こんにちは。転職パイセンを運営しているレイです。
転職活動をしている方、転職活動をしようとしている方の中には、第二新卒と中途採用どちらで応募したら良いのか分からないという方は多いのではないでしょうか?
もしかすると、そもそも第二新卒と中途採用という言葉すらあまり理解していないという方もいるかもしれません。
そこで今回は、第二新卒と中途の「違い」について分かりやすく解説していきます。また、それぞれにおいて転職のメリットデメリットなど転職を成功させる戦略なども合わせて説明していきます。
まずは本記事を確認してみてくださいね。
こんな方におすすめ!
第二新卒と中途採用についてを知りたい方
第二新卒と中途採用の長所と短所を知りたい方
第二新卒と中途採用の選び方を知りたい方
第二新卒と中途採用の転職活動の注意点を知りたい方
内容がとても多く、記事が長くなってしまいました。そのため、この記事の知っておいてもらいたいポイントを先に記載します。記事ではそのポイントについて詳しく触れているのでぜひ読んでみてくださいね。
先どり!この記事のポイント
1.第二新卒はポテンシャル、中途採用は即戦力に期待される
2.第二新卒は未経験の職に就きやすいが転職難易度が高い
3.中途採用は社会人経験をアピールできるが未経験の職に就きづらい
4.第二新卒枠・中途採用枠の選び方は3つの観点がある
5.転職活動の注意点は2つ
目次はこちらです。気になったところから読んでも大丈夫です。
目次はこちらです
転職には「第二新卒枠」と「中途採用枠」がある
見出しにもあるように、転職活動するにあたっていくつかの枠に分けられます。よくあるものが「第二新卒枠」「中途採用枠」です。
今転職を検討している人はまず、自分がどこの枠になるのかをきちんと理解しておく必要があります。
今回はこの2つの枠について定義やメリットデメリットを解説していきます。しっかりと読んでいって下さいね。
「第二新卒枠」「中途採用枠」とは何なのか?
「第二新卒枠」「中途採用枠」と伝えても、「私はこの枠に当てはまるわ」と理解できている人は意外に少ないと言えます。そもそもこの2種類の枠があることを知らない人も多いです。
そのためまずはこれらの定義から解説していきます。企業によって細かな部分が異なることがあります。しかし、下記のように定義されていることが一般的です。
第二新卒枠とは
一般的には学校を卒業してから3年以内に転職したり転職活動を行なったりしている人のことを指します。第二新卒として転職活動できる期間は新卒3年目までです。
既卒という言葉も似ているように感じますが、この場合は学校を卒業しその後、1度も会社に勤めていない人のことです。
既卒と第二新卒の違いとして、「社会人経験の有無」があげられます。
また、定義上の年齢制限はありませんが一般的には大学を卒業した人の場合は25歳前後、大学院を卒業した人は27歳前後と言われています。
関連記事:第二新卒は何歳まで?何年目まで?転職を考えたらすぐやるべき○○を解説
中途採用とは
中途採用とは1社以上の企業に就職した経験がある人のことを指します。新卒3年目までは第二新卒といい、それ以降は中途採用と言われることが多いです。
また、中途採用の場合は部署が決まっているケースがほとんどです。仮に第二新卒に該当するような場合でも、企業の規模が小さいと「第二新卒枠」はなく、中途採用または新卒枠で採用されることもあります。
それらについては転職活動する際、募集要項の確認をしてみてください。
【企業視点】「第二新卒枠」「中途採用枠」で求める人材とは?
転職活動を成功させるためには企業側からの視点を知ることが大切です。しかし注意しなければいけないのが、第二新卒枠と中途採用枠で求められていることが異なるという点です。
当たり前ですが求められることによって転職活動への対策も変わってきます。そのため、まずはそれぞれの枠で何を求められているのかを知りましょう。
第二新卒枠で求める人材とは
企業側が第二新卒枠で求める人材は、ポテンシャルに期待していることが多いです。これは新卒採用に近いと言えます。
第二新卒者は、上記で説明したように3年以内に会社を退職しています。そのためまだまだ年齢的にも若く、これからに期待されるのです。また、前職のカラーに染まっていないということもあり入社しても自社に馴染みやすいと思う企業もあると言われています。
しかし、社会人経験についても見ているが故、早期の退職理由を気にされるケースがあるため事前にそういった理由等をしっかりとまとめておくことが転職成功の鍵になるとも言えるでしょう。
中途採用枠で求める人材とは
中途採用枠は第二新卒と異なり、社会人としてさまざまな経験やスキルを持っていると判断されるので即戦力として期待していることが多いです。
とは言っても稀に、今までの努力や実績などを評価され未経験のポテンシャル採用というケースもあります。
いずれにしても社会人経験は重視されるというところが大きな違いとも言えます。
また、新卒や第二新卒と比較しロイヤリティや素直さ・吸収力などの成長性が期待しづらいと思われてしまう場合もあるということを理解しておきましょう。
「第二新卒枠」「中途採用枠」の長所と短所は?
第二新卒枠と中途採用枠にはメリットだけではなくそれぞれにデメリットもあります。だからと言って落ち込む必要はありません。そのデメリットにきちんと対策することで対応できるからです。
この章ではそれぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
第二新卒枠に応募するメリット・デメリット
第二新卒枠で応募した場合のメリットとデメリットをまとめて説明していきます。
第二新卒で転職活動を検討している方や実際に転職活動している方はこれらを踏まえた上で対策することをおすすめします。
第二新卒で転職するメリット
第二新卒枠で転職している場合、社会人経験が3年以内で短いという理由もあり、未経験の職種に就きやすいところがメリットとして挙げられます。
第二新卒枠で求める人材でも説明したように年齢的に若いこともあり企業側からはポテンシャルで評価されるからです。そのため「この仕事に興味がある」「やってみたい」といった前向きな理由で早期からキャリアチェンジが経験できるのです。
何か他の職種に興味を持っていたり挑戦してみたいと思っていたりする方は第二新卒のうちにキャリアチェンジしてみても良いかもしれません。
第二新卒で転職するデメリット
経験が浅いことがメリットとなるケースもありますが、やはりそれが転職難易度が高いというデメリットになるケースも考えられます。
社会人経験が浅いことでスキルや経験などのアピールポイントがなかなか見つからず職務経歴書や面接などでうまく伝えられない可能性があります。また、企業側からは「入社してもまたすぐに退職してしまうのではないか」と懸念されることも考えられます。
さらに転職においては転職市場を理解することが不可欠になってきますが、経験が無く理解が不足することもあるでしょう。
中途採用枠に応募するメリット・デメリット
中途採用枠で応募した場合のメリットとデメリットをまとめて説明していきます。
中途採用枠で転職活動を検討している方や実際に転職活動している方はこれらを踏まえた上で対策することをおすすめします。
中途で転職するメリット
中途採用枠で転職を行う場合、社会人としての経験が第二新卒より長くそれをアピールできる点がメリットと言えるでしょう。
また、前職と同じような職種に就くことが多いため今までの経験や実績、スキルなどを生かしつつ年収アップやキャリアアップが望みやすいのです。
第二新卒と比較してみても、即戦力として期待されるため前職までのスキルなどを生かしたいという方は、さまざまなことを身に付けた上で転職活動してみても良いでしょう。
中途で転職するデメリット
中途採用の場合、新卒や第二新卒よりも年齢が上がってしまっているため、未経験の職種に就きづらいという点が最大のデメリットと言えます。
そのため「新しい職種に就いてみたい」「気になる職種がある」と思って転職活動を行ったとしてもなかなか見つからず、結局うまくいかないといったこともあるでしょう。
しかし、実際はポテンシャルで判断している企業もあるので募集要項を見たりプロの力を頼ったりして探してみても良いです。
「第二新卒枠」「中途採用枠」の選び方
「第二新卒枠はこのように転職先を選んで下さい」「中途採用枠の転職先はこう選ぶと良いです」といったように選び方は一概に言えないということが事実です。
そのため下記で説明する「転職理由」「スキル・経験」「マッチする転職先」などといったいくつかの観点から考えていく必要があるのです。
詳しく解説していきます。
なぜ転職するのか
今、これを読んでいるあなたはなぜ転職を希望しているのでしょうか?「残業時間が長い」「給料が安い」「上司と性格が合わない」「スキルアップしたい」など人それぞれの理由があると思います。
しかし、その理由によっては早くに転職した方が良いケースと現職でもう少し力をつけた方が良いケースが考えられます。
もちろん、精神的にきつかったり人間関係が原因で行きにくかったりする場合は無理に頑張りすぎる必要はありません。
とは言え自分自身でそれを判断することが難しいのでプロのキャリアアドバイザーに見てもらうと良いでしょう。
関連記事:第二新卒の転職理由(退職理由)ランキング!転職するか迷うあなたに【例文つき】
スキル・経験があるか・得られるか
上記で説明したように、転職理由は人それぞれです。しかし、キャリアチェンジするにあたって転職時に力が足りず希望する職種に内定を貰いにくいといったこともあります。
そのため希望する求人に対して、必要なスキルや経験を既に持っているのかを確認する必要があります。もし万が一、それらが足りていない場合、現職でもう少し働いていれば得られるかなども確認してみてください。
スキルや経験が短期間で身に付くものではありません。そのため、そのような観点から企業を選択していくことも大切です。
マッチする転職先があるか
なぜ転職するのか、スキルや経験などを明確にしたら、希望する求人が第二新卒枠または中途枠としてあるのかどうかを確認しましょう。
行きたい企業が見つかり受けてみようと思っても求人の中には「新卒のみ」「中途のみ」などターゲット層が決まっていて、受けられないといったことも考えられるのです。
また、転職業界にはトレンドがあります。そのためタイミングが重要なのです。このようなトレンドやタイミングについては自己分析同様に自分の力のみで知ることはなかなか難しいです。そのため転職のプロと呼ばれる人に力を借りることをおすすめします。
転職のプロのついて本記事の下部で説明していきますので、ぜひ目を通してみて下さい。
「第二新卒枠」「中途採用枠」の転職活動の注意点
転職活動を行う際は、前もってきちんと準備しておく必要があります。今の会社に何らかの不満がありすぐにでも転職したい方も、不満があるけれどキャリアチェンジに少し躊躇いがある方も、今から準備をスタートさせることをおすすめします。
「転職活動=今すぐ転職」と勘違いをしてしまう方も多いのですが、全てがそうとは限りません。転職活動を行うことで、さまざまな業界だったり会社だったりを見られます。要するに、転職市場を理解できます。
知った段階でそれらを考慮し、「自分にはどういったスキルが足りない」「どのようなスキルを身につけたら良いのか」を理解し、現職での実績を積み転職活動を行うことも可能なのです。
早くから自己分析を
第二新卒の転職においても中途採用の転職においても早めに自己分析を行っておきましょう。
自己分析は第一に「自分を正しく掘り下げること」が重要です。自分の強みや弱みを知ったところから始まります。そうすることで適した職が見つかることも多いのです。
また、「企業の立場に立って、欲しいと思うような人材を掘り下げること」も大切です。
この2つを意識しなければいけないのに、どちらかを意識できていない時にはどちらも意識できずに自己分析を行っている人が転職者の中には多くいます。
自己分析にはどちらも同じくらい重要な点なので、2つのステップを意識して自己分析を行いましょう。
このような内容は数時間で終わることではありません。時間をかけてじっくり自分と向き合うことで分かってくることでもあります。
詳しい自己分析の方法については関連記事をご覧ください。
広い視点で企業探しを
上記のように自己分析を早くから行い、見えてきたらいよいよそれを元に自分自身とマッチする企業探しがスタートします。
ここで注意しなければならないポイントがあります。それは、ひとつの考えに固執してしまうことです。
早い段階で「この企業が良いからここしか受けない」といった人もいるのですが、非常にもったいありません。確かに希望しているその企業を受けてみるのも良いでしょう。しかし、世の中には数多くの会社が存在します。そのため、幅広い視点で企業探しをしてみることで、もしかするとその希望する企業が自分に合っていなかったりもっと良い条件で似たような職種があったりするかもしれません。
とはいっても多くの企業が存在するからこそ、そこから自分の力だけで適した企業を見つけ出すことは難しいことでもあります。
第二新卒向けの転職エージェントがおすすめ
転職活動においては、自身の今までの経験を職務経歴書にまとめたり面接で聞かれる質問内容を考えたりとさまざまな点から見ても初めての転職は非常に難易度が高いです。そのため一人で全てを行おうと頑張っても、「時間が足りない」「うまく書けない、思いつかない」などといった理由から転職に失敗してしまう可能性も考えられます。
そういったことを避けるためにも、自己分析から書類作成、面接対策など一連の流れをエージェントにサポートしてもらいましょう。彼らは転職のプロでもあるので徹底的にサポートしてくれます。
しかし、エージェントであえば誰でも良い訳ではありません。第二新卒の場合は、第二新卒向けのエージェントが良いのです。
第二新卒専門のエージェントに相談
上記でも軽く触れたように第二新卒の場合は、第二新卒向けのエージェントを利用してみてください。
確かに多くのエージェントは書類添削や面接対策などのサポートを行ってくれます。しかし、サービスには特徴があり「中途採用向け」「30代向け」など支援のターゲットが異なるのです。自分の枠と異なると、紹介してもらえる企業が的外れとなって、結果的に転職活動が失敗に終わってしまうことも考えられます。
以下で紹介する「第二新卒エージェントneo」「ハタラクティブ」「第二の就活」は第二新卒向けのエージェントで、そのような人に適した企業を紹介してくれます。とは言え、サービスの内容も異なるのでぜひ、読んでみて下さい。
第二新卒エージェントneo
株式会社ネオキャリアが提供している第二新卒エージェントneoは、第二新卒や既卒、フリーターなど若年層をターゲットとした就職や転職を支援するサービスです。20代を限定としプロのキャリアアドバイザーがあらゆる面からサポートしてくれます。30秒で登録できるので利用も簡単です。
就職・転職活動において難題でもある履歴書や職務経歴書などの書類添削や面接対策も対応してくれるので安心して挑めます。
また、内定後も入社日や条件の交渉などアフターフォローもしっかりと行ってくれるためそういった点も魅力です。
ハタラクティブ
ハタラクティブはカウンセリング実績が60,000人の正社員就職支援サポートサービスです。利用者の約80%が企業からの内定をもらい、キャリアチェンジを成功させています。
求人は職場の雰囲気や詳細情報などを取材し、それを元に紹介やおすすめしてくれるので納得した上で選定できるところが特徴とも言えます。さらに、20代の若手を採用し長期的に育てたいといった経歴よりも人柄を重視している企業も多いです。
登録後は就活アドバイザーが直接会ったり、LINEビデオ面談だったりでカウンセリングを行ってくれ、ひとりひとりのペースで転職活動や就職活動を進めてくれるので安心して任せられるでしょう。
第二の就活
第二の就活は株式会社UZUZが運営している20代の第二新卒、既卒、フリーター向けの就職・転職サイトです。正しい情報を分かりやすく伝えてくれることもあり、「就活=不安・やりたくない」と感じている方に対して特におすすめのサービスとも言えます。
また就活のサポートはキャリアカウンセラーがマンツーマンでサポートしてくれ、総カウンセリング時間が20時間を超える個別サポートや、ビジネスマナーだったりマインド研修だったりさまざまな講座が無料で受けられる集団サポートなど、個々に適したものを選択できます。
東京、横浜、大阪にオフィスを構えていますが全国どこでも面談が可能なので地方に住んでいる方でも利用ができるところも嬉しいポイントです。
まとめ
今回は第二新卒と中途採用の違い、また転職を成功させる戦略について詳しく解説していきました。いかがでしたでしょうか?
そもそも、企業によって第二新卒枠で求める人材と中途採用枠で求める人材の種類が異なります。そのため自分がどこの枠で転職するのかという点を誤ってしまうことで、転職活動自体が失敗に終わってしまうことも考えられるのです。まずは本記事を参考に、第二新卒なのか中途なのかをきちんと理解することが大切です。
その上で、転職エージェントを利用し、自己分析だったり企業探しだったりを行いましょう。
この章のまとめ
- 転職には「第二新卒枠」と「中途採用枠」がある
- 第二新卒枠と中途採用枠にはそれぞれメリットとデメリットがある
- 第二新卒枠と中途採用枠の選び方は一概に言えないので3つの観点から見ると良い
- 第二新卒向けの転職エージェントの利用がおすすめ