こんにちは!転職パイセンのスシマルです。
第二新卒の面接で「自己紹介して下さい」と言われた場合、どのように回答するのが正しいのでしょうか?
どのような内容が面接官から興味を持ってもらえるのか分からず苦戦している方もいると思います。
そこで今回は、第二新卒の面接でウケる自己紹介について詳しく解説していこうと思います。そもそもの面接の流れやおさえておきたいポイントなども解説していくので、しっかりと目を通してみて下さいね。
こんな方におすすめ!
面接における自己紹介の意義を知りたい方
面接の自己紹介ではいつ何を話すのか知りたい方
自己紹介を成功させるポイントを知りたい方
自己紹介の基本構成を知りたい方
第二新卒の自己紹介で注意したいポイントを知りたい方
自己紹介例を知りたい方
詳しく知っておいて欲しい内容が多くて、長い記事になってしまいました。先に大事なポイントを記載しておきますね。記事内ではポイントについて詳しく解説しているので、ぜひ目を通してみてくださいね。
先どり!この記事のポイント
1.面接は4つのパートに分かれる
2.自己紹介を成功させるポイントは3つ
3.自己紹介の基本構成は「経歴」から「締めの言葉まで」
4.第二新卒の自己紹介で注意したいポイントは3つ
5.面接の自己紹介も練習が大切
目次はこちらです。気になったところから読んでいっても大丈夫です。
目次はこちらです
面接における自己紹介の意義
「第二新卒の面接において自己紹介なんて必要ない」「自己紹介って名前だけでしょ」と思っている方もいると思います。
しかし、名前はもちろんのことどのような経験を積んでいて、どのような人なのかということを最初に伝えるため必要なことなのです。
「それなら経歴やスキルとか色々話せば良いのね」と勘違いする方もいますが、あくまで自己紹介です。自分という人間を1分〜3分以内と短時間で簡潔に伝える必要があります。
選考をパスするには、いい自己紹介が大切
今後のキャリアチェンジの選択肢を増やすためには、まずは採用してもらう必要があります。そのためには「この人を採用しても良い」と思ってもらうことが大切です。
しかし、初対面の相手に自分を知ってもらった上で良さを理解してもらうことはなかなか難しいことでもあります。
そのためしっかりとポイントを押さえて説明することが重要です。
自己紹介を考えるのは、自分のタメにもなる
自己紹介を考えると自分のことを整理できます。
これは長い社会人人生でとても有意義なことです。できたこと、できなかったこと冷静に振り返ることでこれからの社会人人生について考える良い機会になるからです。
転職活動は書類作成や面接対策、企業探しなどやらなければいけないことが多数あり忙しくなります。しかし、転職が成功するしないに関わらず、自分のキャリアを棚卸しできるので、ある意味転職を考えた時点でプラスにしかならないとも言えるでしょう。
面接の自己紹介では、いつ何を話すのか
自己紹介は面接を受ける前に「自分はこういう人間です」とアピールする場です。面接前段階の自己紹介において、応募者の第一印象やコミュニケーション能力などを見ている企業もあります。
この時、自身の能力や強みを話す自己PRと混同してしまう方もいるので、注意しましょう。
まずは面接の流れをおさらい
まずは面接の流れをおさらいしていきましょう。面接の時間は企業によって異なります。しかし、多くの場合は4つのパートに分かれるものです。
面接開始から何分でどのような内容を話すということはだいたい決まっているものなので、下記見出しを確認してみて下さい。
0〜5分:軽く自己紹介・世間話
面接開始後は、世間話から入り面接官が氏名や所属部署などの自己紹介をしてくれます。その後、転職者(面接)の自己紹介を行います。
上記で説明したような内容を1分程度で説明するようにしましょう。
5〜15分:職務経歴、応募理由の説明
その後は、転職者のプレゼン時間となります。
この時、いきなり自分の長所・魅力の話をしても唐突なので、過去の話からスタートするようにしましょう。
また、職務経歴では、これまでどのような仕事をしてきたか、成果・スキルなどを説明しその後、応募した理由を話始めましょう。
15〜45分:あなたに関する質疑応答
それらを聞いた上で面接官は、職務経歴などについて「ここは掘り下げたい」という点を細かく聞いてきます。
そういった質問に対し「何を確認したいのか?」ということを意識しながら、短めに回答するようにしましょう。
この時良い回答をしようとし過ぎると失敗するので、あまり気負わず、60点の回答を心がけると良いです。
45〜60分:あなたからの質疑応答
上記が終了したら、転職者から質疑応答の時間です。応募する側なのに質問するのは気が引けてしまうかもしれません。しかし面接官は「入社したいと思っているなら興味を持って質問してくるだろう」と思っています。そのため必ず質問するようにしましょう。
「応募する会社で活躍したいが故の質問」と思ってもらえるような内容が良いです。その一方で、攻撃的な質問・失礼な質問は避けるべきです。
自己紹介では「職務経歴」「志望動機」そして「キャラ」を分かってもらう
上記面接の流れで4つのパートを紹介しました。そのうちの2番目である「職務経歴・応募理由の説明」がよくある自己紹介と言えます。
しかし、履歴書や職務経歴書は面接官に渡しているため、すでに基本的なことは理解してもらっている場合がほとんどです。
そのため自己紹介は文字では伝わらない細く情報や温度感、自分のキャラクターを理解してもらうことが極めて重要なポイントです。
自己紹介を成功させるポイントと、押さえておきたい心理学
自分で自己紹介を考えても、きちんとできているか不安ですよね。しかし、自己紹介を成功させるポイントがあります。
本章ではいくつかのポイントを解説していきます。
第二新卒面接ではフレッシュさと社会人らしさの両立が重要
ここまで自己紹介について説明していきましたが、自己紹介以前に大切なこともいくつかあります。
重要視されるポイントとしてビジネスマナーが挙げられます。入室マナーや身だしなみ、お辞儀などといったことは具体的なエピソードから判断できるものではありません。仕草や動作などといったことから判断されるのです。そのため最低限のビジネスマナーはしっかりと身につけているようにしましょう。
とは言え、第二新卒は3年以内に早期退職していることもありまだまだ若いです。そのため、フレッシュさを忘れてはいけません。「ハキハキと元気よく」を意識するようにしましょう。
第一印象が勝負を決める! メラビアンの法則とは
第一印象=初対面の際相手に抱くイメージのことです。仕事はもちろんプライベートなどでも人間関係を構築する上で第一印象は非常に大切です。
これは心理学において初頭効果と呼ばれています。第一印象がのちのち相手の評価や好感度を大きく左右すると言われているのです。
そのため第一印象が「感じ悪い」「清潔感がない」などといった悪印象になってしまうことで挽回が難しいかもしれません。
これを面接に置き換えて考えてみましょう。もし、自己紹介で第一印象を良く思ってもらえなかった場合、その後面接の質問でもそういったイメージがついているため、好印象で面接を終了させることは難しいかもしれません。
第二新卒面接で活したいハロー効果
エドワード・ソーンダイクによって名付けられた「ハロー効果」という現象を知っていますか?この現象は「物事を評価する際、特徴的な部分に影響を受け、他の印象や評価を歪めてしまうことです。プラスにもマイナスにも働きますが、面接ではプラスに働くよう、意識してみましょう。
自己紹介においては、端的に自分の特徴や印象的なスキルを述べることで、面接官はその部分にプラスの印象を受ける可能性があります。
また、履歴書の字が綺麗だという印象をつければ「丁寧な人、真面目な人」という印象、「姿勢が正しく笑顔で話を聞く人」と思ってもらえれば「マナーが身についている人」だと判断されることもあるでしょう。
第二新卒面接の自己紹介の基本構成
自己紹介には文章のように構成があります。氏名、現職(前職)の社名や所属、意気込みなどといった締めの挨拶です。下記で詳しく説明していきます。
注意点として、自己紹介は面接開始から5分以内に入る項目なので簡潔に分かりやすく伝えることが大切です。
名前
まずは名前を名乗りましょう。いきなり、経歴や転職の軸などを言い始めてしまうとあなたが誰なのか面接官は分かりません。さまざまな自己紹介と同様にあなたが何者なのかを伝えます。
この際は苗字だけでなく、「◯◯ ◯◯と申します」というようにフルネームで伝えるようにしましょう。
経歴
次に、学歴と職歴を簡潔に説明していきましょう。職歴要約のほか応募する仕事に活かせる経験やスキルを伝えると良いです。
注目してほしい学歴や研究実績などがある場合はそれも伝えることをおすすめします。実際のエピソードや数字などを交えて話すことで信憑性が増します。
但し第二新卒の場合においては、主に仕事での経験やスキルを見られています。そのため、学生時代のことばかりを挙げてしまうと「この人は会社で実績をあげられていないのでは?」と懸念を保たれてしまう可能性もあるので注意が必要です。
また、さまざまな情報を話してしまい自己PRになってしまう人もいるので注意して下さい。
現職(前職)の職務内容
名前や経歴を伝え終えたら、現職の職務内容を話しましょう。書類選考を行なっていた場合は採用担当者が履歴書・職務経歴書に目を通した上で、面接に持参していることがほとんどです。
そのため上記の経歴と同様に、職務経歴書で記載した内容を長々と喋ってしまわないように注意して下さい。
現在携わっているプロジェクトや仕事内容を簡潔に説明していきましょう。
転職活動の軸
転職の軸とは、転職の動機やきっかけとなるものと言えます。働き方や待遇、環境といった3つに分けられます。
自己紹介では「面接している会社」「職種に紐づくキャリアの軸」を簡潔に語って下さい。
これがブレてしまうことで後々の「志望理由」「退職理由」などに一貫性が生まれず面接官から不信感を抱かれてしまう可能性もあるので注意しましょう。
結びの言葉
「名前」「経歴」「現職(前職)の職務内容」「転職活動の軸」などを話終えたら結びの言葉で自己紹介を締めましょう。「本日はどうぞよろしくお願いいたします」などといった言葉で終わると良いです。
締めの言葉までは長くても3分程度とします。
第二新卒の自己紹介で注意したいポイント
自己紹介して下さいと言われるとどうしても内容ばかりに気を取られてしまいがちです。しかし、面接官は内容以外にも見ている部分があるのです。
本章では、注意したいポイントとしていくつか説明していきます。
姿勢良く、大きな声でゆったりと話す
面接の自己紹介は自分を存分にアピールできる場です。しかし猫背で腰が丸まっている状態では暗い印象を与えてしまいます。その状態で自分をアピールしても面接官に良いイメージを付けられません。そのため、姿勢を正しまっすぐ椅子に座って下さい。
意識できていたとしても話をしていると、徐々に丸まってきてしまうこともあるため面接練習する際は必ず姿勢をチェックすると良いです。
また、緊張していると早口になってしまったり声が小さくて聞き取りにくくなったりします。そのため、大きな声でゆったりと話すことを意識していましょう。
全体的な雰囲気で、社会人経験者の落ち着きを見せられると良いです。
自己紹介は丸暗記しない
「自己紹介は丸暗記してしまえば緊張しなくてすむ」と思い暗記をして面接に臨む人もいます。
しかし、丸暗記してしまうと読み上げているような話口調になります。感情を込めて話せないため、不自然です。
そのため面接官からは「暗記してきたの人だ」と思われ悪印象を与えてしまいます。そういったことを避けるためにも、暗記は避け相手の反応を見ながら話すようにしましょう。
簡潔に話す
上記の章で説明したように、自己紹介では「名前」「経歴」「現職(前職)の職務内容」「転職活動の軸」など面接官に伝えなければいけないことはいくつかあります。しかし、時間は限られています。
そのためその短い時間で論理的に話せるかを見られているのです。万が一、だらだらと話してしまうと「この人は自己紹介の意図を理解できていない」「この先の質問も要点を話せない人かもしれない」と印象をつけてしまうため注意が必要です。
また、時間が決められている場合があるため、どのような場合でも臨機応変に対応できるように準備しましょう。
質問したくなるようなネタを仕込む
自己紹介は経歴を簡潔に伝えなければいけません。その際、「◯◯を行なってきました」といったようなありきたりな内容では印象に残りません。
そのため「◯◯部門で1位を獲得した」「◯◯で表彰された」といったように評価の対象を分かりやすく説明できる内容を取り入れて下さい。
そうすると面接官も食いつきやすく自己紹介後に質問されるなど、さらに詳しく説明できる環境が整います。
第二新卒面接、3つの自己紹介例
適切な自己紹介を作成するには、良い回答例を見て学ぶことも大切です。
本章では、3つの回答例を紹介していきます。
自己紹介の例1
◯◯ ◯◯と申します。本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。
新卒で株式会社◯◯に入社し、営業事務に2年半従事してまいりました。主な業務内容はお客様の電話応対、請求書作成、発注管理など営業担当者が営業に集中できるような環境作りです。
お客様への丁寧な対応はもちろんのこと営業担当としっかりコミュニケーション取り状況を把握した上での応対を心掛けていたこともあり、社内では部署内で対応に関するMVPを獲得しました。
これまでの経験やスキル、コミュニケーション能力を生かし、貴社へ貢献できればと思っております。
本日は宜しくお願いします。
自己紹介の例2
本日はお時間をいただきありがとうございます。私は◯◯ ◯◯と申します。
◯◯大学◯◯学部を卒業後、◯◯株式会社に入社し広告代理店のマーケティング職として企画やセールスライティングなど幅広い業務に携わっていました。
私が考えたキャンペーンの企画では前年比100%をこえる応募数を獲得し、社内で◯◯という表彰もされました。
今後は自社のみならず幅広い業種のマーケティングに挑戦しながら自分のスキルも向上させたいと考えているため、多様なクライアントや強みを持つ貴社に応募させて頂きました。
本日はよろしくお願いいたします。
自己紹介の例3
◯◯ ◯◯と申します。本日は貴重なお時間を頂きありがとうございます。
私は◯◯大学◯◯学部を卒業後、株式会社◯◯に入社し経理の仕事を1年半担当しました。主に決算業務や固定資産管理などを担当していました。
このような経験を貴社で活かせたらと考え、応募いたしました。
本日はどうぞ宜しくお願いいたします。
面接の自己紹介も練習が大切!エージェントと練習を積もう
自己紹介は面接官に自分を知ってもらうために、非常に重要なアピールポイントです。だからこそ自己紹介もきちんと対策をしなければいけません。
とは言え転職活動では、面接対策のほか書類作成、企業・業界研究などやらなければいけないことが山ほどあります。そのためひとりで全てを行うことは難しいです。
また面接に関しては、どのような質問をされるかなどを知るのはなかなか難しいことでもあります。
そこでおすすめなのが、転職エージェントを活用することです。転職エージェントは面接の練習はもちろんよくある質問などを教えてくれ、徹底的に対策ができます。
下記ではおすすめの転職エージェントを3つ紹介しているので参考にしてみて下さい。
DYM就職
DYM就職は第二新卒や既卒といった若い世代を一部上場企業、トップベンチャー企業など2,000社以上の大手優良企業の正社員にすべく手厚いサポートを行なってくれる就職支援サービスです。
また、面接の日程調整などといったことも転職者と企業の間に入り行なってくれたり、面接の練習をしてくれたりするため、「転職エージェント選びに迷っている方」「他の転職エージェントでうまくいかなかった」という方にもおすすめです。
ウズキャリ第二新卒
株式会社UZUZが運営するウズキャリ第二新卒はその名の通り、第二新卒を専門とする転職支援サービスです。アピール力のある推薦状を作成してくれるため、書類選考通過率は87%を超えています。
また、離職率や労働時間などの観点から厳しい基準を設けていたり、ウズキャリ経由で入社した方からフィードバック受けていたりといったことからブラック企業を判定しています。そのため定着率は93%以上といった高い数値を誇っているのです。
サポート形式も個別と集団を選択できるため、そういった点も魅力と言えるでしょう。
20代の転職相談所
20代の転職相談所は5,000件を超える正社員限定求人数を誇る、転職・就職支援サービスです。
紹介される求人は、転職のプロが若い力を求める企業に足を運び、職場環境や社風、事業内容を詳しく取材しています。そういった企業からひとりひとりに最適な企業を提案・紹介してくれるのです。
また、自己分析などといったことから入社前まで徹底的にサポートしてくれるため安心して任せられるでしょう。
会員登録(無料)をすることで求人詳細について電話で案内してくれるところも嬉しいポイントです。
まとめ
今回は第二新卒の面接でウケる自己紹介を解説していきました。いかがでしたでしょうか?
自己紹介では「職務経歴」「志望動機」のほか「キャラ」を分かってもらうことが非常に重要です。そのためにはしっかりと練習し対策を取ることをおすすめします。
しかし、転職活動においてやらなければいけないことも多いため、転職エージェントの活用がおすすめです。
ぜひ、本記事を参考にしてみて下さいね。
この記事のまとめ
- 面接は大きく4つのパートに分かれる
- 自己紹介では「職務経歴」「志望動機」「キャラ」を知ってもらう
- 自己紹介を成功させるポイントは3つ、注意したいポイントは4つ
- 面接の練習はエージェントを活用しよう