こんにちは!転職パイセンのヨックンです。
「第二新卒で転職を検討しているけれどスキルや実績がないから不安」と感じている方も少なくないのかもしれません。しかし、第二新卒は中途採用のようにスキルや実績で採用されることは珍しく、「ポテンシャル採用」が多いと言われています。
本記事では、ポテンシャル採用はどういった採用方法なのか、求められるスキルや選考時のコツなども合わせて詳しく解説していきます。
悩んでいる方はぜひ参考にしてみて下さいね。
こんな方におすすめ!
- ポテンシャル採用とは何か知りたい方
- 第二新卒に求められるポテンシャルは何かを知りたい方
- 第二新卒がポテンシャル採用で成功するためのポイントを知りたい方
気になった部分だけ、目次から選んで読むこともできますよ。
目次はこちらです
第二新卒採用でよく言われるポテンシャル採用とは?
本章では、記事内の大事なポイントをまとめています。
詳しい内容についてはそれぞれの章にあるので、気になる内容やもっと詳しく学びたいという方は本章以降をチェックしてみて下さい。
ポテンシャル採用が注目される理由
ポテンシャル採用が注目される理由として「人材不足や新卒採用の難易度向上」「若年層の獲得につながる」「育成コストが抑えられる」といった3つの理由が挙げられます。
これらの内容については3章で詳しく解説していきます。
企業が第二新卒に求める「ポテンシャル」とは
ポテンシャル採用が注目されていると言われても、第二新卒に対してどのようなポテンシャルを求めているのか分からないという方も少なくありません。
求められていることとして2つの能力がありますが、まずは「仕事の基本となる能力」として考えられる「論理的思考力(ロジカルシンキング)」「コミュニケーション力(説明力・理解力)」「問題解決力・プロマネ力」が挙げられます。
次に「成長する力」として考えられる「変化への対応力・素直さ」「自律心・自発性」が挙げられます。
これらの詳しい内容については4章で解説していきます。
第二新卒のポテンシャル採用が積極的に行われている業界
第二新卒の場合、ポテンシャル採用をされるケースが多いです。
しかしそのなかでもポテンシャル採用を積極的に行っている業界があります。それは「IT業界」と「コンサルティング業界」です。
なぜこの2つの業界は、ポテンシャル採用を積極的に行っているのでしょうか?詳しい内容については5章で解説していきます。
第二新卒がポテンシャル採用で成功するためのポイント
第二新卒がポテンシャル採用で成功するためには「退職理由の伝え方を注意すること」「自己分析を行いアピールできる長所を明確にすること」「業界研究を十分にすること」が極めて重要です。
しかし、第二新卒は早期退職をしているため中長期で育成するポテンシャル採用に適していることをアピールするのが難しいです。
そのため、客観的なアドバイスをくれる転職エージェントを活用することをおすすめします。
本記事内では、第二新卒におすすめの転職エージェント「第二の就活(ウズキャリ第二新卒)」「第二新卒エージェントneo」「マイナビジョブ20's アドバンス」のサービス内容について詳しく説明しているので合わせてチェックしてみて下さい。
これらの内容については6,7章で解説していきます。
第二新卒採用でよく言われるポテンシャル採用とは?
第二新卒の採用では、経験やスキルを重要視される採用ではなく「ポテンシャル採用」が多いと言われています。
本章では、ポテンシャル採用について詳しく解説していきます。
ポテンシャル採用は潜在能力を重視する採用方法
ポテンシャル採用とは、今あるスキルや経験よりも本人の特性や思考力が重要視される採用方法です。仕事への向き合い方などから活躍する可能性がどの程度あるか、伸び代がどの程度あるかを判断します。
社会人経験がない新卒は基本的にこの採用方法です。しかし、第二新卒も社会人経験が浅いためこの採用方法が多いと言われています。
ポテンシャル採用は、未経験の職種に転職するチャンス
上述してきたように、ポテンシャル採用は採用後の伸び代を評価される採用方法です。
逆に言えば、実務経験がなくても採用される可能性があると言えます。そのため、現職とは異なる職種や業界で働いてみたい場合に活用すると良いでしょう。
本記事では「第二新卒のポテンシャル採用が積極的に行われている業界」の解説も行うので、合わせてチェックしてみて下さい。
ポテンシャル採用が注目される理由
企業側からポテンシャル採用が注目される理由を知っていますか?
実は3つの理由があるため、本章で詳しく解説していきます。
人材不足や新卒採用の難易度向上
近年、労働人口の減少に伴い人材不足が起きている企業が多いと言われています。
2020年6月に厚生労働省が発表したデータでは、大学生の就職内定率は98%といった結果が出ています。(2020年4月時点まで)要するに新卒はかなり売り手市場であり人材を採用するために競い合っていることが分かるでしょう。
このことから、新卒採用でも十分な人数を採用できていないケースが多いと言えます。
若年層の獲得につながる
中途などある程度年齢を重ねた方を採用すると、どうしても他企業のカラーに染まっていて融通が利かないケースもあります。また、何か新しいことを始めるとなっても、1つの考えに縛られてしまい挑戦できない傾向もあるでしょう。
しかし、ポテンシャル採用をすることで新しいことに挑戦したいといったようなチャレンジ精神旺盛の方を採用できます。また、社会人経験が浅いことがプラスに働き、企業のカラーにも馴染みやすい若年層を獲得できるのです。
育成コストが抑えられる
企業が人材を採用すると、採用コストのみならず育成コストがかかります。だからこそ1から10全てを教育するとなると、育成コストが嵩んでしまうのです。
しかしポテンシャル採用をした場合、求めるスキルや経験がほとんど身についていない状態であっても、基本的なビジネスマナーが身についている人を採用できます。そのため、新卒採用に比べて育成コストも抑えられます。
また、十分にポテンシャルがある方を採用できれば、育成コスト以上のリターンを得られるので、採用するメリットがあると言えるでしょう。
企業が第二新卒に求める「ポテンシャル」とは
前述した通り「ポテンシャル」とは潜在的な伸び代がどの程度あるかを指しています。
その伸び代があるか否か判断する上で、企業側から以下のような能力が身についているか評価されることが多いです。
「仕事の基本となる能力」「成長する力」の2つに分けて詳しく説明していきます。
仕事の基本となる能力
まずは、企業が第二新卒に求める「ポテンシャル」の1つとして「仕事の基本となる能力」が挙げられます。
これは、どのような仕事の場面においても必ず使う能力のことを指します。
論理的思考力(ロジカルシンキング)
どのような仕事においても、物事の本質を捉え論理的に考える力(筋道を立てて考える力)は不可欠です。そのため、未経験であってもスキルをつけて活躍できるのか判断する上で、論理的思考力重要視されるケースは多いと言えます。
しかし、考えるべきポイントを落とし込むといったフレームワークを覚えればいいという訳ではありません。なぜなら、思考法・思考力そのものを習得する必要があるからです。
コミュニケーション力(説明力・理解力)
仕事をするにあたって、社外の人を含めてさまざまな人と関わる機会があります。そのため、さまざまな立場の人と協力をして仕事を進めていく必要がありコミュニケーション能力が求められるのです。
コミュニケーション能力と言うと「仲良くする能力」と思われがちですが、単に打ち解けて仲良くできる能力だけではありません。
ここでいうコミュニケーション力は、相手に自分の考えていることを説明したり相手の説明を正しく理解したりといった力のことを指します。
問題解決力・プロマネ力
仕事上での問題や課題を見極め、それを解決するためにどのような分析・計画を立てそれを実行していくかといった問題解決力を求められています。
また、こういった問題解決力はプロジェクトマネージャー力(プロマネ力)にも関わってきます。「管理スキル」「分析・問題解決スキル」「コミュニケーションスキル」「ビジネススキル」などこういったスキルを持っていることで高いポテンシャルが評価される可能性が高まります。
成長する力
企業が第二新卒に求める「ポテンシャル」は「仕事の基本となる能力」だけではありません。「成長する力」も求めています。
これは、現在足りてない基礎力や、業界・職種知識をキャッチアップできる能力のことを指します。
変化への対応力・素直さ
変化への対応力や素直さなども重要です。
なかには、自分自身の考えや前職でのやり方を曲げられない方もいます。しかし、そういった考えややり方に固執せず変化していったり分からないことをいち早く学んで成長していったりすることで「戦力」になることが求められます。
これに加えて、成長意欲があるとなお良いと言えるでしょう。
自律心・自発性
現在はコロナ禍の影響によりリモートワークで仕事をしている企業も多いです。しかしリモートワークは、仕事内容によってはダラダラと怠けながら仕事をすることもできるので、ひとりひとりのやる気が結果として現れてしまいます。
だからこそ、自ら行動を起こし仕事を進めるための自立心や自発性を重要視する傾向が強まっているのです。
第二新卒のポテンシャル採用が積極的に行われている業界
第二新卒はポテンシャル採用が多いと説明してきましたが、その中でもポテンシャル採用を積極的に行っている業界があります。
本章ではその業界について紹介していきます。
IT業界
第二新卒のポテンシャル採用が積極的に行われている業界として1つ目に挙げられる業界が、「IT業界」です。
IT業界は市場が拡大し続けています。また、トレンドの移り変わりも激しいため変化やスピードに抵抗の少ない若年層(第二新卒)は相性が良いのです。
また、経験やスキルを重視しつつも、企業文化との相性をより重要視するベンチャー企業も多いと言えます。
コンサルティング業界
第二新卒のポテンシャル採用が積極的に行われている業界として2つ目に挙げられる業界が、「コンサルティング業界」です。
コンサルティング業界はクライアント企業の課題解決が業務となります。そのため、特定業界での経験よりも論理的思考力やリーダーシップなどが求められる傾向にあるのです。
こういったことから経験やスキルを重要視する採用ではなく、ポテンシャル採用と相性が良いと言えます。
第二新卒がポテンシャル採用で成功するためのポイント
第二新卒がポテンシャル採用で成功するためにはいくつかのポイントがあります。
本章ではそのポイントについて詳しく解説していきます。ぜひ今後の参考にしてみて下さい。
退職理由の伝え方を注意する
ポテンシャル採用を成功させるためには、退職理由の伝え方に注意しましょう。
第二新卒は転職の選考時、必ずと言って良いほど転職理由や転職検討理由を聞かれます。やはり3年未満で会社を離職していたり離職しようと考えていたりすると、「何か問題があったのか?」などといった感情を持たれることもあります。
そういったことを避けるためにも、まずはネガティブな印象にならないような伝え方をすることが大切です。例えば「前職の上司と馬が合わなかった」「年収が低かった」などといった愚痴や不満を伝えることは良くないので注意しましょう。
自己分析を行いアピールできる長所を明確にする
ポテンシャル採用してもらうためには、当たり前ですが「ポテンシャルがある人」だと判断してもらう必要があります。
そのために、自分はどういった強みを持ちそれをどう前職で活かし成果を出していたのか、また、仕事に対する向き合い方を自身の長所としてアピールすることが重要です。
しかし、論理的に物事を捉えて整理し伝えることができるという点も見られているため、闇雲にアピールすることはあまり良いとは言えません。論理立てたりストーリーを整理して伝えていったりすることが大切です。
業界研究を十分にする
ポテンシャル採用であるとはいえ、応募している企業の事業や業界について何も理解できていない状況は避けるようにしましょう。
応募する企業が前職の業界・業種と同じ場合は、なぜ同じ業界や業種の中で応募企業に転職したいと考えたのか、違う場合は、なぜ異なる業界で転職にチャレンジしようとしているかを具体的に伝えられるようにすることが大切です。
こういったことから、業界研究を十分にすることが重要だと分かるでしょう。
第二新卒にとってポテンシャルのアピールは難しい
第二新卒は前職を早期退職しているため、中長期で育成するポテンシャル採用に適していることをアピールするのが難しいと言えます。そのためひとりで選考対策をすると、「自分自身をうまくアピールできず、転職活動がうまくいかない」といった可能性も高まってしまうのです。
こういった状況を避けるために、客観的な視点でアドバイスをくれる人サポートしてもらうことをおすすめします。特に、第二新卒の転職をサポートしたことがあったり最適なアピール方法を見出すことを得意としていたりする、第二新卒専門のエージェントに相談すると良いでしょう。
本章では、第二新卒や20代のサポートに特化していて特におすすめな「第二の就活」「第二新卒エージェントneo」「マイナビジョブ20's アドバンス」を紹介していきます。
第二の就活(ウズキャリ第二新卒)
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第二新卒エージェントneo
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マイナビジョブ20's アドバンス
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また、世界で数千万人の求職者が受検すると言われている適正診断が受検でき、その結果を元に企業面接で得意な質問、苦手な質問をアドバイザーと見つけていくことが可能です。
まとめ
今回は、第二新卒が知っておくべきポテンシャル採用、求められるスキルや選考時のコツについて詳しく解説していきました。いかがでしたでしょうか?
ポテンシャル採用を成功させるためには、退職理由の伝え方に注意したり自己分析を行いアピールできる長所を明確にしたりすることが大切です。しかし、第二新卒は社会人経験も少なくひとりで全て対応することは、難しいと言えます。
そのため、本記事で紹介した転職エージェントを活用してみましょう。自己分析や書類作成、面接対策、優良求人の紹介などを行ってくれるため初めての転職も安心して進められます。
この記事のまとめ
ポテンシャル採用とは「潜在能力を重視する」採用方法であり未経験の職種に転職するチャンス
ポテンシャル採用が注目されるのは3つの理由がある
企業が第二新卒に求める「ポテンシャル」とは「仕事の基本となる能力」「成長する力」
「IT業界」と「コンサルティング業界」は第二新卒のポテンシャル採用が積極的に行われている業界
第二新卒がポテンシャル採用で成功するためのポイントは3つ
第二新卒にとってポテンシャルアピールは難しいので転職エージェントを活用しよう