
「将来こうなりたい」ではなく「将来こういう自分になりたくない」という考え方だけでもキャリアビジョンは考えられるようになるものです。
また、万が一会社が潰れても食べていけるようにしたいのであれば当然それなりのスキルは必要です。そのため、どの程度までスキルを伸ばしておくと良いかなども考えておくと良いでしょう。
第二新卒の転職成功例
転職活動するにあたってさまざまな不安があると思います。また、転職理由は人によって異なるため、きっかけだったり転職の課題だったりを知ることも大切です。
そこで本章では3つの転職成功例を紹介していきます。
転職成功例① 勇気を出して第二新卒で転職できたことが、その後のキャリアに繋がった
【転職をしたいと思ったきっかけ】
新卒で不動産の会社に就職しました。大家さんの代行するような仕事で、建物の管理する業者さんに対して管理業務をお願いしたり受託している建物の売り上げ管理したりしていました。
小さい会社で業務の幅が広く、色々な経験は積めたものの「不動産以外の仕事もしてみたい」「不動産業界のスキルしか持たないことが不安」といったさまざまな感情から異業種への転職を決意したのです。
【どうやって転職したか】
次に選んだ業界は、色々なテーマの仕事ができるということでコンサル業界にしました。コンサルに特化したエージェントに転職支援をお願いし職務経歴書のレビューや面接対策など、エージェントをフル活用したのです。
繁忙期で中断を挟みつつ、1年弱の期間をかけて転職しました。
【転職で得られたもの】
未経験ながらITコンサルとしてのキャリアをスタートさせその後、戦略コンサルへの転職、マーケティング職への転職を経て現在は上場企業の経営企画室に勤務中です。
振り返ると色々な経験が積めており、どのようなテーマの仕事でもそこそこやれそうな自信を持てています。もちろん給与が上がるなど待遇も良くなりました。
このように満足のいくキャリアを築けたのは第二新卒の時に勇気を出して転職できたからだと思っています。
転職成功例② 転職エージェントに強みを見出してもらい、転職&昇進に成功!
【転職したいと思ったきっかけ】
Aさんは就活時、やりたいことが分からずWEBコンサルティングのベンチャー企業に就職しました。激務でしたが1年目から裁量があり多様な案件を経験していました。
2年目後半になり激務により体調を崩したということもありやりたいことを模索しながら転職も検討し始めたのです。
様々な仕事を経験する中で働くということや自身の特徴をより理解できるようになってはきたものの、具体的に何をしたいのかは分かっていませんでした。
【転職の課題】
課題として、自分自身の弱みや強みなどを客観的に評価できていなかったことが挙げられます。また、初めての転職活動ということもあり職務経歴書などの書類を適切に作成できなかったことも考えられます。
【課題をどう解決したか】
転職エージェントに転職の支援をお願いしました。エージェントには自分の仕事内容やスキルを話し、考えられる自分の強みを挙げてもらいました。
それらを材料に自己分析していくと「ファッション関連の事業会社でマーケティングを深ぼっていきたいかもしれない」とやりたいことの仮説が見えてきたのです。
【転職した結果どうなったか】
ファッション関連の事業会社のマーケティング課へ転職しました。その後、仕事を楽しみながら自身の強みを活かせたことで成果創出できました。よって転職から3年後にはWebマーケティングの責任者へ抜擢されたのです。
年収は430万円から480万円へ、さらに昇進して710万円まで大幅に上昇しました。
転職成功例③「転職エージェント選び」が転職成功に繋がったCさん
【転職したいと思ったきっかけ】
Cさんはとにかく安定した職種に就きたいと思っていたため、営業事務として建設レンタル会社に入社しました。
電話が鳴り止まず、お客さんから罵声を浴びさせられることもありました。休憩時間も取る暇もないほど忙しく退勤時間は21時を回ってしまうことも多かったのです。
入社から2年が経ち、もう少し自由度が高く楽しいと思える仕事に就きたいと思い転職活動を始めました。
【転職の課題】
転職活動を始めたものの、転職初心者でやはり職務経歴書や適職探しに不安を抱えていました。そのためとりあえず転職エージェント1社に登録し、進められるがままに転職準備を進め、面接を受けました。
しかしいまいちテンションが上がらず通過率も低かったのです。
【課題をどう解決したか】
エージェント選びに問題があるかもしれないと感じ5社に登録しました。
そこから無料相談とポジションのおすすめを見て、自分の希望に適しているエージェントを3社選び直しました。
【その結果どうなったか】
転職エージェントによって強みや弱みはあったけれど組み合わせて利用することで「転職活動の腕」をあげていきました。
案件数が多いエージェントは2社でした。ポジションに対する細かい情報提供はありませんでしたが、面接の場数は踏めました。自分好みの案件を持ってきてくれるエージェントは1社でした。案件数は少ないですが働いてみたいポジションを紹介してくれました。
結局、案件数が多いエージェントが見つけてくれた第一志望は落ちてしまい自分好みの案件を見つけてきてくれるエージェントが紹介してくれたポジションに就職しました。
第一志望ではなかったものの、給与面で満足いく職場なので充実して働いています。
第二新卒の転職成功のコツ
転職の目的だったり状況だったりをよく整理して、自身とマッチ度の高い企業に転職することが成功とも言えます。
そのためにはやはり選考対策というものが必要です。しかしそれがメインではありません。
本章では下記3つのコツを細かく解説していきます。第二新卒の転職を成功させたい方必見の内容です。
自己分析する
転職する際、重要なことが「自己分析」と言っても過言ではありません。自分の強みや弱み、やりたいことやそうでないことを整理してまとめていきます。
そうすることでどのような職種に向いているのか、また自分の経験やスキルを生かせるのか分かってくるのです。
また自己分析を行うことで転職目的だったり今の会社を転職したい理由だったりを知ることもできます。
自己分析を正しく行うには「自分を深く掘り下げること」「企業側の立場に立ち、欲しいと思うような人材を掘り下げること」が重要なステップとなります。
しかし、自分を客観視することや企業側に立場に立って考えることは難しいことです。そのため自己分析は簡単にはできず、独力で進めることはハードルの高いものとも言えます。
早期から転職活動を始める
転職活動は早期から始めることをおすすめします。
とは言え今転職するか悩んでいる人のなかには「1度転職活動したらすぐに会社を離れなければいけない」と思っている人もいると思います。しかしそれは間違いです。転職活動したからといって、すぐに職場を離れなければいけない訳でもなく、絶対に転職しなければいけない訳でもないのです。
転職の準備を開始することで転職市場が分かります。そのため、どのような企業の求人があるのか、興味を持っている企業がどのような人を求めているのか、さらにどの程度のスキルや経験があるのか分かるでしょう。
要するに自分を客観視する機会が得られるとも言えます。
転職エージェントに相談
「自己分析」や「早期転職活動」について説明していきましたが、初めての転職ということだったり、企業側から早期退職の懸念を持たれたりと1人で転職活動するには難易度が高いです。
そのため、第二新卒専門のエージェントに相談すると良いでしょう。エージェントはカウンセリングを行いそれぞれの強みだったり向いている職種だったりを見極めてくれます。また職務経歴書などの書類作成や面接対策などもサポートしてくれるので、初めての転職活動で不安という方も安心して挑めます。
また適している求人も紹介してくれるので、難しい求人探しも苦労することなくできるでしょう。
オススメの転職エージェント
転職エージェントと言っても、どのエージェントを利用すれば良いか分からないという方もいるでしょう。また、闇雲に登録しても相性が合わなかったり思っていた感じと違ったりといったこともあります。
そのためまずは本章で紹介する転職エージェントに登録してみることをおすすめします。
第二新卒エージェントneo
ネオキャリアが提供する第二新卒エージェントneoは、既卒やフリーター、第二新卒など20代を限定とした就職・転職支援サービスです。
プロのキャリアアドバイザーが職務経歴書や履歴書などの書類作成方法だったり面接対策だったりと徹底的にサポートしてくれます。また、ひとりひとりに適した「優良求人」も教えてくれるので初めての転職活動で不安という方にもおすすめです。
さらに、入社日や条件の交渉など自分ではなかなか伝えにくいことも代わりに企業とやりとりを行ってくれるところも魅力的と言えます。
30秒で簡単に登録できるため、「気になるけれど少し不安」「時間を取られたくない」という方でも安心して始められるでしょう。
ハタラクティブ
ハタラクティブは内定率80%を超える20代のフリーター、既卒、第二新卒向けの正社員就職支援サービスです。カウンセリング実績は60,000人以上とさまざまな人と向き合いサポートしています。
また、20代の若手を長期的に育てたい、幅広い人材を採用したいという思いから人柄を重要視する企業が多いことも特徴です。紹介される求人は、職場の雰囲気だったり詳細情報だったりを事細かにリサーチした会社なので納得のいく企業を選択できるでしょう。
また、就活アドバイザーが直接会ってカウンセリングしてくれるだけでなくLINEビデオ面談も行っているので足を運ばずに、アドバイザーと話せるところのポイントと言えます。
第二の就活
第二の就活は株式会社UZUZが運営する20代の第二新卒、既卒、フリーター向けの就職、転職サイトです。短期離職してしまった若者の「就職=不安・やりたくない」を変えるため、さまざまな正しい情報を分かりやすく伝えてくれます。
就活サポートは完全無料で、キャリアカウンセラーが20時間以上のカウンセリングを行ってくれる個別サポートだったりビジネスマナーやマインド研修などの講座が受けられる集団サポートだったりと適したものを選択できる環境が整っています。
また、全国どこでも面談が可能なので東京や横浜、大阪などのオフィスの近くに住んでいなくても対応してもらえるところも嬉しいですね。
まとめ
今回は第二新卒の転職成功例を3つ紹介しました。また、第二新卒の定義から本当の意味での成功や失敗なども詳しく説明していきましたが、いかがでしたでしょうか?
第二新卒でも上手く転職できるのか気になっている方も多いと思います。しかし、第二新卒としての転職成功パターンやコツはしっかりと存在します。
とは言えひとりで全てを行おうとすることで何らかの理由で失敗してしまう可能性も考えられます。そのため、ぜひ本記事で紹介した転職エージェントに相談してみてくださいね。
この記事のまとめ
- 第二新卒とは最終学歴から就職し3年以内に転職する方
- 本当の転職成功は年収だけではなく能力向上や価値観の相性などさまざま
- 転職最大の失敗は挑戦しないこと
- 第二新卒の転職成功のコツは自己分析やエージェントに相談すること