こんにちは。転職パイセンを運営しているレイです。
第二新卒として転職活動を行っている方の中には「学歴」を気にしている方も多いのではないでしょうか?「良い高校や大学を出ていれば・・」と後悔している方もいるでしょう。確かに「学歴が低い」と転職活動に失敗してしまう確率は高まってしまいます。しかし、いわゆる「高学歴」でも失敗してしまうケースはあるのです。
そこで今回は第二新卒の転職活動で悩んでいるあなたに向けて、第二新卒が学歴で失敗する理由を含む履歴書や転職のセオリーを徹底解説していきます。
第二新卒の方で転職を検討している方や、第二新卒の転職活動がうまくいってないという方はぜひ参考にしてみてください。
こんな方におすすめ!
学歴で転職活動を失敗してしまう理由を知りたい方
第二新卒が企業側に評価されるポイントを知りたい方
学歴から転職の戦略を知りたい方
履歴書や職務経歴書で学歴をアピールする方法を知りたい方
いつも通り内容がとても多く、記事が長くなってしまいました。そのため、この記事の知っておいてもらいたいポイントを先に記載します。記事ではそのポイントについて詳しく触れているのでぜひ読んでみてくださいね。
先どり!この記事のポイント
1.第二新卒が学歴で失敗する理由は大きく分けて「3つ」ある
2.企業が第二新卒を評価するのは「能力」「成長力」「やる気」「熱意」
3.学歴が気になるのであれば徹底的に転職の戦略を練るべき
4.第二新卒向けの転職エージェントに相談しましょう
目次はこちらです。気になったところから読んでも大丈夫です。
目次はこちらです
第二新卒が学歴で失敗する理由とは?
第二新卒の場合、企業側から職歴のみでなく学歴についても見られるケースが多いと言われています。だからと言って「高学歴だから安心」という訳でもありません。
この章ではそんな第二新卒ならではの学歴で失敗する理由を解説していきます。
第二新卒では、学歴・職歴の両方が評価されてしまう
新卒の場合、卒業後すぐに就職するため社会人経験がありません。要するに実績がないのです。そのため、主に学歴で評価されます。また、中途採用の場合、ほとんどが長期に渡る社会人経験があるため主に実績で評価されます。
しかし、第二新卒の場合社会人経験が3年以内ということもあり実績のみで良し悪しを判断することができません。また、新卒と中途採用の中間的な存在とも言えます。
それにより企業側からは学歴と実績の両方で判断されるのです。
いわゆる「学歴が高い」人も「学歴が低い」人も、気をつけないと転職に失敗する
上記で説明したように、企業側からは学歴もしっかりと見られています。
やはり学歴がそれほど良くない場合だと、仕事面で伸び代がある人だと思ってもらえないことがあります。
では高学歴の方がやはり有利なのでしょうか?もちろん、そういったケースもあります。しかし、高学歴が故に転職に失敗してしまうケースもあるのです。
高学歴の場合、もともとのポテンシャルから職場で活躍しやすいと思われる事が多いです。そのため第二新卒で転職するということは実績面で何か問題があるのではないかと疑われてしまうケースがあるのです。
自己流で対策すると、なかなか内定がもらえないことも
企業側から学歴や実績、両方を見られているということが分かった上で、転職活動を行ったとします。しかし、慌ててはいけません。自己流で転職活動を行った場合、失敗してしまうというケースもよくあるのです。
企業側が第二新卒を採用する目的や第二新卒が評価されるポイントを理解できていないことが理由として挙げられます。そのため、せっかくの面接という自分をアピールする場所で良い印象を残せず、結果的に不採用=失敗となってしまうのです。
おすすめは、転職活動のプロに相談や、壁打ちさせてもらうこと
不採用=失敗を回避し内定をもらうためは適している方法があります。それは転職のプロに力を借りることです。
自己流で転職活動を行った場合、やはり求人の背景を知ることは非常に難しいです。しかし転職のプロは、企業側がどういった人材をターゲットとしていて、どのような人材を求めているのかを知っています。
また、”プロ"ということもあり第二新卒ならではのアピール方法もしっかりと抑えているのです。
このようなことから、自己流ではなくプロの力を借りることを推奨します。
企業が第二新卒を採用する理由
転職活動を行う前に、まずは第二新卒の定義を正しく知っておきましょう。
また、企業側が第二新卒を採用する理由は明確にあります。そのためそういった点をしっかりと理解した上で転職活動を行うことが大切です。
「第二新卒」とは
ここまで第二新卒という言葉を繰り返してきましたが、どういった人のことを指すのでしょうか?
第二新卒の定義は企業によって異なる場合が多いです。しかし一般的な定義として、大学や大学院など学校を卒業してから3年以内、正社員として就職経験のある人を指します。
新卒や既卒との大きな違いはやはり「社会人経験がある」という点です。
企業が第二新卒を採用する理由
新卒を採用する企業は多いものです。その理由として中途や第二新卒と異なり、社会人経験がなく自社のカラーに染めやすいという点が挙げられます。また、若年層ということもあり、しっかりと会社の文化や仕事のやり方を引き継いでくれるだろうという思いを持つ企業も多いです。
一方で、新卒採用は短期間に大量の応募者が現れます。そのためそれを裁く時間がかかってしまうのです。また、学歴のみでしか判断ができなかったり、短期間で合否を決定しなければいけなかったりと、ベストな採用が難しいこともあります。
そこで企業側は第二新卒という枠を設けます。そうすることで本来採用を行いたかった若手を採用できるチャンスができるからです。
企業が選考で第二新卒を評価するポイント・学歴の評価
企業側は第二新卒を採用するにあたって、「投資」のように考えているケースが多いです。
採用した上で企業側にどのくらいのリターンが返ってくるのか、簡単に言うとどのくらい成長して長期的な目線で会社に貢献してくれるのかという点を重要視しています。
また、育成にかかるコストをどれくらい抑えられるかという点についても考えているのです。
これらの具体的な内容については⑴〜⑶の観点にまとめて詳しく解説していきます。
観点(1)どれくらいの能力や成長力があるか
企業側は第二新卒を評価するポイントとして「能力」や「成長力」を確認します。
まずは社会人として仕事をするなかで持っているスキルだったり仕事に対しての考え方だったり、どのようなことを身につけてきたのかという点を確認します。
その際に、これまでどのようなことを学んできたのかというような信用力という部分を学歴で判断してしまう企業もあることが事実です。
観点(2)長期間会社に定着してくれるような、やる気や熱意はあるか
志望する企業への志望理由や転職理由は必ず聞かれる質問でもあります。それらの理由が会社とフィットしているかという点を重要視します。
もし万が一マッチしていないとせっかく採用しても、後に「合ってないから辞める」といったように短期間での退職が考えられるからです。志望理由で「やる気」や「熱意」を見ている会社もあるほどです。
さらに、応募者の性格が自分たちの会社メンバーと合っているかという点においてもしっかりと確認します。この点においても、入社したのちに「人間関係で悩み退職」ということを避けるため評価として非常に大切なポイントです。
観点(3)育成コストをどこまで圧縮できるか
上記で説明したように、第二新卒は3年以内の社会人経験があります。そのため新卒と比較し、名刺交換の方法だったり挨拶の仕方だったりといった一般的なビジネスマナーは身についています。
さらに、社内でのメールのやり取りなどのPCスキルだったり業務の進め方だったりといった仕事に対してのやり方も頭に入っていることが多いです。
そのため新卒のように一から全てを教えなくて済むので育成コストが下げられるのです。
学歴から考える、第二新卒の転職戦略
「学歴に不安がある」「学歴はあるほうだけれどどのように転職を進めていけば良いのか分からない」という方もいると思います。
そういった方のためにこの章では、学歴から転職の戦略を考えそれをまとめています。4つに絞って記載しているのでぜひじっくり読んでみてください。
学歴が挽回できるポジションは把握しておこう
第二新卒での転職活動を行う場合、学歴に自信がない人もいると思います。しかし、以下で説明するポジションは学力関係なく採用される可能性が高いケースが多いので、知っておくと転職活動が有利になります。
営業職の場合、実力が大切です。学歴があってもより多くの商品を売れたり顧客を持てたりしなければ意味がありません。要するにどれだけ売り上げが出せるかという点が最も重要視されるのです。そのためほとんどの場合、学歴は関係ないと言えます。
また、学歴よりも技術力が重視される、品質管理や生産技術といった技術職も狙い目です。
さらに中小企業の場合、やはり大企業と比較してしまうと知名度が低く応募者自体が少ない企業が多いです。そのため学歴フィルタはそこまでなく人柄での採用も多いと言われています。
まずはキャリアビジョン・仕事観の棚卸しから始める
第二新卒枠で応募する間は、入社後のポテンシャルが評価されます。とは言え、学歴がなく仕事の実績もそこまでないから、役に立てるのか心配するといった声もあるでしょう。
しかし、自分自身の中でキャリアビジョンや仕事観をしっかり持っていてそれを伝えられることでポテンシャルを評価してもらえるのです。
そのため、まずは5〜10年先のキャリアビジョンを明確にしてみてください。その上でどうして働くのかなどといった仕事観をしっかりと整理してみてください。
この部分は焦らずにゆっくりと考えることで後に明るい未来が見えてくるはずです。
第二新卒枠から中途採用枠になると、実績や業務経験が必要に
転職活動を行う際、当たり前ですが永遠に第二新卒枠で居られる訳ではありません。一定期間を過ぎると第二新卒から中途採用に変わります。
大学卒業後だと27歳、大学院卒業後だと29歳頃から中途採用枠で応募することになるでしょう。
その際注意したいことが、評価されるポイントが変わることです。
第二新卒の場合は学歴などからポテンシャルも評価されます。しかし中途採用枠だと実績や業務経験も評価されるようになるのです。採用にそれらもプラスされるのでより転職活動が難しくなるとも言い換えられます。
なるべく早く転職活動を始めるか、異動などで実績を積む努力を
上記までで説明したように、第二新卒の場合ポテンシャルが評価されます。そのため理想のキャリアを作りやすいのです。
第二新卒枠での転職期間は期間が限られています。そのためその期間でうまく利点を活かせるように早めに転職活動を始めることをおすすめします。
また、もしも就きたい仕事が決まっているならば異動などで実績を作る努力も並行して進めると良いでしょう。
第二新卒が、履歴書や職務経歴書で学歴をアピールする方法
第二新卒の転職活動では、履歴書と職務経歴書を作成します。
履歴書は新卒時の就職活動でも使用するので書き方を知っている人も多いかもしれません。では一体、職務経歴書にはどのような内容を記載すれば良いのでしょうか?また、履歴書は新卒時の就職活動と同じような記載の仕方で良いのでしょうか?
この章では書類を使用してのアピール方法や記載方法を詳しく解説していきます。
「履歴書」「職務経歴書」では何をアピールするか
第二新卒は新卒と比較し、社会人経験もあるのでビジネスマナーが身についているケースが多いです。とは言え、社会人としての経験は3年未満ということで経験自体は浅いため、どの企業の社風にも馴染みやすいのです。そのためそういった点がアピールできるポイントでもあります。
また、苦労をして就職活動をした後に、再度また苦労をして転職活動をするという点において、仕事に対しての熱意や意欲を伝えることもできるでしょう。
一見、マイナスに捉えられそうなところも言い方ひとつでアピールポイントになるのです。
履歴書のフォーマット、記載方法
履歴書は売っているもので良いのだろうか、どれを使用すれば良いのかと迷ってしまう方も多いでしょう。その際は、JIS(日本規格協会)が定めているものが標準的な履歴書でもあるので使用してみることをおすすめします。
転職サービスに登録することで履歴書、職務経歴書を記入するファイルを貰えるケースもあります。
JIS履歴書:https://www.mhlw.go.jp/www2/topics/topics/saiyo/dl/saiyo-07.pdf
また、履歴書の記載方法にはいくつか注意しなければいけない点があります。
1点目は書類(履歴書・職務経歴書)の書き方です。記載する際、手書きあるいはPC作成で悩む方もいるでしょう。一般的には履歴書は手書きで職務経歴書はPC作成と言われています。しかし、IT系はPCでの記載、紙媒体で求人を出している企業の場合は手書きが良いでしょう。
2点目は写真です。3ヶ月以内に撮った写真を使用し、裏面には名前を記載しておきましょう。また、スーツやオフィスカジュアルの服装で撮ったものを使用することをおすすめします。
3点目は学歴の記載です。よく誤って記載している人も多いのですが基本的に学歴欄は中学卒業後(義務教育後)から記載をして下さい。
第二新卒の転職で良くある失敗
第二新卒の場合、「よし!転職活動頑張るぞ」と意気込んでも、同じような理由で転職を失敗している人が多いのです。
この章では第二新卒の転職で良くある失敗を3つまとめて解説していきます。ぜひ今後の参考にしてみてください。
「採用する側の目線」で、自分のことを説明できない
転職活動には自己分析は必要不可欠です。自己分析と言っても、「採用する側」の視点をきちんと考えなければいけません。
採用する側は、現実的なキャリアビジョンになっているのか、活かせるスキルを持っているのかといったことをみています。
しかし第二新卒の場合、社会人経験が少なく未熟な人が多いです。その際、上記で述べたような採用する側の目線を持てず、ちぐはぐで違和感のある説明をしてしまうことがあるのです。
こういった状況は自己分析をしっかり行ったという人ほど陥りやすいので注意が必要です。
「同世代の中での自分の強み」を正しく理解できない
転職活動を行う際、自分自身の強みや弱みを分析することは非常に大切です。しかし、それらは同世代と比較した上での強みや弱みです。
30代や40代などといった中堅社員と比較しても意味はありません。「同世代で優秀な人はこういう人」「普通はこれくらい」という尺度を持っていないと、正しく強みや弱みを把握できないのです。
しかし、これは自分の周囲にいる人間にしか基準を持てないため難しいことでもあり、さらには自己流で分析した場合は転職活動に失敗してしまう可能性もあります。
自己分析の結果を「誰でも分かる言葉」に落とし込めない
実績や学歴、スキルなどをまとめ、そして自分自身の強みや弱みなどを含め自己分析を終えたとします。しかし深く自己分析をしても、その中身が他人に伝わらなければ意味がありません。
また、他者から見てどのように説明すれば良いかきちんと理解していないと、自分という人間を分かってもらうことは不可能です。
こういったことは第二新卒のように社会人経験が少ないと、誰にでも分かる言葉に落とし込むことは難しいかもしれません。
しかし、そういった悩みは転職エージェントに相談することで解決します。
第二新卒専門の転職エージェントに相談するのがオススメ
第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneoは、第二新卒や既卒、20代限定の若年僧向け転職支援サービスです。
プロの就活アドバイザーが在籍していて、ひとりひとりに適したキャリアプランニングのサポートしてくれます。また、ひとりでは難しい履歴書や職務経歴書の添削を行ってくれるほか、面接対策も行ってくれるので、転職活動に不安を抱える人も安心です。
また、内定後のフォローもばっちりです。入社日や給与の条件交渉など自分ではなかなか伝えにくい内容も全て対応してくれるのです。
さらに、紹介してくれる企業はエージェントが訪問した上でおすすめできる企業のみなのでそういった点でも信頼できます。
ハタラクティブ
カウンセリング実績が60,000人を超えるハタラクティブは内定率80パーセントを超える、第二新卒や20代のフリーター向け転職支援サービスです。
大きな特徴として未経験でも正社員就職が可能という点が挙げられます。一般的には「経験があった方が良い」という企業も多いですが、ハタラクティブの求人は人側を重視している企業が多いのです。そのため、「未経験だけれど挑戦したい」という人におすすめです。
また、実際に取材をしているということもあり、求人の詳細だったり職場の雰囲気だったりという面においても正しい情報を知った上で応募できる点も魅力のひとつです。
就職アドバイザーがしっかりとカウンセリングを行い、その人のペースで就職活動を進めてくれます。
第二の就活
第二の就活とは株式会社UZUZが運営する第二新卒やフリーター、既卒を中心に転職サポートを行っている人材紹介の会社です。
キャリアカウンセラーに個別でサポートしてもらえる方法とビジネスマナーやマインド研修などを行う集団でサポートしてもらえる方法があります。どちらも完全無料で、自身に適した方法を選択できる点が魅力と言えます。
また、東京・横浜・大阪にオフィスを構えていますが全国どこでも面談が可能です。テレビ電話でカウンセリングをしてもらえるので遠方に住んでいても利用ができます。
まとめ
第二新卒が学歴で失敗する理由のほか履歴書や転職のセオリーを詳しく解説していきましたが、いかがでしたでしょうか?
転職活動では学歴が関係してくる場合や、学歴や経歴などで評価されるケースも多いです。
しかし、第二新卒枠から中途採用枠になると、実績や業務経験がかなり重要になってきます。まずは自分がアピールできる点をきちんとまとめた上で、早めに転職活動をすることを推奨します。
とは言ってもこの記事を読んでいる人の中には第二新卒の転職活動中だけれども、「自分のアピールポイントが分からない」「学歴に自信もないしどうしたら良いか困っている」という方もいるでしょう。
そういった方はぜひ転職エージェントサービスの利用をおすすめします。履歴書や職務経歴書の書き方のほか面接対策などあらゆるサポートを行ってくれるのです。また、第二新卒向けのサービスもあるのでそういったところを利用することで、より自身に最適な企業を見つけられるでしょう。
この章のまとめ
- 学歴で転職失敗もあるけれど評価されるポイントもある
- 戦略をしっかり立てて「履歴書」や「職務経歴書」でしっかりアピールしよう
- 第二新卒の転職でよくある失敗も第二新卒向けの転職エージェントに相談すれば安心